2015年02月23日

下女たち(邦題: イニョプの道)


下女たちJTBCで昨年12月12日にスタートしたが、火災事故により女性スタッフが一人死亡したため、放送が一時中断した。今年1月23日から再スタートした。20話ものの朝鮮王朝恋愛ドラマである。

主人公のイニョプは、朝鮮王朝建国の功臣で、高級官僚であるクク・ユ(クギュ)の一人娘で、何不自由なく誇り高く育てられたお嬢様であったが、父親が高麗の残党一味と疑われて極刑に処されると、一夜にしてお嬢様から奴婢に転落するという運命を辿った。兵曹判書(軍部大臣)のホ・ウンチャムの家に奴婢として預けられたイニョプは、一度は自殺を図ったが、命を助けてくれた奴婢頭のムミョンの言葉に気持ちを持ち直して父親の無実を晴らすために、下女として生きていく決心をする。下僕として生きることは辛く、耐え難いが、お嬢様の時には思いも致さなかった下女たちの生活を体験することで、認識を改めていく。

一方、朝鮮王朝建国の功労者である第三代太宗李芳遠(イ・バンウォン)は、王妃の激しい嫉妬のために、誕生したことも知らされなかった我が子の捜索を兵曹判書に依頼する。

演出: チョ・ヒョンタク
脚本: チョ・ヒョンギョン

キャスト

チョン・ユミ  クク・イニョプ(高級官僚の一人娘から奴婢に転落したが、生きるための目的を果たすために強く生き抜く)

オ・ジホ  ムミョン(本名はイ・ビ。高麗復興のための秘密結社、満月党の秘密諜報員。仮の姿は、兵曹判書家の奴婢頭で、イニョプの監視人であるが、彼女に次第に気持ちが傾いていく)

キム・ドンウク  キム・ウンギ(戸曹判書キム・チグォンの一人息子で、イニョプと結婚式まで挙げた間柄。何かとイニョプを助けようとするが、思い通りにならない)

イ・シア  ホ・ユノク(兵曹判書ホ・ウンチャムの娘で、イニョプに対して悪意を抱く。キム・ウンギをイニョプから奪い、結婚するが、ウンギの心は得られない。下女になったイニョプに辛くあたる)

チョン・ノミン(特別出演)  クク・ユ(クギュ)(イニョプの父親で、建国の功臣。罠にはめられて極刑に処せられる)

キム・ガプス  戸曹判書キム・チグォン(実の顔は朝鮮王朝に潜伏する高麗復興秘密組織満月党の党首。クク・ユを罠にはめた張本人。一人息子の行動に気が気でない)

チン・ヒギョン  韓氏夫人(キム・チグォンの奥方で、キム・ウンギの母親)

パク・チョルミン  兵曹判書(兵判)ホ・ウンチャム(太宗の信頼厚く、ご落胤の捜索を頼まれる。好色だが、人を裏切ることはしない)

チョン・ミソン  尹氏夫人(兵判の奥方。傲慢で邪な気質は娘のユノクにそのまま受け継がれる)

イ・イギョン  ホ・ユンソ(兵判の優柔不断な息子で、下女のタンジに思いを寄せている)

イ・エル  嫁のカン氏夫人(ホ・ユンソの正室であるが、夫から敬遠されている)

チョン・ソミン  タンジ(兵判家の下女の一人。イニョプとは悪縁の仲)

イ・ヨンギョン  タンジネ(タンジの母親で縫女頭)

チェ・グッキ  料理頭ヘサン(下女たちの間では恐ろしい存在。実の姿は満月党の幹部)

アン・ネサン  太宗李芳遠

イ・ドギョン  太祖李成桂
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2015年02月21日

輝いたり狂ったり(光か狂か)

輝いたり狂ったり

1月19日から始まったMBCの24話もの歴史ドラマ。。
高麗初期、王朝の政治基盤を確立した第四代光宗の青年時代を描く。高麗を建国した太祖王建は、多くの豪族と婚姻同盟を結び、30人に近い妻を娶り、王子だけでも25人をもうけた。そのため、建国後、有力豪族たちの政治的介入と権力闘争が絶えず、何者かに暗殺された太祖の後を継いだ2人の王子たちは豪族の言いなりで、王権が弱体化した。太祖の四男で、呪われた王子として生まれた王昭(ワン・ソ)は、生前の父王から豪族の排除と千年高麗の基盤造りを頼まれ、太祖の秘密武装組織を受け継いだ。父王暗殺の主犯探しの過程で出会った渤海の姫君で、王家から捨てられた後、有力商人に成長したシン・ユルとのロマンスも描かれる。シン・ユルを演じるオ・ヨンソは、昨年のMBC演技大賞で大賞を逃したものの、最優秀演技賞に選ばれた女優で、今回もその存在感が際立ち、演技も光っている。ワン・ソを演じるチャン・ヒョクとの息がぴったり合っている。

兄の後継で第四代王に上ったワン・ソこと光宗は、朝鮮半島で初めて官吏登用試験である科挙制度を取り入れ、能力重視の人材選びを図った。豪族や建国功臣たちの横暴を防ぐための対策であった。

光宗を「クワンジョン」と発音する。「クワン」と発音する「光」と「狂」は同音異義語で、これがドラマのタイトルを成している。実際、国王になってからの光宗は、見方によっては、王朝の基礎造りに多くの政治改革を行った「光」の面と、大勢の反対派を殺した暴君としての「狂」の面を見せた。

演出: ソン・ヒョンソク、ユン・ジフン
脚本: クォン・インチャン、キム・ソンミ

出演

チャン・ヒョク  王昭(ワン・ソ)(後の第四代光宗。高麗太祖王建の四男で、母親は太后の忠州劉氏。父王の成しえなかった遺志を継いで、強く永続する高麗の基礎を作るために活躍する)

オ・ヨンソ  シン・ユル(渤海最後の姫君であるが、殺されそうになるところを乳母に助けられた。中原に逃れ、有能な商人に成長し、ワン・ソと運命的に出会う。ワン・ソにとって幸運をもたらす女性)

イ・ハニ  皇甫(ファンボ)ヨウォン(太祖と第四夫人皇甫氏との娘。王旭の姉。ワン・ソの夫人であると同時に異母姉にあたる。自分の家門皇甫氏から王を出すことに執念を燃やす)

イム・ジュファン  王旭(ワン・ウク)(太祖王建の五男で、ファンボ・ヨウォンの実弟。ワン・ソと王位継承を争うが、形勢不利と見るや身の処し方を改め、生き延びることが出来た。千秋太后の父親となる)

イ・ドックワ  ワン・シンニョム(王建の従弟で、太祖亡き後の実権を握り、後継王たちを思いのままに操る。太祖の暗殺主犯)

リュ・スンス  第三代定宗。本名はワン・ヨ。ワン・ソとは同腹の兄で、王権を取り戻そうともがくが、果たせず、毒殺される。弟のワン・ソに王位を継がせる決意をする。

ナ.ジョンチャン  セウォン(ワン・シンニョムの護衛であるが、皇甫ヨウォンとも深い関係のある剣の使い手)

キム・ネハ  ウンチョン(ワン・ソの忠臣で、秘密組織の実行者)

高麗時代の婚姻

儒教を国の根幹となす朝鮮王朝が成立すると、近親婚は禽獣的風習として排除され、発生地を同じくする同姓間の結婚も禁止された。ところが、仏教中心の高麗時代までの朝鮮半島では、近親婚が行われていた。特に、王室内では兄弟姉妹間の婚姻が普通とみなされていた。国王の娘である姫は、母親の姓を名乗り、母親の異なる兄弟姉妹間の婚姻で、王族の尊い血のつながりを重要視した。ワン・ソも父親が同じでも腹違いの姉を妻に迎えていた。

太祖王建夫人の忠州劉氏と黄州皇甫氏

太祖王建の大勢の夫人たちの中で、第三夫人の忠州劉氏と第四夫人の黄州皇甫氏が有力豪族の出で、両勢力が王位継承をめぐって競い合った。太祖の五男で、ワン・ソの弟にあたる王旭は、母親が皇甫氏で、千秋太后とその妹の父親であった。皇甫二姉妹は、伯父にあたる光宗の息子で、従兄にあたる第五代景宗の妃となり、千秋太后の息子が第六代穆宗であった。彼が部下の康兆(カン・ジョ)に殺害されると、忠州劉氏系の王統が途絶えた。皇甫氏系の王旭(ワン・ウク)の子が後を継いだが、一代限りで、王旭の弟で新羅系の王郁(ワン・ウク)の子孫がその後の歴代王に就いた。
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2015年02月16日

