2012年05月31日

新・別巡検(ピョルスンゴム)


別巡検別巡検(ピョルスンゴム)というのは、朝鮮王朝末期の警察に相当する警務庁に置かれていた科学捜査隊のことであった。最近のテレビドラマでお馴染みの警察の科捜研のような任務を果たしていた。警務庁というのは、1895年に実施された近代化のための甲午改革によって新設された今日の警察庁のような機関。ドラマ「茶母」(日本語題「チェオクの剣」)などでお馴染みの左右の捕盗庁(ポドチョン)が廃止になり、それに代わって設置された。警務庁で働く警察官に相当するのが、巡検たち。その中でも特殊任務を負って私服刑事のような仕事をした人たちを別巡検と呼んだ。



ドラマ「別巡検」は、2007年10月にスタートしたシーズン1から2010年9月開始のシーズン3までMBCで断続的に放送されてきた。中でもシーズン1は秀作といわれ、主要登場人物7人は忘れがたいキャラクターとしていつまでも人々の記憶に残り続けている。特に第1話と第15-16話が見ものであった。

第1話は、百丁(ペッチョン)身分の父親が、生まれて間もなく寺に捨てた娘が、上流階級の両班家に拾われてお嬢様として成長する姿を家僕として身近で見守り続けてきたが、そんな実娘と、自分が育ててきた百丁青年が懇意にしていることを知るや、せっかく良家の閨秀に納まっていた娘の幸せを願うあまり、息子のような青年を殺害しなければならなかった父親の苦渋に満ちた選択を描いたストーリーであった。人間の本性をいかんなく描き切った作品であった。

第15-16話は、朝鮮王朝後期に人気職業の一つになっていた伝奇手の一人が何者かによって残酷な方法で殺害された事件を別巡検の隊員たちが捜査し、犯人を突き止めていく。その過程で伝奇手というのは、人々に物語を読み聞かせて人気を得ては、舌先三寸で財を築き、権力を握ることが出来る仕事であることが分かり、その地位を維持するために他人の不幸を踏みにじることもあるという真相が明かされていく。両性具有の若者の秘密を本にして作家に転身しようとした伝奇手が自ら招いた死ともいえる。伝奇手たちの人気取り競争の挿入シーンが目を見張るほどに傑作であった。

主要配役

リュウ・スンニョン: 別巡検を取り仕切る警務官カン・スンジョ
パク・ヒョジュ: 別巡検に配属された奴婢の茶母(タモ)ヨジン
オン・ジュワン: 巡検の一人キム・ガンウ
アン・ネサン: 巡検のペ・ボックン。強烈な慶尚道訛りの好人物
キム・ムヨル: 資料分析員オドク
ハ・ジェスク: シニア資料分析員ヌングム
イ・イリョン: 死体解剖担当ユ・チギョン

演出: イ・スンヨン、キム・ビョンス

脚本: チョン・ユンジョン、ファン・ヘリョン、ヤン・ジナ
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2012年01月21日

武神


武神ユネスコの世界文化遺産に指定されている海印寺所蔵の国宝「八万大蔵経」制作1000周年を迎える今年、MBCテレビがこれを記念して2月から放送予定している歴史ドラマである。MBCは特別許可を得て、本物の八万大蔵経の撮影をすでに終えており、放送期間中にテレビ画面に映し出すという。
ドラマの舞台は13世紀の高麗時代で、武人政権末期である。60年にわたる崔氏幕府体制を崩壊させ、権力者の座に上り詰めた奴婢出身の金俊(キム・ジュン。金仁俊とも言う)の一代記を描く。
クビライ元帝国の侵略に最後まで抵抗した三別抄(サムビョルチョ)という武装勢力の活動と壊滅までも描かれる。また、蒙古の侵略から護国を祈祷する八万大蔵経の制作過程も挿入される。

脚本は、「龍の涙」、「野人時代」などを書いた実力派のイ・ファンギョンが担当する。
演出は、「犬と狼の時間」、「ロード・ナンバーワン」などを作ったキム・ジンミンPD

主人公の金俊を、久しぶりにお茶の間に戻ってくるキム・ジュヒョク(テロワール、プラハの恋人)が演じる。彼の父親は時代劇の名優であった故キム・ムセン。初めての歴史ドラマ出演で、父親の在りし日の姿を思い起こさせてくれることを期待する。
ヒロインで、金俊の主君チェ・ウの娘ソンイを、本名キム・ミンソンから芸名を改めたキム・ギュリが演じる。久しぶりのテレビ出演となる。

出演者たち

キム・ジュヒョク:  金俊(キム・ジュン)
キム・ギュリ:  ソンイ(チェ・ウの娘)
チョン・ボソク:  チェ・ウ(金俊の二代目主君で、モンゴルの侵略に立ち向かって戦った権力者。八万大蔵経の制作のために莫大な私財を投じた)
ホン・アルム:  ウォラ(金俊の初恋)
パク・サンミン:  チェ・ヤンベク(賎民の出であるが、実力で武将に出世する。金俊に敵対する勢力となる)
チュ・ヒョン:  崔忠献(チェ・チュンホン)(チェ・ウの父親で、金俊の初代主君。60年の崔氏武臣政権を樹立した)
ペ・ドビン:  チェ・ハン(チェ・ウの息子で、金俊の三代目主君)
キム・ソラ:  鄭夫人(チェ・ウの夫人で、ソンイの母親)
イ・スンヒョ:  高宗(高麗国王)
キム・ハウン:  チュンシム(チェ・ヤンベクに片思いする女性)

日本の武家政権と高麗の武臣政権

日本と朝鮮半島でほぼ同じ時期に武士政権が生まれている。日本の場合、1159年の平治の乱を制圧した平清盛が武士の第一人者となり、朝廷の軍事力・警察力を掌握した後、列島初めての武家政権を樹立した。その後、武士の世が明治維新までの約700年にわたって続いてきた。
一方、朝鮮半島では1170年に武臣たちがクーデタを起こし、当時の文臣多数と国王を殺害して武臣政権を樹立した。両国共に貴族に虐げられてきた武士または武人たちの不満が爆発して、貴族社会を打破し、自分たちの天下を切り開いている。武士は王と貴族たちの犬としか思われていなかった。高麗の武臣たちは、科挙に合格しなくてもなれたので、将軍の中にも文字の読めない者がいたほどである。そのために、教養を身に着けた文官や宦官たちさえ武人を蔑み、見下し、こき使った。怒り心頭に発した武将たちは、寺社巡りをする国王と貴族たちに対してクーデタを画策し、主要な文官貴族たちを惨殺した。権力を掌握した武人の指導者たちは、武人階級意識に乏しく、武の天下人になるという考えが最初からなかった。権力を握るや横暴を極め、権力闘争に明け暮れ、隙あらば前任者を殺して次の権力者になろうとするだけの下剋上の世界であった。そんな混乱を制して日本の幕府のような統治機構を作った崔忠献が、その後四代60余年にわたる武臣政権を樹立し、一応世を安定させた。しかし、四代目で部下の反乱にあい、滅亡した。この四代目を殺害して権力を掌握したのが、金俊である。彼も8年間政権の座にあったが、林衍(イム・ヨン)に暗殺されてしまう。イム・ヨンも2年後に憤死し、息子の林惟茂(イム・ユム)も1年もせずに暗殺され、1270年に完全に武臣政権の時代の幕が下ろされてしまった。100年の武人時代であった。その後、朝鮮半島には二度と武人政権は生まれなかった。 平氏以降の源頼朝や北条氏のように武士の秩序を確立し、天下を動かすという指導者が出てこなかったためである。

金俊(?〜1268)

最初の名は金仁俊(キム・インジュン)といった。父親が崔忠献の奴婢であったため、彼も崔家の奴婢として育った。体力に恵まれ、弓の名手に成長した金俊は、二代目のチェ・ウにその実力が認められ、武官に取り立てられた。その後も著しく出世街道を駆け上がっていった。チェ・ハンの三代目就任の後押しをした功績により、主君の右腕にまで出世したが、四代目のチェ・ウィには疎んじられるようになった。仲間と共に主君を殺し、崔氏武臣政権を倒して100年ぶりに主権を国王に返還した。この功により将軍に任命され、衛社功臣に列せられた。蒙古の襲来が始まると徹底抗戦を主張し、蒙古に服従しようとする国王を除去しようとしたが、国王側に寝返った部下の林衍たちによって暗殺された。

三別抄(サムビョルチョ)

クビライの蒙古が高麗に侵攻してくると、それに対抗するために武臣政権が組織した武装勢力。元々はチェ・ウが国の治安維持のために夜警として組織した夜別抄という私兵であったが、やがて官軍に組み入れられ、三つの軍隊組織からなる三別抄と称された。蒙古が来襲すると徹底抗戦を唱えた。蒙古に従おうとする国王ら親蒙古朝廷に対して珍島を拠点に乱を起こしたが、蒙古・高麗連合軍の力に押されて済州島に撤退し、そこで壊滅した。一説にはその残党の一部が琉球王国にまで逃れたという。また、三別抄の抵抗が、蒙古の日本侵攻に大きな支障をきたし、結果的に鎌倉の北条政権を助けたことになる。チェ・ウの部下であった金俊も三別抄の組織に指導的な役割を果たした。ドラマの中でその時の様子が詳細に描かれる。

八万大蔵経

クビライの蒙古が侵略を開始すると、時の武臣政権の権力者チェ・ウは国王や貴族たちを引き連れて開京(ケギョン=今日の開城)から江華島(カンファド)への遷都を敢行した。蒙古を追い払い、護国を祈願するために八万大蔵経の制作を計画し、そのために莫大な私財を投じた。経文印刷のために大量の木彫原版が長い年月を要して制作された。完成した時、三別抄は最早存在せず、高麗は蒙古の属国に転落していた。八万大蔵経が分散紛失の危機にさらされるが、最終的に海印寺に保管されることになり、現在は国宝となり、ユネスコの世界文化遺産にも指定されている。


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2012年01月05日

太陽を抱く月


太陽を抱く月1月4日からMBC テレビで放送開始した20話連続時代劇。時代は朝鮮王朝前期で、国王を始め主人公たちは架空の人物で設定されている。
後に国王となる王太子の初恋とその時代の若者たちの純愛譜を描いた物語である。「成均館スキャンダル」の原作者チョン・ウングォルのベスト・セラー小説をドラマ化し、朝鮮時代の仮想の王と巫女の愛を描いた歴史ロマンス物語(ファンタジー・ロマンス史劇)。
主人公の国王イ・フォンを、KBSの「ドリーム・ハイ」で一躍スターダムにのし上がったキム・スヒョンが演じる。ヒロインのホ・ヨヌと巫女ウォルにハン・ガインが扮する。主役二人の子供時代を演じるのは、名子役で定評があり、演技大賞の子役演技賞を受賞しているヨ・ジング(イ・フォン)とキム・ユジョン(ホ・ヨヌ)。