懲録(チンビロク)


懲録2月14日からスタートしたKBSの光復70周年特別企画大河歴史ドラマ。「鄭道伝」の後続である。主人公は、16世紀後半の朝鮮王朝で名宰相と謳われた柳成龍(ユ・ソンニョン)。彼が著した「懲録」を基に豊臣秀吉が朝鮮を侵略した壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の前夜から7年にわたる戦乱期を描く。李舜臣将軍の活躍した戦場が舞台ではなく、王と官僚たちが政策を論じ、決定する朝廷内部で繰り広げられる政治ストーリーである。
豊臣秀吉軍の侵略を防げなかった無能な政治家たちや自分自身への戒めを込めた懲録の「懲」は、歴史の過ちを懲らしめ、「」は将来の危機に備える知恵と洞察を求める、という意味である。特に当時の第14代国王宣祖の人格と君主としての器の小ささに柳成龍の苦労と苦悩は絶えなかった。

柳成龍演出: キム・サンヒ、キム・ヨンジョ
脚本: チョン・ヒョンス、チョン・ジヨン

出演

キム・サンジュン: 柳成龍(壬辰倭乱当時、領議政兼戦時総司令官を務めた宰相)(肖像画)

キム・テウ: 第14代国王宣祖

チョン・テウ: イ・チョルリ(柳成龍の心僕)

イ・ジェヨン: 李山海(イ・サネ)(東人派の領主。風見鶏のように動く政治家)

イム・ドンジン: ユン・ドゥス(西人派の主要人物)

ノ・ヨンハク: 光海君(宣祖の次男で、後に第15代国王となる。父王より王の器が備わる)

キム・ギュチョル: 豊臣秀吉

ソン・ドンヒョク: 鄭K(チョン・チョル)(西人派の領主で、優れた文才の持ち主)

チェ・チョルホ: イ・ハンボク(西人派に属するが、柳成龍とも親しい間柄で、クォン・ユルの婿)

イ・グワンフン: シン・ミョンチョル(軍人で柳成龍の護衛を務める)

ハン・ジワン: ハン・ソリ: 酒店を一人で運営する女店主

キム・ヘウン: 貴人金氏(後のインビン金氏)

パク・チイル: ソン・イッピル(西人派の精神的支柱のような人物。当代の8文章家に数えられるくらい優れた人材であったが、奴婢出身のために官僚になれなかった)
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2015年01月02日

2014 SBS演技大賞


2014SBS演技大賞12月31日、ソウル三成洞のCOEX Dホールにて行われた授賞式をSBSが実況中継した。
SBS演技大賞からSAF演技大賞と改められている。
総合司会は、昨年と同じイ・フィジェにパク・シネとパク・ソジュンが加わり、三人体制であった。例年授賞式に色を添えている祝賀公演は、今回も受賞者たちが中心になって本格的に歌を歌い、ダンスを披露した。KBS演技大賞の祝賀公演と同様に楽しみの一つである。
今年度のSBSを代表するドラマは、「星から来たあなた」であった。大賞と最優秀演技賞を獲得した主演のチョン・ジヒョンとキム・スヒョンは、十大スター賞、ベスト・カップル賞にも選ばれた。
11月16日、癌との闘病中に亡くなったキム・ジャオクの44年の長きにわたる演技人生を称えて、SBSも彼女に功労賞を贈った。長男のオ・ヨンファン氏が式場に現れ、代理受賞した。数々のドラマの中で名物母さんを演じてきた彼女の朗らかな姿は、もう過去のドラマの中でしかお目にかかれない。合掌。

受賞者と受賞作品

大賞  チョン・ジヒョン(星から来たあなた)

2014SBS演技大賞功労賞最優秀演技賞

長編ドラマ
男子  イ・ジェフン(秘密の門)
女子  ファン・ジョンウム(終わりなき愛)

中編ドラマ
男子  キム・スヒョン(星から来たあなた)
女子  パク・シネ(ピノキオ)

ミニシリーズ
男子  パク・ユチョン(スリーデイズ)
女子  コン・ヒョジン(大丈夫、愛だよ)

SBS特別賞  イ・ジョンソク(ドクター異邦人、ピノキオ)

優秀演技賞

長編ドラマ
男子  ソン・チャンイ(三度結婚する女)
女子  チェ・ジョンユン(チョンダムドン・スキャンダル)

中編ドラマ
男子  シン・ソンノク(星から来たあなた)
女子  ハン・イェスル(美女の誕生)

ミニシリーズ
男子  ソン・ドンイル(大丈夫、愛だよ)
女子  ソ・イヒョン(スリーデイズ)

特別演技賞

一幕特集劇
男子  イ・ドックワ(十月のある素敵な日に)
女子  オ・ヒョンギョン(母さんの選択)

長編ドラマ
男子  チョン・ウンイン(終わりなき愛)
女子  キム・ヘソン(チョンダムドン・スキャンダル)

中編ドラマ
男子  キム・チャンワン(星から来たあなた)
女子  コ・ドゥシム(温かい言葉一言)

ミニシリーズ
男子  イ・グワンス(大丈夫、愛だよ)
女子  チン・ギョン(大丈夫、愛だよ)

放送三社ドラマPDが選んだ演技者賞(プロデューサー賞)
チョン・ジヒョン(星から来たあなた)

功労賞  故キム・ジャオク

ニュースター賞
アン・ジェヒョン(星から来たあなた、お前たちは包囲された)
イ・ユビン(ピノキオ)
ソ・ハジュン(愛だけしようか)
ハン・ソナ(神の贈り物14日)
カン・ハヌル(エンゼルアイズ)
ナム・ボラ(愛だけしようか)
キム・ヨングワン(ピノキオ)
ハン・グル(温かい言葉一言)
パク・ソジュン(温かい言葉一言)
キム・ユジョン(秘密の門)

十大スター賞
パク・ユチョン(スリーデイズ)、チョン・ジヒョン(星から来たあなた)
チュ・サンウク(美女の誕生)、パク・シネ(ピノキオ)、キム・スヒョン(星から来たあなた)
ハン・イェスル(美女の誕生)、イ・ジェフン(秘密の門)、ファン・ジョンウム(終わりなき愛)
イ・ジョンソク(ピノキオ、ドクター異邦人)、チョ・インソン(大丈夫、愛だよ)

ネッティズン人気賞  キム・スヒョン(星から来たあなた)

ベスト・カップル賞
チョン・ジヒョン+ キム・スヒョン(星から来たあなた)
チュ・サンウク+ ハン・イェスル(美女の誕生)
イ・ジョンソク+ パク・シネ(ピノキオ)
チョ・インソン+ コン・ヒョジン(大丈夫、愛だよ)
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2014 KBS演技大賞


2014KBS演技大賞12月31日の夕刻、ソウル・ヨイドのKBS公開ホールにて授賞式が開催された。
総合司会は、今年度のドラマで活躍したキム・サンギョン、パク・ミニョン、ソ・イングクの三人であった。三人の息がよく合っていた。かつて世宗大王を演じたことのある、真面目なイメージのキム・サンギョンが結構コミカルなキャラクターであるのは、意外な発見であった。
今回の大賞に選ばれたのは、大河歴史ドラマ「鄭道伝」とホーム・ドラマ「家族同士なぜこうなの」のユ・ドングンであった。12年ぶり三度目の受賞となった。歴史ドラマ常連のチェ・スジョンと肩を並べた。彼の受賞スピーチは、謙虚で格調高いとの評であった。一時、ある放送局と喧嘩する程のすさんだ時期もあったが、欲や傲慢などから脱皮し、悟りの境地にたどり着いた感があった。「鄭道伝」で大賞の前評判が高かったチョ・ジェヒョンは、最優秀演技賞に選ばれた。KBSも故キム・ジャオクに功労賞を贈った。

受賞者と受賞作品

大賞  ユ・ドングン(鄭道伝、家族同士なぜこうなの)

2014KBS演技大賞功労賞最優秀演技賞
男子  チョ・ジェヒョン(鄭道伝)
女子  キム・ヒョンジュ(家族同士なぜこうなの)