演出:  キム・ドフンPD
脚本:  チン・スワン

配役

ハン・ガイン:  ホ・ヨヌ(許煙雨) + 巫女ウォル(月)(王太子妃に選ばれたホ・ヨヌは予期せぬ事件に巻き込まれて巫女として生きていくことになる数奇な運命の女人)
キム・ユジョン:  少女ホ・ヨヌ
キム・スヒョン:  国王イ・フォン
ヨ・ジング:  少年イ・フォン
チョン・イル: 陽明君(ヤンミョングン)= イ・フォンの異腹兄
ナム・ボラ: イ・フォンの妹ミンファ公主(王女)
キム・ヨンエ: イ・フォンの祖母尹(ユン)大王大妃
キム・ミンソ:  ユン・ボギョン(尹宝鏡)(王妃でイ・フォンの正妃。大臣ユン・デヒョンの娘)
ユン・スンア:  ソル(雪)(ホ家の奴婢で、ヨヌの護衛剣客)
ソン・ジェヒ: ホ・ヨム(許炎)(ヨヌの兄でイ・フォンの師匠)
ソヌ・ジェドク:  ホ・ヨンジェ(ヨヌとヨムの父。弘文館の大堤学)
ヤン・ミギョン:  申氏(ヨヌとヨムの母)
ソン・ジェリム:  ウン(雲)(本名はキム・ジェウン。イ・フォンの最側近護衛武士)
アン・ネサン:  成祖大王(イ・フォンの父王)
キム・ソンギョン:  大妃韓氏(イ・フォンの母)
キム・ウンス:  ユン・デヒョン(ボギョンの父親。大臣)

あらすじ

王太子妃に選ばれたが、予期せぬ事件に巻き込まれて巫女となる奇遇な運命を生きていくヨヌと国王イ・フォンの切ない愛の物語。ヨヌの失われた記憶をたどる過程で彼女をめぐる三人の男性との運命的な出会いと愛がドラマチックに描かれる。

王太子妃殺害事件の謎

8年前に死んだはずの王太子妃ヨヌが巫女ウォルとなって現れる。王イ・フォンは何かの啓示を受けたかのように突然、8年前のホ・ヨヌの死に疑問を抱く。部下に指示して事件の追跡を始める。王太子妃殺害事件の真相と実態が徐々に明かされていく過程が興味津々に描き出される。


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2012年01月03日

2011 KBS演技大賞


2011 KBS演技大賞12月31日、ヨイドにあるKBS TV公開ホールにて2011年度のドラマ総決算となる演技大賞授賞式が開催された。同時間帯のSBS演技大賞と競合した。
総合司会は、チョン・ヒョンム、ハン・ヘジン、チュ・ウォンの三人が務めた。
KBSの演技大賞が一番豪華な雰囲気で、出席者の顔ぶれも多彩で賑やかであった。進行の構成もショーを見せるという点に力を入れ、これこそが祭典であると思わせた。
KBS一年のドラマを振り返ると、話題作が続々と放送され、ドラマ王国の地位を確立した感があった。2011年の大賞に選ばれたのは、「ブレーン」の主人公を演じたシン・ハギュン。地味な俳優という感があるが、演技力が評価されての受賞と思われる。

受賞した人たちと作品

大賞  シン・ハギュン(ブレーン)

最優秀演技賞
男子  パク・シフ(王女の男=王女と公子)
女子  ムン・チェウォン(王女の男=王女と公子)

優秀演技賞
毎日連続劇部門
男子  チ・チャンウク(笑え、トンヘよ)
女子  ト・ジウォン(笑え、トンヘよ)

ミニシリーズ部門
男子  チョン・ジニョン(ブレーン)、 チェ・ダニエル(童顔美人)
女子  チャン・ナラ(童顔美人)

中編ドラマ部門
男子  チョン・ジョンミョン(栄光の才人)
女子  パク・ミニョン(栄光の才人)、 ホン・スヒョン(王女の男)

長編ドラマ部門
男子  イ・テゴン(広開土太王)
女子  キム・ジャオク(オジャッキョの兄弟たち)

助演賞
男子  チョン・ウンイン(オジャッキョの兄弟たち、近肖古王)
女子  パク・チョンア(笑え、トンヘよ/あなただけよ)、 イ・ユンジ(ドリーム・ハイ、ターミナル)

新人演技賞
男子  キム・スヒョン(ドリーム・ハイ)、 イ・ジャンウ(笑え、トンヘよ/栄光の才人)、 チュ・ウォン(オジャッキョの兄弟たち)
女子  ペ・スジ(ドリーム・ハイ)、 ユイ(オジャッキョの兄弟たち)

青少年演技賞
男子  パク・ヒゴン(オジャッキョの兄弟たち)
女子  キム・ファニ(愛を信じます、あなただけよ)

連作・単幕劇賞
男子  チェ・スジョン(息子のために)、イ・ヒジュン(完璧なスパイ、キューピット・ファクトリー)
女子  ハン・ウンジョン(400年の夢)、 ユジン(和平王女の体重減量士)

作家賞  イ・ジョンソン(オジャッキョの兄弟たち)

人気賞
男子  パク・シフ(王女の男)、 キム・スヒョン(ドリーム・ハイ)
女子  ムン・チェウォン(王女の男)、 ハン・ヘジン(荊の鳥)

ネットシチズン賞  シン・ハギュン(ブレーン)、 チェ・ジョンウォン(ブレーン)

ベスト・カップル賞
パク・シフ+ムン・チェウォン(王女の男)
リュ・スヨン+チェ・ジョンユン(オジャッキョの兄弟たち)
キム・スヒョン+ペ・スジ(ドリーム・ハイ)
イ・ミウ+ホン・スヒョン(王女の男)
シン・ハギュン+チェ・ジョンウォン(ブレーン)
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2012年01月02日

2011 SBS演技大賞


2011 SBS演技大賞12月31日、ソウル市内のSBS公開ホールにおいて今年のドラマを締めくくる演技大賞が執り行われた。今回の総合司会に選ばれたのは、ドラマ「ボスを守れ」で活躍の著しかったチソンとチェ・ガンヒであった。チェ・ガンヒは複数の受賞をし、MBCでのコン・ヒョジンのように「年の顔」となった。授賞式の雰囲気は、MBCに比べると多彩な参加者たちの顔ぶれにより華やかさがあり、式進行の構成が祭典らしさを演出していた。
SBSドラマの代表格は、最優秀作品賞に選ばれた話題の時代劇「根の深い木」で、それぞれ力量の大きい演出と作家がぴったりと息が合い、名品のドラマを作り出した。主演のハン・ソッキュが名君と呼ばれる世宗大王の地を這うような人間的な一面を演じて大賞に選ばれた。



受賞した人たちと作品


大賞  ハン・ソッキュ(根の深い木)

最優秀演技賞
週末・連続劇部門
男子  イ・ドンウク(女人の香り)
女子  キム・ソナ(女人の香り)

特別企画部門
男子  チャン・ヒョク(マイダス)、キム・レウォン(千日の約束)
女子  スエ(千日の約束)

ドラマ・スペシャル部門
男子  チソン(ボスを守れ)、 イ・ミノ(シティハンター)
女子  チェ・ガンヒ(ボスを守れ)

最優秀作品賞  根の深い木

プロデューサー賞
男子  ソン・ジュンギ(根の深い木)
女子  イ・ヨウォン(49日)

優秀演技賞
週末・連続劇部門
男子  オム・ギジュン(女人の香り)
女子  イ・ソヨン(私の愛、私の傍に)

特別企画部門
男子  チョン・グワンニョル(武士ペク・トンス)
女子  ユン・ソイ(武士ペク・トンス)

ドラマ・スペシャル部門
男子  チョン・ギョウン(サイン)
女子  シン・セギョン(根の深い木)

ネットシティズン最高人気賞  イ・ミノ(シティハンター)、チェ・ガンヒ(ボスを守れ)

10大スター賞
チェ・ガンヒ(ボスを守れ)、 イ・ミノ(シティハンター)
イ・ヨウォン(49日)、 キム・レウォン(千日の約束)
キム・ソナ(女人の香り)、 チャン・ヒョク(マイダス、根の深い木)
スエ(千日の約束)、 チソン(ボスを守れ)
ハン・ソッキュ(根の深い木)、 イ・ドンウク(女人の香り)

ベスト・カップル賞  チソン+チェ・ガンヒ(ボスを守れ)

功労賞  キム・ヨンオク(ボスを守れ):  50年にわたる数々のドラマに出演した功績を称えて

特別演技賞
週末・連続劇部門
男子  チン・テヒョン(南瓜の花の純情)
女子  キム・ヘオク(女人の香り)

特別企画部門
男子  ユン・ジェムン(マイダス)
女子  イ・ミスク(千日の約束)

ドラマ・スペシャル部門
男子  パク・ヨンギュ(ボスを守れ)
女子  ソン・オクスク(根の深い木)

ニュースター賞
チン・セヨン(私の娘コンニミ)、 キム・ジェジュン(ボスを守れ)、 チ・チャンウク(武士ペク・トンス)、 イ・ジェユン(私の愛、私の傍に)、 ソン・フン(新妓生伝)
ク・ハラ(シティハンター)、 ワン・ジヘ(ボスを守れ)、 ソ・ヒョリム(女人の香り)、
チョン・ユミ(千日の約束)、 イム・スヒャン(新妓生伝)、 シン・ヒョンビン(武士ペク・トンス) 


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2012年01月01日

2011 MBCドラマ大賞


2011 MBCドラマ大賞12月30日、イルサンにあるMBCドリーム・センターにて2011年度のドラマ総決算となる大賞授賞式が行われた。去年までの「演技大賞」を改めて「ドラマ大賞」として新たな出発を期したが、いざ式典の幕が開き、進行状況を見ていくと、これまでの大賞授賞式とあまり変わるところがなかった。従来の型にはまりすぎて視聴者に見せて楽しませるというエンターテインメント性が欠如している。また、授賞式に出席したドラマ出演者たちの顔ぶれに多彩さ、華やかさが他局に比べると足りないようである。そのためか雰囲気に盛り上がりが見られなかった。演技大賞では演技者個人が大賞に選ばれたが、ドラマ大賞となってからは「今年のドラマ」という作品に大賞が与えられる。
今回の総合司会を務めたのは、俳優のチョン・ジュノとイ・ハニの二人。
今年のドラマ候補にあがった「私の心が聞こえるか」、「ロイヤル・ファミリー」、「キラキラ輝く」、「不屈の嫁」、「最高の愛」の五作品の中から「最高の愛」が「今年のドラマ賞」に選ばれた。

受賞者たちと作品

今年のドラマ賞  「最高の愛」

最優秀賞
連続劇部門
女子  シン・エラ(不屈の嫁)、キム・ヒョンジュ(キラキラ輝く)
男子  キム・ソックン(キラキラ輝く)

ミニシリーズ部門
女子  コン・ヒョジン(最高の愛)
男子  チャ・スンウォン(最高の愛)

優秀賞
連続劇部門
女子  イ・ユリ(キラキラ輝く)
男子  チ・ヒョヌ(千回の口づけ)

ミニシリーズ部門
女子  イ・ボヨン(愛情万々歳)、ファン・ジョンウム(私の心が聞こえるか)
男子  キム・ジェウォン(私の心が聞こえるか)

黄金の演技賞
連続劇部門  チャ・ファヨン(千回の口づけ)、キル・ヨンウ(キラキラ輝く)

ミニシリーズ部門  ペ・ジョンオク(愛情万々歳)、チョン・ボソク(私の心が聞こえるか/暴風の恋人)

新人賞
ミニシリーズ部門
男子  パク・ユチョン(ミス・リプリー)、イ・ギグワン(マイ・プリンセス)
女子  ソ・ヒョンジン(チャクペ=相棒)、ヒョミン(階伯)

連続劇部門
男子  パク・ユンジェ(不屈の嫁)
女子  イ・ハニ(不屈の嫁)

今年の作家賞
連続劇部門  ペ・ユミ(キラキラ輝く)
ミニシリーズ部門  ホン・ジョンウン、ホン・ミラン(最高の愛)

外国映画吹き替え声優賞  パク・ソニョン(CSI他)

子役賞
女子  キム・ユビン(愛情万々歳)
男子  ヤン・ハニョル(最高の愛)

特別賞  キム・ヨンエ(ロイヤル・ファミリー)、ユン・テヨン(深夜病院)

功労賞  カン・ブジャ(不屈の嫁)

PD賞
キム・ジョンテ(ミス・リプリー/負けては生きられない)
チェ・ジョンファン(チャクペ/階伯)
ソン・ジヒョ(階伯)

人気賞
男子  キム・ジェウォン(私の心が聞こえるか)
女子  コン・ヒョジン(最高の愛)

ベスト・カップル賞  チャ・スンウォン+コン・ヒョジン(最高の愛)
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2011年10月01日

根の深い木


根の深い木2011年10月5日からSBSで放送がスタートする。
1443年に世宗大王が創制した韓国最高の文化遺産ともいえるハングル文字の公布直前7日間に集賢殿(朝鮮王室学士院)で起きたミステリアスな連続殺人事件を取り扱った、小説家イ・ジョンミョン(「風の画員」の原作者)の同名原作をドラマ化したもの。原作は2006年に発刊されるとベストセラーとなった話題の小説である。
このドラマの主人公である世宗大王を演じるのは、16年ぶりにお茶の間に復帰するハン・ソッキュ(「八月のクリスマス」、「シュリ」などの映画出演)で、その青年時代はソン・ジュンギ(「成均館スキャンダル」で脚光を浴びた)が演じる。

世宗大王を父の仇と思い、暗殺を謀るために奴婢の身分から武官に昇り上がったカン・チェユンを、「推奴(チュノ)」以来の時代劇出演となるチャン・ヒョクが演じる。

ヒロインのソイという宮廷女官に扮するのは、「善徳女王」の中で天明公主の少女時代を演じたシン・セギョン。ソイは幼少期に受けた衝撃のために失語症にかかっている。

演出は、「風の画員」を監督したチャン・テユPD。

脚本は、「善徳女王」を共同執筆したキム・ヨンヒョンとパク・サンヨンのコンビ。キム・ヨンヒョンは「宮廷女官チャングムの誓い」を書いて一躍有名になった脚本家。

異色の演出家が名コンビの脚本をどうさばいてドラマを仕立てていくのか、楽しみである。

配役

ハン・ソッキュ : イ・ドこと世宗大王の40代以降を演じる

チャン・ヒョク
: カン・チェユン(父親の死に対する復讐のために世宗暗殺を計画する奴婢出身の兼司僕庁の武官)

シン・セギョン
: ソイ(幼い時のショックのために失語症になった宮廷女官。実はカン・チェユンがひそかに探している幼友達のタム。殺されそうになっているところを王妃に助けられて宮廷の中で成長し、女官になった) 

ソン・ジュンギ
: 青年期の世宗

パク・ヒョックォン
: 鄭麟趾 (チョン・インジ=ハングル創制機関となった学士院である集賢殿のシニア学士。ハングル創設に貢献した一人である。世宗の頭脳となって補佐した官僚でもある。)

ペク・ユンシク : 世宗の父王である第三代太宗・李芳遠(イ・バンウォン)。王権政治を標榜し、宰相中心の政治を志す政敵の鄭道伝(チョン・ドジョン)を殺害した張本人。太祖李成桂が朝鮮王朝を建国するのに成功したのには、彼の決断と実行力によるところが大きかった。

チョン・ノミン : チョン・ドグワン(鄭道伝の弟で、鄭基準の父親)

ハン・サンジン : シム・ジョンス(集賢殿の中堅学者であるが、実は秘密結社・密本の隠れメンバー)

イ・ジェヨン : 趙末生(チョ・マルセン=太宗に忠実な側近で文臣。野心家で、世宗とことごとく対立した。太宗の密命で密本捜査に長きにわたって携わってきた人物。秘密結社探しの過程で連続殺人事件に遭遇し、謎の渦中に巻き込まれる)

アン・ソックワン: イ・シンジョク (世宗の側近。実は密本の隠れメンバーの一人。自分の利益中心に動く人物)

ハングルの原型・訓民正音(フンミンジョンウム)

世宗大王によって1443年に創制された訓民正音は、1446年に公布されるまでの3年間、集賢殿内部の学士たちの対立により紆余曲折を経て世に出た。ハングル推進派と漢字を至上の文字としてハングルを阻止しようとする事大慕華派の学者たちの死闘に近い対立の末に、世宗大王の英断により漢字至上主義学者たちを抑えて公布された。韓国語の特性を的確にとらえて考案されたハングルを最後まで守り抜いた世宗大王の先見の明は、今日の韓国民に最高の文化財産を残してくれた。 科学的な音韻文字は世宗大王が後世にもたらした素晴らしいプレゼントである。ハングルに反対し、漢字至上主義に徹した学士の代表格は、崔萬理(チェ・マルリ)とされている。

ハングルの研究に最大に貢献した学士、申叔舟(シン・スクチュ)は、後に政治家に転身するが、世宗の次男である首陽大君による正統な王位継承者である世宗の孫、端宗からの王位はく奪と賜死に加担して立身出世の道を選んだ現実主義者であった。無二の友で同じくハングル研究に貢献した学士・成三問(ソン・サムムン)を裏切ったとされる。

ハングル派と漢字派が繰り広げた暗闘の過程で、このドラマが扱う集賢殿学士連続殺人事件が起きたものとされる。

秘密結社・密本と鄭基準

朝鮮王朝開国の一等功臣で建国思想儒教の指導的存在であった鄭道伝(チョン・ドジョン)が結成した秘密結社が密本(ミルボン)で、その首領を本元(ポノン)といった。初代本元が鄭道伝、二代目がその弟のチョン・ドグワン、三代目が二代目の息子、鄭基準(チョン・ギジュン)であった。このドラマの中では謎の人物として登場するが、中盤以降、その真の姿を現す。
鄭基準は、叔父の初代鄭道伝の政治理念を継承してその実現を図るために三代目を引き継いだ。その政治理念とは、王権政治ではなく、臣権中心の宰相総裁制を朝鮮王朝の根幹とし、王は君臨すれども支配しない体制を樹立することであった。国王の親衛組織である集賢殿の壊滅こそが密本の目的を達成する道だとして、世宗の前に立ちはだかる。

兼司僕(キョムサボク)

1409年に太宗の下で創設された朝鮮初期の兵制である。主に国王の身辺保護と王宮護衛に関する任務を担当した騎兵中心の精鋭親衛隊であった。

もう一つの「根の深い木」

同名のドラマが1983年から1984年にMBCで放送された正統史劇「朝鮮王朝500年」の二部にすでに登場している。やはり世宗大王を主人公にしたもので、父王太宗摂政下の若き時代から死に至るまでの生涯を描き、彼が作り出した輝かしい文化遺産に焦点を合わせたドラマであった。  
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2011年07月15日

階伯(ケベク)


階伯MBCがこの7月末から放送予定している特別企画歴史ドラマである。製作費200億ウォン以上を投じた大型ヒュージョン史劇で、32回まで連続する。

主人公の階伯は、滅び行く百済王朝と最後まで運命を共にした将軍で、歴史ドラマ常連のイ・ソジンが演じる。強直でありながらも能力という才能に恵まれた将軍であった人間階伯に再照明を当てる歴史ドラマである。

脚本は、「茶母」(タモ)を書いたチョン・ヒョンス
演出は、「朱蒙」や「善徳女王」を制作したキム・グノンPDとチョン・デユンPDが共同で担当する。


出演者たち

イ・ソジン:  階伯(ケベク)将軍(?〜660)

チャ・インピョ:  階伯の父親ムジン(善花と義慈の護衛武士)

オ・ヨンス:  沙宅妃(サテクピ)(百済の高官・沙宅積徳の娘で、ソドンこと扶余璋・武王の妃となり、百済最後の国王義慈を産んだ人。大変賢明ではあるが、冷徹冷淡な女丈夫であった。ドラマの中では義慈王の継母として登場し、階伯と義慈王の間に絶体絶命的な役割を果たす)

チョ・ジェヒョン:  百済最後の第31代義慈王(599〜660)

ソン・ジヒョ: ウンゴ(商団の女主人が表向きの顔であるが、父親の敵である沙宅妃に意図的に接近し、政治的にも手腕を発揮する聡明な女性。階伯と義慈王と運命的に出会い、二人の間で苦悩する)

パク・ウンビン: ウンゴの子供時代を演じる

チェ・ジョンファン: 義慈王の父親武王(幼名をソドンといい、新羅の王女善花公主を王妃に迎えたため、百済の純血を唱える沙宅妃一派の圧力に苦しめられる)

シン・ウンジョン: 善花王后(元新羅王女で義慈王の生母。沙宅妃の追撃を受けて息子のために息子の前で自決の道を選ぶ。)

キム・ビョンギ: 沙宅積徳(沙宅妃の父親で、百済貴族の大物政治家)

チョン・ソンモ: ユン・チュン(武王と義慈王二代に仕えた百済の武将)

チョン・ノミン:  ソンチュン(百済末期の三大忠臣の一人で、諸葛孔明のような策士)

キム・ユソク:  フンス(百済末の三大忠臣の一人)

パク・ユファン(歌手のミッキー・ユチョンことパク・ユチョンの弟): プクチョ(沙宅妃配下の暗殺組織・為済団の一員)

アン・ギルガン:   キウン(沙宅妃の命令に命をかける程の忠臣で、政敵を闇に葬る暗殺組織・為済団の首領)

パク・ソンウン: キム・ユシン(新羅の大将軍で、百済を滅亡させる。後に高句麗も滅ぼし、新羅の三国統一の一等功臣となる。)

「ソドンヨ」の璋・武王の本当の妃は?