作家賞
カン・ウンギョン(家族同士なぜこうなの)
チョン・ヒョンミン(鄭道伝)

優秀演技賞
毎日連続劇
男子  チェ・ジェソン(一途な心のたんぽぽ)
女子  シン・ソユル(甘い秘密)、チェ・ユニョン(猫はいる)

ミニシリーズ
男子  ムン・ジョンヒョク(恋愛の発見)
女子  チョン・ユミ(恋愛の発見)

中編ドラマ
男子  イ・ジュンギ(朝鮮のガンマン)
女子  ナム・サンミ(朝鮮のガンマン)、パク・ミニョン(ヒーラー=治療家)

長編ドラマ
男子  パク・ヨンギュ(鄭道伝)、キム・サンギョン(家族同士なぜこうなの)
女子  キム・ジホ(本当に良い時代)

放送三社ドラマPDが選んだ演技者賞  チョ・ジェヒョン(鄭道伝)

功労賞  故キム・ジャオク(夫のオ・スングン氏が代理受賞)

新人演技賞
男子  ソ・イングク(王の顔)、パク・ヒョンシク(家族同士なぜこうなの)
女子  キム・スルギ(恋愛の発見)、ナム・ジヒョン(家族同士なぜこうなの)

助演賞
男子  シン・ソンノク(王の顔、トロットの恋人)
女子  イ・チェヨン(かっこうの巣)、ハン・ウンジョン(ゴールデン・クロス、アイアンマン)

青少年演技賞
男子  クワク・トンヨン(感激時代)
女子  アン・ソヒョン(一途な心のタンポポ)、ホン・ファリ(本当に良い時代)

一幕劇賞
男子  チョ・ダルファン(ドラマ・スペシャル「醜い愛」)
女子  キム・ソヒョン(ドラマ・スペシャル「違う泣き方」)

ネッティズン(ネット・シチズン)賞
ムン・ジョンヒョク(恋愛の発見)、チョン・ユミ(恋愛の発見)

人気賞
男子  チュ・ウォン(明日もカンタビーレ)、チ・チャンウク(ヒーラー)
女子  イ・ダヒ(ビッグマン)、チョン・ウンジ(トロットの恋人)

ベスト・カップル賞
キム・サンギョン+ キム・ヒョンジュ(家族同士なぜこうなの)
イ・ジュンギ+ ナム・サンミ(朝鮮のガンマン)
ムン・ジョンヒョク+ チョン・ユミ(恋愛の発見)
パク・ヒョンシク+ ナム・ジヒョン(家族同士なぜこうなの)
チ・チャンウク+ パク・ミニョン(ヒーラー)
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2014 MBC演技大賞


2014MBC演技大賞12月30日夕刻、サンアムのMBC新社屋公開ホールにて授賞式が開催された。
今回の総合司会は、シン・ドンヨプとチェ・スヨンであった。チェ・スヨンはドラマ「私の生涯の春日」に出演し、授賞式のオープニングでも中心的にダンスを披露した。
今回の演技大賞の特徴は、大賞の選択を視聴者投票に100%委ねたこと。式の開始時点で審査員が選んだ三人の候補を発表し、締め切りまでに視聴者が携帯で投票した結果を集計して大賞を決定した。今回は「来た! チャン・ボリ」と「ママ」が競ったが、今年のドラマ賞に選ばれたのは「来た! チャン・ボリ」であった。視聴者投票で選ばれた大賞もチャン・ボリに軍配が上がり、約71万2000票中の過半数以上を獲得したイ・ユリに決まった。
2014年度のもう一つの特徴は、11月16日に急死したキム・ジャオクに功労賞が贈られたこと。これは、他のKBSとSBSの演技大賞でも同じことであった。三社一様のキム・ジャオクに対するオマージュであった。(合掌)

受賞者と受賞作品

大賞  イ・ユリ(来た! チャン・ボリ)(写真)

今年のドラマ賞  「来た! チャン・ボリ」

最優秀演技賞

ミニシリーズ
男子  チャン・ヒョク(運命のようにお前を愛す)
女子  チャン・ナラ(運命のようにお前を愛す、ミスター・バック)

2014MBC演技大賞功労賞特別企画
男子  チョン・イル(夜警日誌)
女子  ソン・ユナ(ママ)

連続劇
男子  キム・ジフン(来た! チャン・ボリ)
女子  オ・ヨンソ(来た! チャン・ボリ)

優秀演技賞

ミニシリーズ
男子  キム・サンジュン(改過遷善=悔い改める)
女子  チェ・スヨン(私の生涯の春日)

特別企画
男子  チェ・ジニョク(傲慢と偏見)
女子  ペク・チニ(トライアングル、傲慢と偏見)

連続劇
男子  イ・ジャンウ(バラ色の恋人たち)
女子  キム・ジヨン(みんなキムチ)

黄金演技賞
男子  アン・ネサン(来た! チャン・ボリ)、チェ・ミンス(傲慢と偏見)
女子  キム・ヘオク(来た! チャン・ボリ)、イ・ミスク(ミス・コリア、バラ色の恋人たち)

一幕演技賞  ピョン・ヒボン(私の人生の瘤)

放送三社ドラマPDが選んだ今年の演技者賞  イ・ユリ(来た! チャン・ボリ)

今年の作家賞  キム・スノク(来た! チャン・ボリ)、ユ・ユンギョン(ママ)

子役賞  キム・ジヨン(来た! チャン・ボリ)、ユン・チャニョン(ママ)

新人賞
男子  イム・シワン(トライアングル)、チェ・テジュン(母さんの庭園)
女子  コ・ソンヒ(ミス・コリア、夜警日誌)、ハン・ソナ(バラ色の恋人たち)

功労賞  故キム・ジャオク(写真下)(長男が来場し、代理受賞)

ベスト・カップル賞  チャン・ヒョク+ チャン・ナラ(運命のようにお前を愛す)

人気賞
シン・ハギュン(ミスター・バック)
チャン・ナラ(運命のようにお前を愛す、ミスター・バック)
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2014年11月14日

王の顔


王の顔11月19日からKBSの特別企画ドラマ枠で放送がスタートするヒュージョン歴史ドラマ。
主人公は悲劇の廃王となった光海君(クワンヘグン)である。彼の16年にわたる苦難と辛抱に満ちた王世子時代を中心に物語は展開する。
最近、光海君についての新たな歴史的解釈を試みるのが流行っている。二年前にイ・ビョンホンが主演した映画「光海、王になった男」もそんな一つである。
光海君と言えば、金尚宮ことキム・ゲシを抜きにしては語れない。二人のラブ・ストーリを扱ったドラマや映画がいくつかあるが、1995年の「西宮(ソグン)」ではイ・ヨンエ、2003年制作の「王の女」ではパク・ソニョンがそれぞれ金尚宮を演じた。金尚宮をめぐって光海君と父親の宣祖が密かに対立することになり、父王は光海の王位継承を素直に認めようとしなかった。

今回のドラマでは、観相家が重要な役割を担っている。昨年末から今年にかけて様々な映画賞で注目された時代劇「観相」に登場する人々である。国王になる人は顔にその相が現れるとされる。歴代の王たちは、自分に君主の相があるかどうかにこだわった。光海君の父王宣祖もそのような一人であった。元々王位とは縁のない庶出王家の一員でしかなかったが、後嗣のない嫡流最後の王明宗の養子に迎えられて俄かに王位に就いた。そのため、常に王位継承の正統性に対してコンプレックスを抱き続けた。その弱点をカバー出来るのが、観相による王の相があるという判定であった。しかし、高名な観相家は宣祖の相が絶対に国王になってはならない相であると直言し、姿を消してしまう。宣祖の苦悩は、自分の息子に対しても疑念を生み、後の王室の不幸を招くことになる。
今回、光海君を演じるのは、「応答せよ、1997」で大ブレークしたソ・イングク。金尚宮にはチョ・ユニが扮する。

演出 ユン・ソンシク
助演出 チャ・ヨンフン
台本 イ・ヒャンヒ、ユン・スジョン

登場人物

光海君(1575-1641) (ソ・イングク)  朝鮮王朝第15代王になる人。側室のコンビン金氏から生まれた庶出のため、最も国王の資質を備えた王子であったが、父王がなかなか認めてくれなかった。父親の側室となった金尚宮に初恋をする。政治手腕に優れた金尚宮に助けられて16年にわたる王世子時代を耐え抜き、王位を手に入れた。後に甥にあたる仁祖のクーデタにより国王の座を追われ、配流地の済州島で66年の生涯を閉じた。

金尚宮(? – 1623) (チョ・ユニ)  本名はキム・ゲシといい、宣祖からキム・ガヒの名前を与えられた。お部屋付き女官であったが、宣祖に見初められて尚宮に昇格した。宣祖の二番目の妃、インモク王妃とは激しく対立し、光海君の王位継承のために政治的な力を発揮し、実現させる。美人ではなかったが、敏捷で、知恵者であったので、光海君に気に入られ、寵愛を受けた。光海君が王になると、国政にも関与することになり、女宰相のように権力を振り回した。クーデタにより光海君が倒れると、刑場に引き出され、斬首となった。

宣祖(1552-1608) (イ・ソンジェ)  王位継承の正統性のない第14代国王。コンプレックスの塊で、いつ誰かに自身の王座を奪われはしまいかと不安に悩まされる、小心者で神経質な国王。正統性にこだわり、庶子の光海君より、王妃から生まれた嫡子が後嗣になることを望み続けた。これが光海君の悲劇を生む種となった。豊臣秀吉の朝鮮侵略の時、王宮を捨てて明との国境近くに避難したことも、彼の王としての器が問われることになる。

貴人金氏(1555-1613) (キム・ギュリ)  宣祖の二番目の側室。後にインビン金氏となり、自分の息子に王位を継がせるために、光海君の宿敵となる。彼女の死後、孫の仁祖がクーデタで光海君を倒し、祖母の念願を叶える。

チョン・ヨリプ(チェ・チョルホ)  朝廷の官職にあったが、政争の渦に巻き込まれて下野し、万民平等の考えの下、身分制度による貴賤の差別のない大同契という武装組織を作る。しかし、組織の勢力拡大と共に国家に対する謀反を疑われると、息子を連れて逃亡し、官軍に包囲されると自殺してしまった。この出来事をチョン・ヨリプの謀反事件という。

キム・ドチ(シン・ソンノク)  賤しい身分の出だが、大の野心家である。字を教えてくれたチョン・ヨリプの思想に共感し、師と共に大同契を組織する。国王に対する恨みが強く、チョン・ヨリプの知らぬところで、国王を倒して、自分の王国を作ろうと考える。国王になるための秘密文書「龍顔秘書」の存在をチョン・ヨリプから聞き、それを王室書庫から盗もうとする。計画が発覚し、このために大同契は壊滅させられ、チョン・ヨリプは死に追いやられた。師が果たせなかった万民平等の大同社会の理想を引き継ぐ決心をする。

李山海(イ・サネ) (アン・ソックワン)  東人から分裂した大北の重鎮で、信念よりも政治状況に合わせて行動する人物。

鄭K(チョン・チョル) (チュ・ジンモ)  西人の中心人物。妥協を知らない剛直な政治家であるが、当代随一の詩人でもあった。その性格ゆえに何度も東人から攻撃を受け、左遷の憂き目にあうが、その都度政界に復帰を果たしている。チョン・ヨリプの謀反事件を調査し、東人を失脚させるのに成功した。

ペク・キョン(イ・スンジェ)  朝鮮最高の観相家。明宗の妃であるインスン王后の寵愛を一身に受けた観相家で、宣祖の相が絶対に王になってはならない相であると直言したことから、身の危険を感じ、朝廷から行方をくらました謎の多い人物。

宋内官(キム・ミョンゴン)  宣祖の策士であり、アドバイザーを務める宦官。光海君の観相学の師匠でもある。宣祖の根深いコンプレックスと「龍顔秘書」の秘密を知っている唯一の人物。

コ・サン(イ・ギヨン)  王室の学問機関である観象監に所属する観相学部の教授で、宣祖の絶大な支持を受けている観相家である。天賦の才に恵まれているが、その才能を自身の欲望のために使用する。

宣祖と李舜臣

豊臣秀吉の文禄・慶長の役で大変な目に遭ったのが国王の宣祖であった。漢城(現ソウル)が危なくなると、王宮を捨てて北方に避難した。そんな国王の卑怯な態度に民衆は怒りを爆発させ、王宮を焼打ちし、財を略奪した。戻って来た王は、大半が廃墟と化した宮殿を見て民心を思い知らされた。
戦乱中、何度か王命に背いたとして李舜臣将軍を監獄に閉じ込めたり、将軍から兵卒への身分降格を命じ、朝鮮水軍の戦意を挫くような結果をもたらしたが、不死鳥のような李舜臣は、無能な指揮官たちのために多くの軍船を失った水軍を立て直し、死ぬまで豊臣軍を追撃した。誰かに王位を奪われはしないかと恐れていた宣祖は、英雄李舜臣に脅威を感じたため、将軍に厳しく当たったとされる。しかし、反逆罪を被せて殺すことは最後まで出来なかった。李舜臣将軍には民心がついていたからである。
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2014年09月29日

三銃士


8月17日からケーブルチャンネル・衛星放送のtvNが放送中のアクション時代劇。
三銃士アレクサンドル・デュマの超ロングラン小説「三銃士」と朝鮮王朝の王世子たちの中で最も悲劇的でドラマチックに生きた昭顕世子(ソヒョン・セジャ)の物語を一つにまとめて、まったく新しい韓国的「三銃士」を再創造したドラマとなっている。ルイ14世の父王であるルイ13世治世下のフランスでダルタニャンが活躍した17世紀の同じ頃、極東の朝鮮でも昭顕世子が激動の時代を生きていた。
ストーリーは、女真族の清が朝鮮に侵攻する丙子胡乱の直前、戦雲が立ち込める1636年に始まり、昭顕世子が父王の命で毒殺の危機に見舞われる1646年までの10年にわたる主人公たちの運命を描く。戦争、中国大陸での人質生活、明・清・朝鮮三国間の熾烈な外交戦、武士たちの迫真感あふれる激闘などを盛り込んだ一大叙事詩である。

演出  キム・ビョンス
脚本  ソン・ジェジョン

配役

チョン・ヨンファ  パク・タリャン(ダルタニャン)

イ・ジヌク  昭顕世子(アトス)

ヤン・ドングン  ホ・スンポ(ポルトス)

チョン・ヘイン  アン・ミンソ(アラミス)

ソ・ヒョンジン  世子夫人カン・ユンソ(アンヌ王妃)

キム・ミョンス  第16代国王仁祖(昭顕世子の父)(ルイ13世)

パク・ヨンギュ  金自点(キム・ジャジョム)(リシュリュー枢機卿)

チョン・ノミン  崔鳴吉(チェ・ミョンギル)(トレビル卿)

ユ・イニョン  趙美寧(チョ・ミリョン)(ミレディー)

キム・ソンミン  龍骨大(ヨンゴルテ)(バッキンガム公爵)

パク・ソンミン  ノ・ス(ロシュフォール伯爵)

特別出演
チョン・ユソク  燕厳・朴趾源(ヨナム・パク・チウォン)(物語の語り部)

龍骨大(ヨンゴルテ)

女真族が建国した清の将軍。国王仁祖が最も恐れ、苦手とした相手。三田渡の屈辱を仁祖に強いた張本人である。本名は、タタラ・イングルダイ(Tatara Inggludai)という。
仁祖の長男である昭顕世子とは、心が通じ合い、友情を育んだ。世子が仁祖に毒殺されると、再び朝鮮に攻め込み、世子の仇を討とうと考えたほどである。
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2014年09月28日

秘密の門


秘密の門副題は「儀軌殺人事件」。
9月22日から放送が始まったSBSの歴史ドラマである。
舞台は18世紀中ごろ、第21代英祖の時代。強力な王権を志向した国王とその息子で、身分による貴賤の区別のない「公平な世」を主唱した思悼世子(サドセジャ)ことイ・ソンが葛藤する中、父親は息子を死に追いやることになる。思悼世子の死をめぐる秘密を架空の登場人物である女流名推理作家、ソ・ジダムが明らかにしていく。物語は、世子の肖像画を担当する宮廷画家の謎の死から始まる。