「三国遺史」には新羅真平王の三番目の王女で、善徳女王・徳曼(トンマン)の妹である善花公主が武王の妃であったと記録されている。しかし、歴史的遺物による記録の確認が存在していない。沙宅妃の場合、その実在性が遺物との照合によって確実視されつつある。彼女は百済の高官沙宅積徳(サテク・チョットク)の息女である。

階伯将軍の最期と有名な二つのエピソード

階伯将軍は、百済が滅び行く運命にあることを早くから悟っていたが、最後まで百済王室を見捨てずに戦場に立ち、華々しく戦死した。彼のこの義を尽くした潔い姿勢が歴史的評価を受けて、今日まで名将軍として記憶されてきた。彼の最期は660年、5万以上の新羅・唐連合軍を5千の軍勢で迎え撃った黄山原(ファンサンボル)での四度目の戦闘の時であった。敵の新羅軍を指揮していたのは、キム・ユシン将軍。

最後の戦闘に臨む覚悟を決めた階伯将軍は、戦場に向かう前に自分の妻子を全員自分の手で殺した、と三国史記列伝に記録されている。これが彼のエピソードの一つとなっている。自分亡き後、残された家族が敵国の奴隷になるのを望まなかったためとされる。

もう一つのエピソードも、階伯将軍の人柄をよく伝えるものである。敵の新羅軍の先鋒を任された盤屈(パングル)は、キム・ユシンの弟キム・フムスンの息子であった。彼が戦死すると、金品日(キム・プミル)将軍の16歳の幼い息子官昌(クワンチャン)が次の先鋒に立った。年齢的に花郎(ファラン)であったと思われる。彼が百済軍の生け捕りになり、階伯将軍の前に引き出されると、将軍は幼い戦士に情けをかけ、新羅の軍営に送り返した。誇り高い花郎の官昌は、生け捕りの屈辱を雪ぐために再び戦場に向かうが、またしても百済軍に生け捕りにされた。階伯将軍はもう一度自分の前に連れてこられた官昌を見て、その首を刎ねた。未成年の幼い戦士さえ国のために命をかけて戦う新羅の国運に感じ入って、階伯将軍は百済の敗北を観念したという。実際に官昌の戦死によって新羅軍の士気がにわかに上がり、階伯将軍は戦死し、百済軍は全滅した。

百済落花岩のエピソード

660年、いよいよ百済が新羅・唐連合軍によって滅ぼされると、義慈王を始めとする百済の王室、官僚たちは捕虜となり、唐に連れて行かれた。王は唐の地で急死した。
新羅・唐の連合軍が百済王宮になだれ込んだ時、義慈王の宮廷に仕えた3,000の女官たちは逃げまどい、王浦岩にたどり着くやそこから海に向かって身を投げた。その落ちていく姿がまるで散り落ちる美しい花のようであったとして落花岩と呼ばれるようになった。


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2011年07月11日

王女と公子(原題は「王女の男」)


王女と公子7月20日からスタートするKBSの時代劇。政治的に敵対する大人二人の子供たちが、かなわぬ恋に苦しむ朝鮮王朝版「ロミオとジュリエット」の悲恋物語をヒュージョン史劇で描く。全24話。

演出はキム・ジョンミン。
脚本はチョ・ジョンジュ、キム・ウクの二人。

主人公の王女李世伶(イ・セリョン)をムン・チェウォン、公子のキム・スンユをパク・シフが演じる。二人とも時代劇の経験者である。生まれつき色白で、貴公子のような容姿に恵まれたパク・シフに注目が集まっている。


出演者たち

パク・シフ:  金宗瑞(キム・ジョンソ)の末息子キム・スンユ(写真右から二人目)
ムン・チェウォン:  首陽大君(スヤンテグン=後の第七代世祖)の長女世伶姫(写真右から三人目)
ホン・スヒョン:  第六代端宗の姉敬恵公主(キョンヘ・コンジュ)
イ・スンジェ:  宰相の一人金宗瑞(キム・ジョンソ)(写真右端)
キム・ヨンチョル:  首陽大君(スヤンテグン)(写真左端)
イ・ミヌ:  チョン・ジョン(敬恵公主の夫)
ソン・ジョンホ:  シン・ミョン
ユ・ハジュン:  イム・ウン
チョン・ドンファン:  第五代文宗(敬恵公主と端宗の父)
イ・ヒド:  ハン・ミョンヘ(首陽大君の策士)
イ・ヒョジョン:  集賢殿の学士・申叔舟(シン・スクチュ)

世宗大王が信任し育てた金宗瑞

ハングルの創設者でもある名君世宗(セジョン)大王の下で金宗瑞の官僚生活がスタートした。文人でありながら武に優れた彼は、北方女真族征伐で大活躍し、大王の信任を得た。世宗亡き後、病弱な文宗は二年余りの在位の末崩御するが、死の床に信頼の厚かった金宗瑞らの大臣を呼び寄せ、幼い王子の後見役を依頼した。先王の遺命を受けて、12歳の国王端宗の補佐役になるが、彼を始めとする後見大臣たちの力が次第に肥大化して王権が縮小していった。世宗の嫡男たちはいずれも国王になれる資質を備えていたが、中でも次男の首陽大君は、病弱な兄・文宗に比べて健康に恵まれ、文武両道に優れた野心的な王子であった。文宗も自分亡き後の心配の種とみなしていた。後見大臣の金宗瑞らも首陽大君を警戒し、牽制を怠らなかった。ここに二人の対立が激化し、対決へと向かう。

首陽大君と癸酉靖難(ケユチョンナン)

1450年に世宗大王が崩御し、その二年後には長男の文宗が幼い王世子を残して世を去った。先王の遺命を受けた大臣たちが幼い国王の補佐役として政治の実権を握り、王権を凌駕する勢いを示すや、王族や勲臣たちが危機感を募らせた。中でも次男の首陽大君は大臣たちの警戒と牽制を受け、弟の安平大君からも挑戦を受けるようになると、臣下の策士ハン・ミョンヘと権擥(クォン・ラム)、部下の武官たちを実行隊にして政変を起こさせた。それが1453年の癸酉靖難である。クーデタの参謀ハン・ミョンヘが作成した殺生簿に従って金宗瑞を真っ先に鉄槌で撃ち殺して血祭りに上げた。皇甫仁(ファンボ・イン)を始めとする他の大臣たちも王宮に呼び出しては次々と惨殺した。
政変の成功により、首陽大君は領議政府使となり政治の全権を掌握し、弟の安平大君をいったん島流しにした後、改めて弾劾し、死薬刑を下した。
政変の二年後の1455年、勲臣たちの推戴により甥の端宗から王位を奪い、第七代国王の座に就いた。端宗は辺境の地に飛ばされ、やがて死薬を飲まされた。王位を簒奪した世祖に最後まで抵抗した死六臣と呼ばれる官僚たちとその家族600余名が処刑されたり、島流しとなって大粛清を受けた。
晩年の世祖(首陽大君)は、端宗の生母の怨霊に苦しめられ、その呪いにより息子たちが次々に早死にした。世祖自身も彼女に唾をかけられて皮膚病を患った挙句、らい病に苦しみ死亡した。

王女世伶と公子キム・スンユ

首陽大君の長女とされる世伶は正史に記録はなく、野史にのみ登場する人物なので、実在したのかは定かではない。ドラマの中では、父親の政敵金宗瑞の息子のキム・スンユと熱烈な恋仲となるが、父親の起こした癸酉政変のために彼の父親が惨殺されてしまう。王女は公子キム・スンユにとって父親の敵の娘となる。二人の運命は悲劇へと向かう。
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2011年06月28日

武士ペク・トンス


20110622083446588h4_084906_0.jpg7月4日から韓国SBSテレビでスタートする新しい時代劇。
主人公のペク・トンスは、日本ですでによく知られているイ・サンこと第二十二代国王正祖の護衛武士として実在した朝鮮最高の侠客である。演じるのは、「ソル薬局の息子たち」、「笑え、トンヘよ」で人気急上昇中のチ・チャンウク。初めての時代劇出演となる。ペク・トンスと敵対する秘密組織の剣客ヨウンを、成人として初めてのドラマ出演となるユ・スンホが演じる。女主人公のファン・ジンジュを演じるのは、ユン・ソイ。他にもう一つの対決軸を成すチェ・ミンスチョン・グワンニョルらの大物カリスマと共にユン・ジミンナム・ジヒョンパク・チュンギュらが脇を飾り、オ・マンソクが正祖の父親思悼世子(サドセジャ)として特別出演する。


演出はイ・ヒョンジク、キム・ホンソンの二人。
脚本はクォン・スンギュ

民衆の英雄で当代最高の侠客ペク・トンス

舞台は1700年代の朝鮮王朝時代。何も持たずに貧しく生まれたが、天性の腕力一つだけで民衆の英雄になり、さすらいの剣客から国王を護衛する最高の武人に成長する風雲児ペク・トンスの一代記を描く。完全な無から究極の武に到達した朝鮮一の剣の達人ペク・トンスは、韓・日・中東洋三国の武芸を総網羅した「武芸図譜通志」を完成させた武芸の理論家でもあった。
正祖王の命を狙う暗殺団との対決がストーリーの本流となる。
「イ・サン」の中で護衛武士となって活躍したパク・テスとダブルような実在人物である。

ペク・トンスの父親は白師宏(ペク・サグェン)という思悼世子の護衛武官で、世子の身代わりになって斬首刑になった。母親の朴氏はトンスを生んですぐに息を引き取った。父親の義兄である剣仙・キム・グワンテクが育てるはずであったが、手違いのために同じく父親の義弟の元で賤民部落の中で成長していく。予定より長く母親の狭い胎内に留まったために、足の骨が歪んだまま生まれてきた。障害を抱えた体で、天下の名剣士に生まれ変わる。

近年、韓国の歴史ドラマ、時代劇が水の上を飛び回ったり、空を飛ぶようなファンタジーあるいはヒュージョン活劇が主流をなしていたが、最近はこの流れを見直して伝統的な歴史ドラマ、時代劇に戻ろうとする傾向がある。MBCテレビが放送終了したばかりの「チャクペ」がその先鞭を切った。緻密なストーリーの展開で人間ドラマを描く手法であった。

正祖の暗殺を企む秘密組織「黒死灯篭」

老論の指示により国王の命を狙う恐るべき暗殺団である。これに命を張って立ち向かうのが護衛武士たち。 護衛武士ペク・トンスと黒死灯篭団のヨウンとの対決がこのドラマの山場となる。
灯篭は、死者をあの世へ導く使者が道案内のために持つ燈火である。
黒死灯篭団の幹部を演じるチェ・ミンスに対し、チョン・グワンニョルは朝鮮国の剣仙として立ち向かう。


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2011年05月10日

広開土大王(クワンゲト・テワン)


広開土太王日本のNHKの大河ドラマと同様に韓国KBSが誇る大河歴史ドラマの枠が土・日曜日に設けられている。現在は百済の最盛期を作り上げた「近肖古王」(クンチョゴワン)を放送中であるが、5月末で終了する。6月4日からスタートする後続の作品がこの「広開土大王」。以前ペ・ヨンジュンが主演したファンタジー歴史ドラマ「太王四神記」の主人公談徳(タムドク)の一代記を正面から見据えて描く。
主役の広開土大王を演じるのは、「淵蓋蘇文」(ヨン・ゲソムン)の青年時代を演じたイ・テゴン
他にキム・スンス(高句麗の王族、高雲役。「朱蒙」ではテソ役)、チョアンチャン・シニョンキム・ジョンファイ・イネイム・ホ、オ・ジウンらが出演する。

演出はKBSの名作歴史ドラマを多く手掛けてきたキム・ジョンソンPD。
脚本はチョ・ミョンジュとチャン・ギチャンの共同執筆。


「近肖古王」と「広開土大王」

この二つのドラマは時代がつながっている。終生敵対関係にあった近肖古王とその息子の仇首(クス)王子に首を打ち取られた高句麗の故国原王(本名サユ)は、広開土大王の祖父にあたる。叔父と父親の後を継いで談徳が第19代王位に就いた時、祖父を殺した百済の王たちは最早この世の人ではなく、百済は内紛のために勢力が弱体化しつつあった。そんな中、祖父が奪われた帯方地域を取り戻し、遼西の百済領土を奪い取るために百済征伐に全力を傾けた。さらには北方の領土拡大にも奔走して高句麗の最大版図を実現し、中興の祖となった広開土大王である。

広開土大王の息子長寿王(チャンスワン)

広開土大王は、太く短く生きて約38年の生涯だったが、息子の長寿王はその名の通り98歳まで長生きした。生きている間は、父王の偉業を引き継ぎ、維持することに努めた。長男に先立たれ、その子、すなわち孫が王位を継いだ。

高句麗を最後まで苦しめた鮮卑族

高句麗を滅亡に導いた隋と唐は鮮卑系の王朝である。
鮮卑族は、紀元前3世紀から紀元6世紀にかけて中国北部に存在した遊牧騎馬民族である。その祖先は東胡という説が有力で、ツングース系またはモンゴル系またはその二つの混合説がある。漢代の初め、匈奴の冒頓単于が東胡を滅ぼすと、その生き残りの一部が鮮卑となった。モンゴル系またはチュルク系またはその二つの混合説がある。鮮卑の言語は、アルタイ諸語に分類され、扶余(プヨ)の言葉と類似していたと言われる。漢代を通じて漢に従属しながら少しずつ勢力を養ってきた。

漢滅亡後の五胡十六国時代に鮮卑族は、中国北部で大きな勢力となって歴史の表舞台に登場した。中でも拓跋部、慕容部、宇文部、段部などの部族が頭角を現し、互いに抗争を繰り返しながら代国、前燕、後燕、西秦、南涼、南燕などを建国した。最終的に拓跋部が北魏を建国して華北を統一し、南北朝時代を迎えた。北魏の末裔につながるのが、隋と唐の王朝である。

広開土大王の祖父にあたる故国原王サユは、鮮卑族慕容部の王国前燕の侵略を受け、母親と妻を人質に取られた苦しみを生涯味わった。前燕が内乱のために滅亡すると、王族の中から慕容垂が後燕を建国した。この慕容垂に真っ向から立ち向かったのがサユの孫、談徳こと広開土大王である。その後、慕容部の後燕は高句麗の王族から出た高雲(コ・ウン)に乗っ取られて北燕となった。慕容部の弱体化と共に拓跋部が次第に強大になり、華北を統一して北魏を建てた。北魏の後も鮮卑系の王朝が続き、中国南北を統一する隋、唐朝の母体となった。隋と唐が高句麗の攻略に国運をかけたのは、鮮卑族の積年の恨みを晴らすためであったとも言える。鮮卑族の執念を感じさせる。


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2011年02月06日

チャクペ(相棒)


チャクペこの2月7日からMBCでスタートする時代劇で、「逆転の女王」の後続ドラマ。
「チャクペ」というのは意気投合した仲間、つまり「相棒」のこと。

舞台は19世紀中盤の朝鮮王朝末期となる。この頃は、王朝の末期症状が激しくなり、官吏たちは腐敗しきり、人々は生活苦にあえいでいた。そんな最中、特権階級の両班と奴婢の家にそれぞれ生まれたが、取り替えられてまったく別の人生を生きることになった二人の男の話を描く。最近流行のヒュージョン時代劇ではなく、伝統的な時代劇で当時の草の根を生きる人々の姿が描かれる。生まれも育ちもまったく違う二人は成長して出会い、悪と不正に立ち向かうことで意気投合し、相棒となる。

主演のチョン・ジョンミョン(チョンドゥン役)とイ・サンユン(キドン役)は、初めての時代劇に挑戦する。二人から愛されるヒロイン、トンニョを演じるのはハン・ジヘ

他にソ・ヒョンジンイ・ムンシクコン・ヒョンジンチョン・インギイム・ヒョンシクカン・シニルクォン・オジュンチェ・ジョンファン(キム進士役)、ユン・ユソン(マクスン役)などの芸達者な俳優たちが脇を固める。

演出はイム・テウキム・グノンの二人。特にキム・グノンPDは、これまでに多くのMBC歴史ドラマにかかわってきた人。最近流行のヒュージョン時代劇ではなく、伝統的な時代劇として「チャクペ」を制作するという。

脚本はキム・ウンギョン作家。これまでに「ソウル土鍋」、「ソウルの月」、「青い鳥はいる」、「泥棒の娘」、「黄金のリンゴ」などの台本を手掛けてきた。

あらすじ

稲光がひらめき、どしゃぶりの雨が降り注ぐある夜、二人の男の子が同じ村で同じ時刻に生まれる。一人は大地主のキム進士の長男、もう一人は乞食女のマクスン(実際は漢陽の名門両班家の奴婢であるが、主人の子を身ごもったために逃亡中)の倅としてこの世に生を受ける。金持ちの子供は貴童(キドン)と名付けられ、貧乏人の子供はチョンドゥン(雷)と呼ばれるようになる。この二人の運命は突然、入れ替わってしまう。偶然の成り行きでキム進士家の乳母に雇われたマクスンは、自分の息子の幸せを願ってキム進士の息子を乞食村に送り、自分の息子を屋敷内で若様として育てる。そんな生い立ちが隠されているとも知らず、二人はやがて成長し、志を同じくする友として出会うことになる。入れ替わったキドンは捕盗庁(警察)の部将となり、チョンドゥンは世直しの義賊となる。二人はトンニョという女性をめぐってライバルにもなる。

正祖(イ・サン)の負の遺産=勢道政治

名君として多くの業績を残した第22代朝鮮国王正祖ではあったが、1800年6月、死の床にあって大きな過ちを犯してしまう。彼の後を継いで即位した純祖は10歳の少年で、曾祖母・貞純王后の垂簾聴政を受けることになる。幼い世継ぎを心配した正祖は、信任していた側近の一人に息子の後見を頼んでこの世を去った。だが、この側近の男こそ、後の勢道政治を開いて国の政治を私物化し、世の乱れを招来し、国力の衰退をもたらした張本人、安東金氏一門筆頭の金祖淳であった。幼い国王の舅となっていた彼は、貞純王后が退いた後、本性を現し始めた。その後の息子、孫三代にわたる安東金氏一族の勢道政治は、日本の平安時代の藤原一門政治を彷彿させる。国王を勝手に決め、政治は自分たち一門が執り行い、国王は何もできない飾り物でよいとした。この間の朝鮮王朝は衰退の一途をたどり、19世紀末には外国勢力の侵略を防ぐこともできず、20世紀初頭の日本の支配下に置かれるという運命を余儀なくされた。「チャクペ」は、この勢道政治の乱れきった時代を舞台にして、悪と不正に敢然と立ち向かう二人の青年の物語となっている。
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2011年01月02日

2010年KBS演技大賞


2010KBS演技大賞12月31日夜、SBSと同じ時間帯にヨイドのKBSホールにおいてKBSの演技大賞授賞式が開催され、全国に実況放送された。さらにKBSワールドを通じて世界55ヶ国にも同時に生中継された。
2010年度のKBSドラマは、内容が充実し、面白い作品が多く制作されて実り多いものであった。特に「チュノ」、「製パン王キム・タック」、「シンデレラの姉」、「成均館スキャンダル」が代表的な作品。
授賞式の総合司会は、ドラマで活躍したソン・ジュンギ(成均館スキャンダル)、イ・ダヘ(チュノ)、チェ・スジョン(戦友)の三人が務めた。SBSと同様に豪華で多彩なスターたちが顔を揃えて、式典を盛り立てた。
今回のKBS演技大賞は、若手の活躍が光り、それに対する賞賛の場となっていた。
大賞を射止めたのは、「チュノ」のあくの強いイ・テギル役を演じたチャン・ヒョク(写真中央)であった。この受賞は、まったく異論のない正当な結果といえる。前年度の大賞受賞者イ・ビョンホン(写真右)がトロフィーを手渡した。