英祖は、トンイを母親にして生まれた粛宗の四男で、病弱な腹違いの兄、景宗の後を継いで王位に上った。母親が賤しい身分の出であったため、生涯コンプレックスを抱き続け、自分の王位継承を支持した政治勢力の老論に頭が上がらなかった。そのために強力な王権を目指すことになる。それに対して、息子のイ・ソンは、制約なしに国政に向き合える立場にあった。彼の民主主義的な考えは、老論派と父王から危険視され、老論と対立する少論派に支えられた。老論と少論の権力争いに巻き込まれて、父と子が対立し、挙句の果てに父が息子を死なせるという悲劇を招いた。
コンプレックスの塊で、アクの強い英祖を演じるのは、「根の深い木」で国王世宗に扮して以来2度目のテレビ出演となるハン・ソッキュ

思悼世子の協力者となるが、彼の死後、その謎に挑むことになる天才推理作家のソ・ジダムを、名子役を脱して大人の女優に変身したキム・ユジョンが演じる。

脚本を書くのは、「不滅の李舜臣」、「黄真伊」などを手掛けたユン・ソンジュ作家。

演出はキム・ヒョンシクPD。

キャスト

ハン・ソッキュ  英祖(粛宗の四男で、朝鮮王朝第21代国王)

キム・ユジョン  ソ・ジダム(天才的な能力を備えた推理小説作家で、思悼世子の協力者)

イ・ジェフン  思悼世子イ・ソン(英祖の次男で悲運の王世子。正祖の父親)

キム・ミンジョン  ナ・チョルチュ(朝鮮剣契界のあらゆる実力者を制圧した剣契の中の剣契)

チェ・ウォニョン  チェ・ジェゴン(弘文館の学者官僚で、世子の右腕として政務を処理する)

パク・ウンビン  思悼世子の正妃洪氏(正祖の生母で、後に恵慶宮洪氏と呼ばれる。「閑中録」を書き残す)

キム・チャンワン  キム・テク(老論派の重鎮で、領議政を務める。思悼世子とは際限なく対立する)

ソ・ジュニョン  シン・フンボク(思悼世子とは身分を超えた友であり、秘密を抱えた宮廷画家。その秘密のため何者かによって暗殺される)

パク・ヒョジュ  ウンシム(芙蓉斎の行首で、ソ・ジダムの協力者)

イ・ウォンジョン  パク・ムンス(少論の実力者でありながら、自党派の利益よりも民の安泰を優先することの出来る人物)

儀軌

朝鮮王室にて国家の重要行事がある時、後世に参考として残す記録文書である。宮廷画家たちが行事の手順を色彩豊かに事細かく描き残している。朝鮮王朝の太祖の時代から始められているが、この儀軌の一部が20世紀初頭、朝鮮総督府により日本に持ち去られている。その返還交渉の過程が近年ニュースになった。2007年6月、世界記録遺産に登録されている。

剣契(コムゲ)

「刀を差して歩く集団」という意味の、朝鮮王朝後期の暴力組織である。粛宗の時代に初めてその存在が朝廷に知られるようになった。元々は葬礼費用を集める目的で結成された契(頼母子講または秘密組織)の香徒契から出発したとされる。剣契の主な仕事は、殺人、暴行、強奪、略奪などで、今でいう組織暴力団のようなことをしていた。ドラマ「トンイ」の父親が剣契の首領であったことが記憶に新しい。
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2014年08月06日

夜警日誌


야경꾼일지2.jpg8月4日からMBCで放送が始まった新しい時代劇。MBCが得意とするファンタジー史劇というジャンルに分類される。これまでに「九家の書」、「太陽を抱く月」、「アラン&サトー伝」、「太王四神記」などがこの部類に属する。時代設定は15世紀から16世紀となっているが、登場するのは架空の人物たち。ドラマの内容と時期から稀代の暴君として名を残した燕山君の時代と推定される。

タイトルの「夜警」は、レンブラントの有名な群像画でお馴染みの一般夜警とは少し異なる。夜の治安を守るために巡回するのは同じだが、漆黒の暗闇の中を跋扈する悪霊(悪魔)たちを退治する「退魔師」、すなわちエクソシストのことである。
悪霊を呼ぶのは、人間の欲望である。悪霊を利用して自分の欲望を満たそうとする。そんな邪悪な企みを阻止しようと夜警たちは夜の王宮や都中を駆け巡る。主人公たちは、運命的な巡りあわせで夜警として活動することになる。

原題は「夜警軍日誌」である。ドラマの中で主人公たちが王宮の片隅で埃まみれの記録文書を発見するが、それがこの日誌である。

演出は、「朱蒙」を担当したイ・ジュファンPDと、彼を補助するユン・ジフンPD。
脚本は、これまでに数々の歴史ドラマを手掛けてきたユ・ドンユン作家を始め、パン・ジヨン、キム・ソニの三人体制。

主演

チョン・イル  イ・リン: 悪霊が見える王子。本来なら国王になるはずの嫡出の王子であるが、悪霊に取りつかれた父王と母親王妃の不幸のために王宮から追い出され、不良王子として成長する。幼少期の事件をきっかけにして悪霊が見える能力を身に着け、夜警、すなわち退魔師の中心となって活躍することになる。

チョン・ユンホ  ムソク: 義理に厚い氷のような武官。国王直属の観察部武官。命令によりイ・リンの護衛と監視を任されるが、次第に命令忠実者の氷のような心が解け、悪霊退治の義に目覚め、イ・リンの協力者となる。

コ・ソンヒ  トハ: 白頭山マゴ族出身の野生馬のような娘。マゴ族の神がかり的な巫女であった姉と同様に不思議な神通力に恵まれる。イ・リンとの運命的な出会いにより、夜警の一員となる。

ソ・イェジ  スリョン: 強弱二つの顔を持つお嬢様。朝廷の実権者パク・スジョンの娘で、幼少期よりイ・リンを近くで見守ってきた。イ・リンに尽くすが、彼の心を得ることが出来ず、陰で泣く。

助演者

ユン・テヨン  チョ・サンヒョン: イ・リンの父王の護衛武官であった。王が悪霊に取りつかれたことを見抜き、イ・リンを彼の狂気から救う。羅針盤のような道具で悪霊の存在を探知する退魔師の一人。

キム・フンス  キサン君: イ・リンの異腹の兄。幼少期より王座を狙う野心家で、嫡出のイ・リンに対して屈折した思いを抱く。イ・リンの不幸に乗じて念願の王座を手にする。そして朝鮮最悪の暴君へと変貌する。

イ・ジェヨン  パク・スジョン: 朝廷の実権者で、スリョンの父親。

チェ・ウォニョン  へ宗(ヘジョン): イ・リンの父王

ソ・イスク  チョンス大妃: イ・リンの祖母

イ・セチャン  ソン内官: 王宮宦官

キム・ソンオ  サダム: 白頭山竜神族の首領。魔力、悪霊の力を利用して悪事の数々を働く。国王にすら呪いをかけて自分の餌食にする。

朝鮮王朝時代の夜警

夜9時から翌朝5時までの通行禁止時間に市中を巡回し、悪霊(犯罪人)を捕える防犯巡察隊として活動していた。
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2014年06月28日

朝鮮の銃撃手(ガンマン)

朝鮮の銃撃手6月25日からKBSでスタートしたヒーローの活躍を描く新しい時代劇。19世紀末を舞台に時代の激動期を生きていった若者たちの夢と愛を描く。朝鮮第一の剣士の息子として、自らも剣の道に生きようとしていた青年が、西洋から入ってきた新式銃の犠牲になった父親の死に直面し、剣を捨てて銃士となって復讐を果たしていく。主人公のパク・ユンガンを演じるのは、「アラン・サトー伝」のイ・ジュンギ。相手役はナム・サンミで、当時の訳官の娘で、開花思想に目覚め、新しい世界に生きようと志す女性、チョン・スインを演じる。他に、チョン・ヘビン、ハン・ジュワン、ユ・オソン、チェ・ジェソン、アン・ソックワン、チェ・ジョンウォン、チェ・チョルホ、イ・ミヌらが顔を揃える。

演出: キム・ジョンミン、チャ・ヨンフン
脚本: イ・ジョンウ、ハン・ヒジョン
原案: キ・スンテ作「朝鮮の銃撃手」(2010年韓国コンテンツ振興院公募受賞作)

主な登場人物

パク・ユンガン(イ・ジュンギ) 名剣士で名高い武官の父親を目標に自分も剣の道に生きようとしていたが、新式銃の餌食になった父親の死を前にして、涙ながらに剣を捨て銃士となって父親の復讐を果たそうと決心する。銃を持っても心の中にはいつも剣があった。剣は自分の誇りであり、朝鮮の魂であった。