青少年演技賞(子役賞)を獲得したキム・ユジョンは、MBCでも「トンイ」の子役を熱演し、2010年の演技大賞子役賞を受賞した。同じ年に二度の子役賞に選ばれている。MBCの異色時代劇「タムナ」でも、ソ・ウ演じるボジンの妹役を面白おかしく演じた。セリフの間の取り方が大人顔負けで、役作りが的確である。今後の成長が楽しみな一人である。

受賞した人と作品

演技大賞   チャン・ヒョク(チュノ)

最優秀演技賞
・男子   キム・ガプス(シンデレラの姉、チュノ、豪商・金萬徳、成均館スキャンダル)
・女子   ムン・グニョン(シンデレラの姉、メリーは外泊中)
・女子   チョン・イナ(製パン王キム・タック)

優秀演技賞
・連続劇部門男子   イ・ジョンヒョク(結婚してください、チュノ)
・連続劇部門女子   キム・ジヨン(結婚してください)
・ミニシリーズ部門男子   キム・スロ(勉強の神)
・ミニシリーズ部門女子   ハン・ウンジョン(九尾狐・女狐伝)
・中編ドラマ部門男子   オ・ジホ(チュノ)
・中編ドラマ部門女子   パク・ミニョン(成均館スキャンダル)
・特別企画・長編ドラマ部門男子   ユン・シユン(製パン王キム・タック)
・特別企画・長編ドラマ部門女子   ユジン(製パン王キム・タック)

助演賞
・男子   ソン・ドンイル(チュノ)
・女子   イ・ボヒ(怪しい三兄弟)

新人演技賞
・男子   パク・ユチョン(成均館スキャンダル)
・女子   オ・ジウン(怪しい三兄弟)、イ・シヨン(セレブ(金持ち)の誕生)

青少年演技賞
・男子   オ・ジェム(製パン王キム・タック)
・女子   キム・ユジョン(九尾狐・女狐伝)、ソ・シネ(九尾狐・女狐伝)

特集・一幕劇賞
・男子   ソン・ヒョンジュ(テキサス安打)、イ・ソンギュン(私たちのちょっと下品な恋愛)
・女子   チョン・ユミ(偉大なケ・チュンビン)

作家賞   カン・ウンギョン(製パン王キム・タック)

人気賞
・ムン・グニョン(シンデレラの姉、メリーは外泊中)
・ソン・ジュンギ(成均館スキャンダル)

ネッティーズン賞
・パク・ユチョン(成均館スキャンダル)
・パク・ミニョン(成均館スキャンダル)
・チャン・グンソク(メリーは外泊中)

ベスト・カップル賞
 チャン・ヒョク+イ・ダヘ(チュノ)
 チャン・グンソク+ムン・グニョン(メリーは外泊中)
 ユン・シユン+イ・ヨンア(製パン王キム・タック)
 パク・ユチョン+パク・ミニョン(成均館スキャンダル)
 ソン・ジュンギ+ユ・アイン(成均館スキャンダル)
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2011年01月01日

2010年SBS演技大賞


2010SBS演技大賞12月31日夜、ソウル市内のSBS公開ホールで演技大賞授賞式が行われ、全国に生中継された。総合司会は、人気ドラマに出演したイ・ボムス(ジャイアント)、パク・チニ(ジャイアント)、イ・スギョン(大物)の三人が務めた。
2010年は、SBS開局20周年を迎え、ドラマが盛況であった。授賞式では、恒例となった受賞者たちによる祝賀ショーが会場の雰囲気を盛り立てていた。特に新人賞受賞者たちによる歌とダンスの中でノ・ミヌ(僕の彼女は九尾狐)のエレキギター演奏と歌は、最高のノリであった。

「風の画員」以来、SBSとのギャラをめぐるもめ事のために演技活動ができなかったパク・シニャンが3年ぶりに芸能界に復帰した姿が紹介された。
授賞式に人気スターたちが大勢顔を揃えていたのも、ドラマにかけるSBSの意気込みを示していた。
演技大賞を受賞したのは、「大物」の中で女性大統領を演じて話題になったコ・ヒョンジョンであった。2009年度のMBC演技大賞に次ぐ大賞受賞。

受賞した人と作品

演技大賞   コ・ヒョンジョン(大物)

最優秀演技賞
・連続劇男子   ソン・ヒョンジュ(隣の敵)
・連続劇女子   ユ・ホジョン(隣の敵)
・特別企画男子   イ・ボムス(ジャイアント)
・特別企画女子   キム・ジョンウン(私は伝説だ)
・ドラマ・スペシャル男子   クォン・サンウ(大物)、ヒョンビン(シークレット・ガーデン)
・ドラマ・スペシャル女子   ハ・ジウォン(シークレット・ガーデン)

最優秀作品賞   「ジャイアント」

ネッティーズン最高人気賞   ヒョンビン(シークレット・ガーデン)、ハ・ジウォン(シークレット・ガーデン)

ネッティーズン最高人気ドラマ賞   「シークレット・ガーデン」

プロデューサー賞   チャ・インピョ(大物)、パク・サンミン(ジャイアント)、ハン・ヘジン(済衆院)

功労賞   パク・クニョン(大物)

優秀演技賞
・連続劇男子   ソン・チャンイ(人生は美しい)
・連続劇女子   カン・ソンヨン(妻が帰ってきた)
・特別企画男子   チョン・ボソク(ジャイアント)
・特別企画女子   パク・チニ(ジャイアント)
・ドラマ・スペシャル男子   イ・スンギ(僕の彼女は九尾狐)      
・ドラマ・スペシャル女子   シン・ミナ(僕の彼女は九尾狐)

ベスト・カップル賞
 イ・スンギ+シン・ミナ(僕の彼女は九尾狐)
 チュ・サンウク+ファン・ジョンウム(ジャイアント)
 ヒョンビン+ハ・ジウォン(シークレット・ガーデン)

フロンティア・ドラマ賞   「ドクター・チャンプ」
ヒューマン・ドラマ賞   「隣りの敵」

助演賞
・連続劇部門男子   シン・ソンノク(隣りの敵)=ミュージカルスター
・連続劇部門女子   イム・ジウン(三姉妹)
・特別企画部門男子   イ・ドックワ(ジャイアント)
・特別企画部門女子   ホン・ジミン(私は伝説だ)=ミュージカルスター
・ドラマ・スペシャル部門男子   イ・ジェヨン(大物)
・ドラマ・スペシャル部門女子   イ・スギョン(大物)

ニュースター賞
・チュ・サンウク(ジャイアント)
・キム・スヒョン(ジャイアント)
・チェ・シウォン(オー・マイ・レディ)=スーパージュニアのメンバー
・ノ・ミヌ(僕の彼女は九尾狐)
・ハン・チェア(隣りの敵)
・ナム・ギュリ(人生は美しい)
・ファン・ジョンウム(ジャイアント)
・ハム・ウンジョン(コーヒ・ハウス)

十大スター賞
チョン・ボソク、クォン・サンウ、イ・ボムス、ヒョンビン、イ・スンギ
コ・ヒョンジョン、キム・ソヨン、ハ・ジウォン、シン・ミナ、パク・チニ
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2010年12月31日

2010年MBC演技大賞


2010MBC演技大賞2010年度韓国MBCテレビ局の演技大賞授賞式が12月30日夜、イルサンMBCドリームセンターで開催された。総合司会は、司会でお馴染みのキム・ヨンマンと「トンイ」の中でチャン・ヒビンを演じたイ・ソヨンが務めた。
今年のMBCは、「トンイ」以外にこれといったヒット作品がなかったが、年末になって「逆転の女王」が少し視聴率を上げてきた。今回の授賞式では、ほとんどの部門が共同受賞で、賞の乱発と顰蹙を買っている。大賞もハン・ヒョジュ(トンイ)とキム・ナムジュ(逆転の女王)の共同受賞となった。キム・ナムジュは昨年、「内助の女王」で好評を得たが、「善徳女王」で美室を演じたコ・ヒョンジョンの受賞で大賞を逃し、最優秀演技賞に選ばれている。ハン・ヒョジュの大賞は、MBCでは史上最年少の受賞であった。

受賞した人と作品

演技大賞   ハン・ヒョジュ(トンイ)、キム・ナムジュ(逆転の女王)

女子最優秀賞   コン・ヒョジン(パスタ)、シン・ウンギョン(欲望の火花)
男子最優秀賞   チョン・ジュノ(逆転の女王)、チ・ジニ(トンイ)

今年のドラマ賞   「トンイ」

女子優秀賞   パク・ウネ(ピンクのリップスティック)、イ・ソヨン(トンイ)
男子優秀賞   パク・シフ(逆転の女王)、イ・ミノ(個人の趣向)

黄金演技賞
 連続劇部門   キム・ボヨン(黄金の魚)、パク・サンウォン(黄金の魚)
 助演俳優    キム・ユソク(トンイ)、ハ・ユミ(逆転の女王)
 中堅俳優    パク・チョンス(生き甲斐を感じます、逆転の女王)、
                           イム・チェム(生き甲斐を感じます)

特別賞
 子役賞   キム・ユジョン(トンイ、欲望の火花)、イ・ヒョンソク(トンイ、生き甲斐を感じます)
 ドラマ部門PD賞   オ・ギョンフンPD(楽しい私の家)
 演技者部門PD賞  イ・テゴン(黄金の魚)、チェ・ジョンアン(逆転の女王)
 テレビ部門功労賞  チョン・ヘソン、ナ・ムニ
 ラジオ部門功労賞  ソン・ギョンソプ論説委員
 家族賞   「ク゜ロリア」

テレビ部門今年の作家賞   コ・ヘリム(アマゾンの涙)、
                                               パク・ヒョンジュ(生き甲斐を感じます)、
                                               チョ・ウンジョン(黄金の魚)

女子新人賞   パク・ハソン(トンイ)、チョ・ユニ(黄金の魚)
男子新人賞   イ・サンユン(楽しい私の家)、イ・テヒン(生き甲斐を感じます、戯れのキス)

女子人気賞   ハン・ヒョジュ(トンイ)
男子人気賞   キム・ヒョンジュン(戯れのキス)
ベストカップル賞   イ・ソンギュン+コン・ヒョジン(パスタ)

ラジオ部門
 新人賞   ノ・ホンチョル(ノ・ホンチョルの仲の良い友達)
 優秀賞   ペ・チルス(ペ・ハンソン-ペ・チルスの苦戦熱戦)
 最優秀賞   チョ・ヨンナム(今はラジオ時代)   
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2010年10月27日

近肖古王(クンチョゴワン)


近肖古王2010年11月6日からスタートするKBSの本格的大河歴史ドラマ。韓国のテレビ放送では「ソドンヨ」以来二番目に百済時代を取り上げた史劇である。今回は、百済王国の政治・経済・文化的基盤を強固に確立し、百済の最全盛期を築いた第13代近肖古(クンチョゴ)王の一代記を全70話で描く。

主人公の近肖古王を演じるのは、4年ぶりのドラマ出演となるカム・ウソン。時代劇は、映画「王の男」以来となる。王の最側近の臣下で気心の知れた友であるチン・スンをアン・ジェモが演じる。「王と私」などで悪役が続いていたが、今回は善側の役となる。
他の主な共演者たち:

キム・ジス(契王の娘ヨファ)
チェ・ミョンギル(比流王の第一王妃解妃(ヘビ)で、ヘ・ゴンの叔母)
ハン・ジョンス(ポク・クゴム)
イ・ジフン(扶余系貴族のヘ・ゴン)
ハン・ジニ(第12代契王)
イ・ジョンウォン(高句麗第16代故国原王・サユ)
チェ・ジナ(ソク・ラヘ)

演出はユン・チャンボムキム・ヨンジョの二人。
脚本はチョン・ソンヒユ・スンニョルの共同執筆。

近肖古王(? 〜375)(在位346〜375)

生年月日は不明。百済の始祖・温祚(オンジョ)直系にあたる第11代比流(ピリュ)王の次男として生まれた。母親は不明。ドラマの中では、比流王の第二王妃である真妃(チンビ)が産んだ第四王子となっている。幼名を餘句(ヨグ)といった。この名前で歴代の百済王の中で最初に中国の歴史書に登場している。
曽祖父の第5代肖古(チョゴ)王の精神を継承するという意志をもって王位に就いたことから、近肖古王と改名したといわれる。
幼少の頃から聡明で、体格もかなり大きく、勇敢であったために、次男でありながら時期王と期待された。346年、父王の後を継いでいた契(ケ)王が突然死去すると、その後を継ぐ王として推戴された。

王位に就いた近肖古王は、少し後に生まれる高句麗の広開土大王(「太王四神記」の談徳<タムドク>)に匹敵する征服王としての評価を受けている。南方の馬韓を征服し、百済の領土を漢江地域から全羅道地域まで拡張し、北方では高句麗の平壌近くまで進撃し、高句麗の故国原王を戦死させている。この故国原王は、小獣林王と故国壌王の父親で、故国壌王はタムドクこと広開土大王の父親なので、タムドクとは祖父と孫の関係になる。

近肖古王の時、百済と日本の大和朝廷の交流が盛んであった。「日本書紀」によると、太子の師となった阿直岐(アチッキ)と王仁(ワン・イン)の両博士が近肖古王の百済から日本に派遣されている。王仁は日本に千字文を伝えたことで有名。
また、同じく「日本書紀」の記録によると、近肖古王が鉄鋌40枚を倭国に送ったとし、この時代には伽耶国からだけではなく、百済からも鉄器が輸入されていたと思われる。

百済の王位継承問題

始祖・温祚(オンジョ)から第6代仇首(クス)王までの王位は、滞りなく正統に継がれてきた。ところが、仇首王の長男である第7代沙伴(サバン)王が幼かったために、第5代肖古王の弟が少年王から王位を奪い取り、第8代古爾(コイ)王となった。一挙に祖父の代に逆戻りしたことになる。古爾王の孫である第10代汾西(プンソ)王が敵国楽浪の刺客に暗殺されてしまうと、その子はまだ幼く、朝廷は廃位されていた沙伴王の弟を推戴し、第11代比流(ピリュ)王が誕生した。これによって、温祚嫡流の王統に一旦戻されたわけだが、次の王位は再び汾西王の嫡男・契王に戻された。ところが契王は即位3年目にして死去してしまう。この跡目をめぐって比流王の第一王妃の息子三人と第二王妃の息子が争うことになる。最終的に後者の近肖古王が勝ち、第13代目となった。

百済と高句麗

「朱蒙」にも登場した温祚(オンジョ)が紀元前18年に建国した。温祚は父親のウテと母親の小西奴(ソソノ)の次男として生まれ、高句麗建国の際に母親が再婚した相手の朱蒙の子供となった。朱蒙の実子ユリが扶余から高句麗に現れ、高句麗の太子となると、王位継承問題で身の危険を感じた小西奴は、長男のピリュと温祚を連れて朝鮮半島を南下して漢江流域の現在のソウルに当たる地域に定着し、国造りを始めた。温祚と母親から分かれて現在の仁川(インチョン)に当たる地に都を建て始めたピリュは、土地の選択を誤り、結局建国に失敗して自殺した。ピリュの臣下たちは温祚の下に吸収され、百済建国に加わった。小西奴は高句麗と百済二国の建国の母であった。
このような事情で、高句麗と百済は兄弟国といわれ、百済王室も朱蒙を小西奴と共に始祖として祀ってきた。しかし、実際には両国は建国から滅ぶまでの数世紀にわたってお互いに敵対視し、戦争が絶えなかった。
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2010年10月03日

イ・ピルモとチャングム

 
イ・ピルモ放送済みの古いドラマを見る楽しみの一つに、かけ出しの頃のスターたちの姿を発見することが挙げられる。
今や韓国ドラマの世界でスターになっているイ・ピルモ。彼にも下積みの時期があった。「宮廷女官チャングムの誓い」(原題は「大長今」)第39話で、伝染病が蔓延した村の封鎖令が下され、村への出入りを一切禁止する任務を遂行している軍官の端役を演じていた。この情報は、いくつかのサイトを除いてあまり紹介されていないよう。 イ・ピルモは、スポット・ライトを浴びるまで少し時間がかかったようである。最近は日本に来てディナー・ショーにも出演し、韓流スターの仲間入りを果たそうとしている。

最近MBCで放送終了した歴史ドラマ「金首露」。この作品は、視聴率の点でもあまり振るわなかったが、何よりもストーリーにメリハリがなく、ドラマとしての盛り上がりに欠け、最後は何とか早く終わらせようと手抜きが見え見えのまま終わってしまった。結局主人公の何が言いたかったのかと言いたくなる出来栄えであった。ドラマの中で一番頑張って演技していたのが、昔脱解(ソク・タルヘ)を演じたイ・ピルモであった。
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2010年09月11日

「製パン王キム・タック」と作家カン・ウンギョン


カン・ウンギョン現在、KBSテレビで放送中の超人気ドラマ「製パン王キム・タック」のシナリオを書いた放送作家である。ドラマは放送開始から30%台の視聴率を記録し、中盤以降は、50%に肉薄する45%以上で走り続け、いよいよ次週の最終回を迎えようとしている。カン・ウンギョン作家のこれまでの経歴の中で金字塔のような作品になる模様。

彼女は、かなり多作なほうである。だからと言って、作品の一つひとつに手抜きは感じられない。シナリオを書くために生まれてきたような人。日本でもお馴染みの「ホテリアー」や「ナイスガイ」、「ガラスの靴」などを書いている。また、「オ!ピルスン ポン・スニョン」を始め、チェリム主演を前提にしたドラマも三編書いている。

日本人作家の山崎豊子や田中芳樹、自国の大先輩同業者ではキム・ジョンスやソン・ジナらを尊敬し、映像中心のドラマより「おしん」のような人物中心のドラマを書きたいと言う。

彼女の作風は、1950年代から60年代に「お熱いのがお好き」や「アパートの鍵貨します」などの傑作を世に送り出したビリー・ワイルダー監督の映画を思い出させる。ドラマの冒頭で登場人物たちが担う職業とその業界について記録映画タッチの解説が挿入され、ドラマが進展していく。

カン・ウンギョン作家の経歴

1971年7月25日生まれ。

1993年、カリフォルニアI.V.カレッジ放送学科卒業。

1994年、韓国放送作家研修員となり、多数のショー娯楽番組の構成を書く。

1995年、JCOM公募採用作家となる。

1996年、映画「クーデタ」執筆。

1998年、SBS特別企画ドラマ「白夜3.98」(キム・ジョンハク監督演出)共同執筆。

1999年、KBS短幕劇「銀雨嶺」(ユン・ソッコ監督作品)を書き、PD協会が選んだ優秀ドラマ賞を受賞した。KBSの優秀ドラマ賞にも選ばれている。

1999年、「ゴースト」(SBS)
2001年、「ホテリアー」(MBC)
2002年、「ガラスの靴」(SBS)
2003年、「ナイスガイ」(MBC)
2004年、歴史ドラマ「飛天舞」(SBS)共同執筆。放送は数年後になった。
2004年、「オ!ピルスン ポン・スニョン」(KBS) チェリム主演。
2006年、「こんにちわ、神様」(KBS)
2007年、「タルチャの春」(KBS) チェリム主演。
2008年、「強敵たち」(KBS) チェリム主演。
2010年、「製パン王キム・タック」。
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2010年09月02日

自由人・李会榮(イ・ヘヨン)


自由人・李会榮日韓併合100年を迎えてKBSが特別企画した歴史ドラマ。8月29日にスタートした5話までの短編である。
KBS TV1が今年企画した「ノーブレス・オブリージュ」の思想を実践した偉人三部作「名家」、「豪商・金萬徳」に続く三番目の作品である。
朝鮮王朝時代の最高名門家庭の子息に生まれたが、日韓併合後は抗日武装闘争に家産と自分のすべてを捧げた友堂(ウダン)・李会榮の一代記を描く。武力で奪われた祖国を武力で奪還するという信念を実践するために中国満州に武官学校を建てて武装闘争の基盤を築いた。また、アナーキスト運動に積極的に賛同し、日本のアナーキスト大杉栄の思想にも共感した彼の生き様に照明を当てる。