チョン・スイン(ナム・サンミ) 裕福で進歩的な訳官の娘で、学問の師から開化思想を学び、世界に開かれた新しい世の中を夢見る。

チェ・ヘウォン(チョン・ヘビン) チェ・ウォンシンの一人娘で、美貌と強力なカリスマを備え、欲望の火花といわれる女性。財力で世の中を支配しようとしたが、お金では買えない愛という存在によって歴史の渦の中に巻き込まれていく。

チェ・ウォンシン(ユ・オソン) 表の顔は褓負商団の頭領で、裏の顔は守旧派秘密組織の首領であるキム・ジャヨンの命に従う朝鮮最高の狙撃手。

パク・チンハン(チェ・ジェソン) パク・ユンガンの父親で、有能な武官。怪しい銃撃手たちを捜査している最中、彼らの標的となり、銃弾に倒れる。

キム・ホギョン(ハン・ジュワン) 領議政(太政大臣)キム・ビョンジェの庶出の息子。同じ学問の師の下でチョン・スインと出会い、開化の志を共にする。日本の明治維新に強く惹かれ、日本に密航し、急進的な開化思想家となって帰国し、孤独な革命家となっていく。

キム・ビョンジェ(アン・ソックワン) 守旧派の巨頭キム・ジャヨンが朝廷に送り出した官僚の一人で領議政を務める。開化を進める国王高宗の忠臣を装っているが、実は妨害をしている。

キム・ジャヨン(チェ・ジョンウォン) 守旧派勢道勢力の安東金氏一門の巨頭で、老狐のような人物。高宗の即位で政治の一線から退いたが、裏で政界を牛耳る。高宗の開化政策を執拗に妨害する秘密結社の首領でもある。

高宗(イ・ミヌ) 開化して新しい近代国家を作ろうとする若き国王。

ムン・イルト(チェ・チョルホ) パク・チンハンの愚直にして忠実な副官。

刀と銃

19世紀後半、日本が開国か攘夷かで国論が分かれ、混乱している頃、朝鮮でも開国を主張する開化派が台頭し、西欧を毛嫌いし、清国を大国として仰ぐ事大主義の守旧派との対立が生まれつつあった。進歩的な考え、新しい文物に関心を示すのは、常に若者たちであった。彼らの中から開化派の中心人物たちが育っていった。守旧派は、自分たちが最も嫌う西欧の新式銃を使って開化派の指導者たちを次から次へと葬り去った。逆説的にも、銃口は西欧志向の開化派の人たちに向けられていた。
開化の渦の中で刀と銃の対決が繰り広げられた。最後の朝鮮の自尊心を象徴する刀は、西欧的な力を象徴する銃に淘汰される運命を避けられなかった。主人公のパク・ユンガンが涙をのみつつ刀を捨て、銃を選ぶ生き方と究極的に生き延びるために開化する勇気が求められた当時の朝鮮の姿が重なる。
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2014年01月13日

鄭道伝(チョン・ドジョン)


鄭道伝1月4日にスタートしたKBSの大河歴史ドラマである。前作の「大王の夢」が終了した後、6ヶ月の沈黙を破ってKBSが大河ドラマ不振からの立ち直りを図る第一作に選んだのが、朝鮮王朝建国の立役者でありながら、逆賊の汚名を500年間着せられてきた鄭道伝である。高麗の官僚でありながら、高麗王朝の幕引きと易姓革命による新王朝建国の企画、設計、着手を行った儒学者出身の政治家。彼の一代記が再出発大河ドラマの一番手となる。SBSの歴史ドラマ「根の深い木」や「大風水」の中にも登場した人物である。特に「根の深い木」の中で秘密結社【密本】の頭領の叔父で、組織の綱領を記した密書を書き残した人物として描かれた。

彼の政治信条は、「百姓の心を得れば、百姓は服従するが、百姓の心を得られなければ、裏切られることになる」であった。近代の民本主義とは異なるが、民の存在の大きさに気づいていた人の言葉である。

奇しくも、今年のNHK大河ドラマの主人公は、豊臣秀吉を天下人に仕立て、その天下統一を設計した軍師、黒田官兵衛。第二人者という共通点を持つ朝鮮建国の企画人、鄭道伝。二人のドラマがほぼ同時に始まったことは興味深い。

演出: カン・ビョンテク、イ・ジェフン
脚本: チョン・ヒョンミン

キャスト

チョ・ジェヒョン(子役 カン・イソク): 鄭道伝

ユ・ドングン: 李成桂(イ・ソンゲ)(朝鮮を建国した太祖となる人物)

パク・ヨンギュ: イ・イニム(高麗末の政治の実権を握った官僚。鄭道伝の政敵)

ソ・インソク: チェ・ヨン将軍(高麗を最後まで愛した忠臣で、最高の勇将。李成桂の威化島回軍により、刑場の露となって消える)(SBSの「信義」の主人公は、青年時代の彼)

イム・ホ: 鄭夢周(チョン・モンジュ)(高麗末最高の文人で、高麗に殉じた政治家・儒学者。鄭道伝の学友であったが、後に政敵となり、イ・バンウォンに殺される)

アン・ジェモ: イ・バンウォン(李成桂の五男で、後の三代太宗。世宗の父親。李成桂の息子たちの中で一番文武両道に優れていた)

イ・アヒョン: 鄭道伝の夫人崔氏(チェシ)(夫に代わって家計を支えた生活力のある強い女性)

イ・チュンシク: ツッポアボム(鄭道伝家に先代から仕える奴婢で、鄭道伝を背負って育てた)

イ・イルファ: 李成桂の第二夫人康氏

ソン・ドンヒョク: イ・ジラン(李成桂の義兄弟。女真族からの帰化人で、李成桂の護衛大将を自任する)

キム・ミョンス: 高麗第31代コンミン王(自分の部下に殺害される悲劇の王)

イ・ドッキ: 明徳太后(コンミン王の母親)

キム・ミンジュ: 定妃安氏(コンミン王の第四妃)

イ・ソユン: 益妃韓氏(コンミン王の第三妃)

パク・チヌ(子役 チョン・ユンソク): 高麗第32代ウ王(コンミン王の庶子。母親はシン・ドンの奴婢パニャ。王氏の息子として生まれ、シン氏の息子として死んだ)

チョン・インニョン: 乳母張氏(ウ王の乳母)

キム・ジンテ: キョン・ボックン(高麗王室の代表的な外戚で、名目上は朝廷の一人者である門下侍中)

イ・ジョンソン: チェ・マンセン(コンミン王の寵愛を受けた宦官であるが、王殺害に関与する)

ソ・ウジン: ホン・ユン(コンミン王の親衛隊である子弟衛の中心人物で、王の寵愛を受けていたが、後宮の益妃を妊娠させる。王に殺されることを知らされ、逆に王を刺殺する)

パク・チウォン: イ・セク(元でもその名が知られた儒学者で、鄭道伝の師匠。後に二人は政敵となる)

キム・スンウク: パク・サンチュン(新進儒学者の一人)

チョン・ヒテ: イ・スンイン(新進儒学者の一人)

イ・グワンギ: ハ・リュン(新進儒学者の一人で、後にイ・バンウォンの擁立に寄与して政権の中枢に上るが、主君である太宗からにらまれ、追放される悲劇の宰相)

キー・パーソンたち

三峰・鄭道伝(サムボン・チョン・ドジョン)

高麗末期、あまり家格の高くない両班家庭の長男として生まれる。幼少の頃から聡明で、早くから科挙に合格し、成均館に入り、鄭夢周や他の新進儒生たちと切磋琢磨する。やがて彼らと共に学問の世界から政治の舞台に上っていく。新興帝国明を支持する鄭道伝は、親元派の実権守旧勢力によって遠島の憂き目にあい、その後も政界に戻れず、各地を転々とする。その間、高麗に対する期待は消え、易姓革命の志を抱く。彼の意中の新国王は、北方の辺境地を防衛する将軍、李成桂であった。最後まで高麗の存続を主張し、易姓革命に反対した鄭夢周とは政敵の関係になる。
朝鮮王朝の建国に成功した鄭道伝は、国家体系の基盤造りを進める過程で、李成桂の五男のイ・バンウォンと対立することになる。鄭道伝は、宰相政治を根幹とする官僚が治める中央集権国家を目指し、イ・バンウォンは強力な王権が支配する国家を考えていた。継妃康氏を支持してその息子を李成桂の後継者に選んだことから、改革半ばイ・バンウォンの刀に討たれた。その後、500年後に高宗によって名誉を回復するまで徹底的に逆賊扱いを受けてきた。彼の転落で皮肉にも再浮上したのが、学友であり、ライバルの鄭夢周であった。イ・バンウォンは鄭道伝を完全に葬り去るために、自分が殺害した政敵の鄭夢周を最高の忠臣・学者として持ち上げたのである。

朝鮮太祖・李成桂

東北の辺境を守る軍閥で、最精鋭の私兵集団を率いた猛将としてその名を馳せ、人望も厚かった。彼は最初から高麗を倒して新王朝を樹立するという野心はなかった。高麗の忠臣であろうとした。鄭道伝との出会いと、彼の考えに共鳴する過程で、国王になるという思いを抱くようになった。朝鮮建国を果たすや、彼の悩みは、家族問題で、後継者選びであった。前妻の五男、イ・バンウォンは建国に際して最大の功労者であったが、野心の大きい彼を次の王にするつもりはなかった。しかし、武骨で情にもろい武人の李成桂に対して、息子のパンウォンは冷徹な政治家であり、天性の統治者であった。それが見えなかったのが李成桂の限界であった。最晩年は、王位に就いた息子を恨みつつ、淋しく世捨て人のように生きた。

イ・バンウォン

李成桂と第一夫人韓氏の五男として生まれ、息子たちの中で一番文武に優れ、政治家資質に恵まれていた。青年期を儒学者として過ごしたが、孔孟の道より刀の力を頼みとした。情勢を正しく見据える知略を備え、狐の狡賢さと獅子の暴悪を同時に持っていた。最後まで高麗の存続を貫き、李成桂に反対した、当時最高の文人、鄭夢周を暗殺し、父親を国王にした功労者である鄭道伝をも、自分の意にそぐわないとして切り殺した。父王に睨まれていたため、むやみに自分の野心を露わにせず、物事の順序を踏まえて第三代国王の座に上った。王位に就いてからは、王権強化を図りつつ、次々と政治力を発揮して、朝鮮王朝500年の基盤を作り上げた。彼のお蔭で息子の世宗は、名君の誉れに浴することが出来たと言っても過言ではなかった。死を目前にした鄭夢周とのやり取りが有名である。李成桂もイ・バンウォンも当代最高の文人・鄭夢周を味方に入れようとしていたが、鄭夢周が詩文で拒絶を表したため、帰宅途中の鄭夢周を待ち伏せして切り殺した。

鄭夢周

高麗末最高の文人で、詩文では鄭道伝も敵わないほどの才能の持ち主であった。儒学者で、学問を伝授して多くの弟子を世に送り出した。その中には、朝鮮王朝の朝廷に出仕して新国家の基盤造りに貢献した者も多かった。中国大陸に明が建国されると、反元・親明を掲げて李成桂や鄭道伝らと協力した。高麗から親元勢力が排斥されると、易姓革命派の李成桂、鄭道伝らと袂を分かち、高麗の継続を図った。そのために、イ・バンウォンの放った刺客によって暗殺された。

李仁任(イ・イニム)

親元を標榜した守旧派で、高麗名門出身の政治家。コンミン王に取り立てられ、その息子のウ王の代まで実権を握ってきた。しかし、政治の私物化が目に余り、政敵の親明派を手段選ばずに排斥し、ウ王に対してもその横暴を極めた。ウ王の命令を受けたチェ・ヨン将軍と李成桂によって排除され、死に至った。親明派の鄭道伝の政治生命を絶った張本人であった。


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2014年01月02日

2013 KBS演技大賞


2013 KBS演技大賞恒例の演技大賞授賞式が大晦日の夜、ソウル・ヨイドKBS公開ホールで行われ、その様子が生放送された。総合司会は、シン・ヒョンジュン、チュ・サンウク、イ・ミスクの三人であった。二部からはイ・ミスクに代わってユン・アが加わった。

毎年のことであるが、放送三局の中で一番出席者の顔ぶれが多彩で、雰囲気が盛り上がっていた。司会の三人もチームプレーをよくこなし、特にシン・ヒョンジュンの雰囲気づくりに奔走する姿が健気に思われた。
今回大賞に輝いたのは、「職場の神」のキム・ヘスで、KBSで二度目の受賞であった。また、放送三社ドラマ制作者たちが選んだ今年の演技者賞にはチュ・ウォンが選ばれた。
功労者に対する授賞はKBSではなかった。

受賞者と作品

大賞 キム・ヘス(職場の神)

最優秀演技賞
男子 チュ・ウォン(グッド・ドクター)、チ・ソン(秘密)
女子 ファン・ジョンウム(秘密)

優秀演技賞

毎日連続劇部門
男子 キム・ソックン(ルビーの指輪)
女子 イ・ソヨン(ルビーの指輪)

長編ドラマ部門
男子 チョ・ジョンソク(最高だ、イ・スンシン)、チョ・ソンハ(王さんとこの家族たち)
女子 イ・ミスク(最高だ、イ・スンシン)、イ・テラン(王さんとこの家族たち)

ミニシリーズ部門
男子 オ・ジホ(職場の神)
女子 ユン・ア(総理と私)

中編ドラマ部門
男子 チュ・サンウク(グッド・ドクター)
女子 ムン・チェウォン(グッド・ドクター)

助演賞
男子 ペ・スビン(秘密)
女子 イ・ダヒ(秘密)

新人演技賞
男子 チョン・ウ(最高だ、イ・スンシン)、ハン・ジュワン(王さんとこの家族たち)(ドラマ・スペシャル=ヨヌの夏)
女子 ア・イユ(最高だ、イ・スンシン)(きれいな男)、キョン・スジン(鮫)(TV小説=ウニ)

青少年演技賞
男子 ヨン・ジュンソク(鮫)
女子 キム・ユビン(天命)

連作・一幕劇賞
男子 ユ・オソン(ドラマ・スペシャル部門=母さんの島、馬鬼)
   チェ・ダニエル(特集ドラマ部門=恋愛を期待する)
女子 ハン・イェリ(ドラマ・スペシャル部門=ヨヌの夏)
   ボア(特集ドラマ部門=恋愛を期待する)

放送三社ドラマPDが選んだ演技者賞 チュ・ウォン(グッド・ドクター)

作家賞 ムン・ヨンナム(王さんとこの家族たち)

人気賞 チ・ソン(秘密)、 ムン・チェウォン(グッド・ドクター)

ベスト・カップル賞
チョ・ジョンソク + ア・イユ(最高だ、イ・スンシン)
チ・ソン + ファン・ジョンウム(秘密)
オ・ジホ + キム・ヘス(職場の神)
チュ・ウォン + ムン・チェウォン(グッド・ドクター)
イ・ボムス + ユン・ア(総理と私)

ネッティーズン賞 チュ・ウォン、ファン・ジョンウム


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2013 SBS演技大賞


2013 SBS演技大賞恒例の大晦日の夜、SBSプリズムタワーで開かれた授賞式が生放送された。総合司会は、この年のドラマで最も寄与したイ・ボヨンとキム・ウビン、そして司会常連のイ・ヒジェの三人が担当した。司会初めての2人に対して経験豊富なイ・ヒジェがリード役に回っていた。早口が目立ったイ・ボヨンはもう少しゆっくりと話せばよかった。

SBSの式典の構成と演出は上手であるが、今回、KBSと掛け持ちの人がかなりKBS側に流れたみたいで、少し淋しさが感じられた。それでもソ・ジソプとチョ・インソンの存在価値は大きかった。若手のイ・ミノとイ・ジョンソクが場に花を添えていた。「その冬、風が吹く」のソン・ヘギョは、国外での仕事のために欠席した。

MBCのハ・ジウォンに対して、SBSはイ・ボヨンの年となった。彼女が大賞と放送三社ドラマ制作者たちが選んだ今年の演技者賞に輝いている。大賞を逃したチョ・インソンには、SBS特別賞が用意されていた。彼の演技キャリア10年間はひとえにSBSのドラマ出演だけに捧げられたからであった。功労賞には、演技生活42年を迎えたキム・スミが選ばれた。彼女の受賞を祝賀したのは、「バリでの出来事」で息子役を演じたチョ・インソンであった。SBSでは、子役賞の授賞がなかった。