ドラマは満州国建国前夜の1931年、中国天津日本租界地での日清汽船と日本領事館の爆破事件で幕を開ける。事件を謀ったのは「黒色恐怖団」という無政府主義テロ組織。この時、二つの爆破事件に巻き込まれた日本人記者、木村淳平は、組織の指導者、李会榮の存在に遭遇し、朝鮮の名門出身の彼がなぜアナーキスト・テロ活動に走り、その指導者になったのかと疑問を抱き始める。この疑問を解くために木村は、李会榮を追跡し取材を計画する。木村淳平は、朝鮮総督府の高級幹部である木村えんどうの息子でもある。木村をアン・ジェモが、アナキスト李会榮をチョン・ドンファン(「冬のソナタ」、「秋の童話」他)が演じる。

脚本は、クワク・イネン、チョン・ヒョンミン、イ・ミホの三人共同執筆。
演出は、シン・チャンソクPDが担当。

「自由人・李会榮」の主要登場人物と出演者たち

友堂・李会榮(チョン・ドンファン) 
1867年4月21日、ソウル苧洞(チョドン)の現明洞YWCAのある場所で、当時朝廷で大臣を務めた李裕承の四男として生まれた。李元翼を始め歴代6人の領議政(総理大臣)を輩出した名門といわれる家系で、六人兄弟の四番目であった。1910年、祖国が日本の植民地に転落すると、兄弟全員で家産を売却して満州に亡命した。祖国独立のための抗日闘争に全財産を投げ出し、自らも武装グループの頭領となって闘う。1931年、上海で国際アナーキストたちの秘密結社「抗日救国連盟」が結成されると、その指導者となり、傘下の武装グループ「黒色恐怖団」を直接指揮した。しかし、日本の官憲に捕獲され、1932年11月、旅順監獄で獄死した。享年65歳。

木村淳平(アン・ジェモ)
慶応義塾大学文学部卒の帝国新聞上海支局に勤務する従軍記者。朝鮮総督府詰め関東軍高級幹部木村えんどうの息子でもある。父親の考えとは違い、物事の真実を見極めようとする好奇心の持ち主。たまたま爆破事件に巻き込まれた縁で李会榮という朝鮮人に巡り会うことになり、名門出身の彼がなぜアナーキストとなり、武装テロ活動に走ったのかと自問し、彼の足跡を取材し始める。

ホン・イルグォン:  黒色恐怖団の行動隊幹部役。
クォン・オジュン:  黒色恐怖団の行動隊長、ペク・チョンギ役。
イ・アイ:  黒色恐怖団の紅一点メンバー、ホン・ジョンファ役。変装して情報を集めるだけではなく、機関銃をぶっ放す女性戦士。
キム・ギュチョル:  帝国新聞上海支局長役。
キム・ハギュン:  上海の製薬会社社長、オク・クワンビン役。
キム・ウンス:  朝鮮総督府特務隊の三輪少佐役。
キム・ビョンギ:  朝鮮総督府特務隊長。
イ・デロ :  李会榮の次兄李石榮役 
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2010年08月18日

成均館スキャンダル


成均館スキャンダルKBS 2TVで現在放送中の「九尾狐・女狐伝」の後を受けて8月30日からスタートする新トレンド時代劇。

チョン・ウングォル作家のベストセラー小説「成均館儒生たちの日々」を原作にして、成均館を主な舞台に繰り広げられる朝鮮王朝時代の学園青春歴史ドラマと銘打たれる。人気ドラマ「花より男子」の時代劇版となる。当然のことながら、花の美男子四人組(F4)の恋と友情を描く。この四人組の中に男装した女子が混じっているという設定。

四人組(写真=成均館制服姿)を演じるのは、今人気の若者たち。その中でも、東方神起の一員であるミッキー・ユチョン(本名はパク・ユチョン)が儒生イ・ソンジュンに扮して話題を呼んでいる。主人公の男装の女儒生を演じるのは、パク・ミニョンソン・ジュンギユ・アインが加わって花の四人組を形成する。他に「インスンはきれいだ」のソ・ヒョリム、ハ・ジウォンの実弟チョン・テスカン・ソンピルチェ・ビョンチャンらが出演する。

また、中堅の大物俳優たちが脇を固め、政争というドラマの太い軸を演じてみせる。国王正祖を演じるのは、「ファン・ジニ」のチョ・ソンハ、老論の左議政(左大臣)イ・ジョンムにはキム・ガプス、南人の丁茶山(チョン・ダサン)ことチョン・ヤギョンにはアン・ネサンらが扮する。

キム・テヒが脚本を書き、演出はキム・ウォンソクPD。

成均館の花の四人組

キム・ユンシク(パク・ミニョン): 実はキム・ユニという女性で、弟の名を騙って男装し、女子禁制の成均館学生に納まる。幼くして亡くした父親が成均館の博士であったこと、そして金藤之詞のために不慮の死を遂げたことを知る。ドラマの後半は、父親の死の秘密を明らかにするために活躍する姿が描かれる。父親は南人派に属し、チョン・ヤギョンの師であった。

イ・ソンジュン(ミッキー・ユチョン): 老論の大物、左議政イ・ジョンムの一人息子。偶然出会ったキム・ユンシクの学識に惚れ、一緒に成均館に入ろうと誘う。キム・ユンシクを女とは知らず、初めて得た生涯の友と思う。学寮の同じ部屋で寝食共にするうちにキム・ユンシクに引き付けられていく自分が異常ではないかと苦悩する。

ムン・ジェシン(ユ・アイン): 別名コロと呼ばれ、寮内の気違い馬とあだ名される。父親は少論でありながら、老論に取り入って高級官僚に納まっている。そんな父親に反抗し、夜な夜な老論政権の悪政を訴える紅壁書(ホンビョクソ)を町中に撒く黒覆面の姿で暗躍する。金藤之詞のためにキム・ユンシクの父親と共に兄も老論の餌食になっている。金藤之詞に言及する紅壁書の活躍を国王正祖も注視する。キム・ユンシクとイ・ソンジュンと同室の学友。キム・ユンシクが女であることを一番早く察知するが、そのことを口外せず、彼女の守護天使のように振舞う。イ・ソンジュンとは熱い火花を散らすライバル関係となる。キム・ユンシクの父親と自分の兄の関係を知り、ますますキム・ユンシクを思う気持ちが強くなる。キム・ユンシクと共に金藤之詞の真実を明らかにしていく。

ク・ヨンハ(ソン・ジュンギ): ウィンクの貴公子として成均館では特別な存在。一人部屋を許可されている。面白いことにしか気持ちが動かない。老論の学生長とも付き合い、少論のコロことムン・ジェシンとも気心を通わせている。入学してきたキム・ユンシクが女ではないかと執念深く付きまとうが、彼女の人柄に次第に興味を示し、影で協力するようになる。このドラマの盛り立て役存在となっている。

以上四人の人柄をよく四人の俳優が消化して好演している。本当にお腹を抱えて大笑いしながら楽しめるドラマである。残念ながら、同時間帯で競合する「トンイ」と「ジャイアント」におされて視聴率があまり伸びていない。

金藤之詞(クムドゥンチサ)を巡る政争

ドラマの縦軸をなす歴史的党派闘争は、正祖(イ・サン)の祖父である先代王英祖(トンイの息子)が生前に残した金藤之詞と呼ばれる文書の隠された真実を巡る戦いで描かれる。金藤(クムドゥン)というのは、鉄の鎖で固く封じて秘密文書を入れておく箱のことである。英祖は老論派によって死に追いやられた息子、思悼世子(サドセジャ)の孝行心と自分の後悔の気持ちを綴ってこの金藤の中に残したとされる。老論派はこの文書が世に出ると、自分たちの破滅になりかねない。金藤之詞の真実を明かして父親の思悼世子の無実を晴らそうとする正祖と老論派の暗闘が、成均館の儒生たちを巻き込んで繰り広げられる。

英祖は、「トンイ」の中で描かれているように、西人の少論派と南人の妨害を受けて苦労し、西人の老論派の支援を受けて王位に上ることが出来た。英祖の下では老論が政権を握り、少論と南人は失脚していた。両派が英祖の世継ぎである思悼世子に取り入ったために、老論は世子が次期王になるのを妨げた。老論の度重なる上訴に負けて、英祖は世子を米びつの中に閉じ込めて死に追いやってしまった。世子の息子であるイ・サンもまた老論の攻撃の的となり、何度も殺されかけた。英祖の庇護を受けてイ・サンは生き延び、英祖の後を継いで王位に上り、正祖となった。正祖の老論への報復は、亡き父の名誉回復がかかっていた。このような正祖の事情を描いた映画やドラマが数々あるが、最近では「風の画員」、「イ・サン」などのドラマが記憶に新しい。

成均館
(ソンギュングワン)

高麗末から朝鮮王朝時代にかけて国が設置した儒学教育の最高学府であった。現代の国立大学格の儒学教育機関といえる。

「成均」というのは、音楽の調律を合わせるという言葉で、正常から外れたことを正し、過不足を均等にするという意味である。

成均館1298年、高麗王朝忠烈王の時に国立大学の国子監を成均監と改称したことから、「成均」という名称が始まった。その後1308年、忠宣王が即位すると成均館と改称された。その後も国子監に戻されたこともあったが、最終的に成均館という名称に落ち着き、朝鮮王朝時代にそのまま受け継がれた。

入学資格は、生員・進士などの司馬試(小科)合格者だけに限られ、彼らを本科生と呼んだ。入学年齢は15歳以上で、上限はなかった。そのため、中には50歳の壮年期の本科生がいたこともあった。

本科の儒生たちは科挙試験において特典を付与され、入学すると寄宿舎に入り、国家から食事と学用品などを無償提供された。

朝鮮王朝前期までの成均館は、最高学府としての地位を誇っていたが、17世紀以降に書院が発達するにつれて、教育機関としての役割が減少した。また、激しい党派闘争(党争)に巻き込まれて儒生たちは学業をおろそかにしてしまい、科挙試験さえも不公正になり、健全な教育機能が働かなくなってしまった。
1894年の甲午改革により科挙制度が廃止となり、本来の教育目的を喪失したが、1895年に経学科が設置されると教育機関として復活した。
1910年に日本により韓国が併合されると、経学院と改称して存続したが、教育機能は再び失われた。1930年、経学院の付属として明倫学院が設立され、1939年、明倫専門学院として昇格する。1942年、財団法人明倫専門学校設立の認可を受けた。1945年8月に解放を迎えた後、再び成均館の名称が復活し、明倫専門学校から成均館大学に格上げされ、現在の総合大学・成均館大学校に発展してきた。 韓国の私立名門校の一つとして、高麗大学や延世大学などと肩を並べて韓国高等教育機関の一翼を担っている。


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