受賞者と作品

大賞 イ・ボヨン(君の声が聞こえる)

SBS特別賞 チョ・インソン

最優秀演技賞

長編ドラマ部門
男子 チョン・グワンニョル(熱愛)
女子 ナム・サンミ(結婚の女神)

中編ドラマ部門
男子 イ・ミノ(相続者たち)
女子 イ・ヨウォン(黄金の帝国)

ミニシリーズ部門
男子 ソ・ジソプ(主君の太陽)
女子 ソン・ヘギョ(その冬、風が吹く)

優秀演技賞

長編ドラマ部門
男子 キム・ジフン(結婚の女神)
女子 ワン・ピンナ(二人の女の部屋)

中編ドラマ部門
男子 ソン・ドンイル(張玉貞、愛に生きる)
女子 パク・シネ(相続者たち)

ミニシリーズ部門
男子 イ・ジョンソク(君の声が聞こえる)
女子 ソン・ユリ(出生の秘密)

特別演技賞

一幕・特集劇部門 キム・ミスク(事件番号113)、チョン・ウヌ(見知らぬ人)

長編ドラマ部門
男子 チャン・ヒョンソン(結婚の女神)
女子 チャン・ヨンナム(結婚の女神)

中編ドラマ部門
男子 イ・ヒョジョン(張玉貞、愛に生きる)
女子 キム・ソンニョン(相続者たち)

ミニシリーズ部門
男子 チョン・ウンイン(君の声が聞こえる)
女子 キム・ミギョン(主君の太陽)

ニュースター賞
イ・ダヒ(君の声が聞こえる)、カン・ミニョク(相続者たち)、キム・ソヒョン(怪しい家政婦)、
ソ・イングク(主君の太陽)、キム・ユリ(主君の太陽)、チョン・ウンジ(その冬、風が吹く)、
イム・ジュファン(愚か者の注意報)、キム・ジウォン(相続者たち)、
カン・ソラ(愚か者の注意報)、チェ・ジニョク(相続者たち)

放送三社ドラマPDが選んだ演技者賞 イ・ボヨン(君の声が聞こえる)

功労賞 キム・スミ

十大スター賞
チョ・インソン(その冬、風が吹く)、ナム・サンミ(結婚の女神)
イ・ジョンソク(君の声が聞こえる)、パク・シネ(相続者たち)
ソ・ジソプ(主君の太陽)、キム・ウビン(相続者たち)
イ・ヨウォン(黄金の帝国)、イ・ミノ(相続者たち)
イ・ボヨン(君の声が聞こえる)、ソン・ヘギョ(その冬、風が吹く)

視聴者が選んだ最高人気賞 イ・ミノ(相続者たち)

ベスト・カップル賞 イ・ミノ + パク・シネ(相続者たち)

ベスト・ドレッサー賞 イ・ミノ


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2014年01月01日

2013 MBC演技大賞


2013 MBC演技大賞恒例の一年を締めくくるドラマの祭典がソウル・ヨイドのMBC公開ホールから生放送された。総合司会に選ばれたイ・スンギとハン・ジヘがこの年のMBCドラマの顔的存在であった。そして、「奇皇后」主演のハ・ジウォンが二人をバック・アップして、今度の演技大賞授賞式をこれまでになく盛り上げた。他局に負けずに映像産業らしく大小スクリーンの映像をフルに活用する演出であった。

キム・ジェウォン、チュ・ウォン、チ・チャンウク、チュ・ジンモ、イ・ジョンジン、ペ・スジらの出席が会場に花を添えていた。
総合司会を任された2人の進行はとてもよかった。話の受け応えが良く対話が弾み、心地よく聞いて見ることが出来た。

最高の演技大賞に選ばれたハ・ジウォンは、KBSに続いて二度目の大賞受賞となった。また、放送三社のドラマ制作者たちが選んだ演技者賞にも選ばれ、人気賞も手にして三冠王となった。主演するドラマの放送回数がまだ半分にも満たないのに大賞が贈られたハ・ジウォンは、すでに韓国芸能界での不動の地位に上り詰めたようである。

受賞者と作品

演技大賞 ハ・ジウォン(奇皇后)

今年のドラマ賞 百年の遺産

最優秀演技賞

ミニシリーズ部門
男子 イ・スンギ(九家の書)
女子 ペ・スジ(九家の書)

特別企画部門
男子 キム・ジェウォン(スキャンダル)、チュ・ジンモ(奇皇后)
女子 シン・ウンギョン(スキャンダル)

連続劇部門
男子 イ・ジョンジン(百年の遺産)
女子 ハン・ジヘ(金よ、さっさと出てこい)

優秀演技賞

ミニシリーズ部門
男子 チュ・ウォン(七級公務員)
女子 シン・セギョン(男が愛する時)

特別企画部門
男子 チ・チャンウク(奇皇后)
女子 ユ・イ(黄金の虹)

連続劇部門
男子 ヨン・ジョンフン(金よ、さっさと出てこい)
女子 ホン・スヒョン(愛して人にあげるか)

黄金演技賞
男子 キム・サンジュン(黄金の虹)、チョン・ボソク(百年の遺産)、チョ・ジェヒョン(スキャンダル)
女子 キム・ボヨン(オーロラ姫)、イ・ヘスク(金よ、さっさと出てこい)、チャ・ファヨン(愛して人にあげるか)

功労賞
男子 ハン・ジニ(金よ、さっさと出てこい)
女子 パク・ウォンスク(百年の遺産)

放送三社ドラマPDが選んだ今年の演技者賞 ハ・ジウォン(奇皇后)

今年の作家賞 チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン(奇皇后)、ク・ヒョンスク(百年の遺産)

子役賞 キム・セロン、キム・ヒャンギ、ソ・シネ、イ・ヨンユ、チョン・ボグン(女王の教室)

新人賞
男子 オ・チャンソク(オーロラ姫)、イ・サンヨプ(愛して人にあげるか)
女子 ペク・チニ(奇皇后)、チョン・ソミン(オーロラ姫)

人気賞 イ・スンギ、ハ・ジウォン

ベスト・カップル賞 イ・スンギ + ペ・スジ(九家の書)



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2013年10月22日

奇皇后(キ・ファンフ)


奇皇后10月28日から「火の女神チョンイ」の後を受けてスタートするMBCの歴史ドラマ。
MBCは初め「花闘」というタイトルを予定していたが、主人公の歴史的な呼び名に変更した。奇皇后の評判は、韓国ではあまりよくない。瀕死の状態の高麗をさらに苛め、自分の祖国を裏切った悪女と認識されている。それなのにMBCは敢えて彼女を取り上げて別の角度から再評価しようとしている。すでに疑問を呈する投書がインターネット上に届いている。

奇皇后とその生きた時代

時代は14世紀中頃、元帝国の属国下にあった高麗末期。この頃の国王は、モンゴル皇帝の意向に沿って王族の中から選ばれた者であった。皇帝に忠誠を尽くすという意味を込めて王の名に「忠」の字が付けられた。高麗は元の皇帝に多くの貢物を献上しなければならなかった。その献上物の中に「貢女」も含まれていた。奇皇后も貢女としてモンゴル皇帝に捧げられた高麗女性の一人であった。最初は宮廷の侍女として働かされたが、少しずつ頭角を現し、皇太子(後の順帝)の目に留まり、後宮に迎え入れられた。その頃から彼女は、皇帝の正妃になり、自分の息子を次期皇帝の座に据えるという野望を抱き、熾烈な女の闘いに挑む。自分の野望をすべて果たしたかに見えた彼女の前に歴史の転換点が大きく立ちはだかった。元の凋落と明の勃興であった。中国の中原から撤退し、モンゴルの大地に戻ってきた元は、権力争いの内紛が絶えず、そんな最中に奇皇后は逃げ回り、不明瞭な死を遂げている。チンギス汗が建国した元帝国を37年間揺り動かした「鉄の女」奇皇后の生涯を描くドラマである。ヒロインの奇皇后を演じるのはハ・ジウォン。久しぶりの時代劇である。

奇皇后とコンミン王

奇皇后にはキ・チョルを始め兄が数人いた。実質的長男のキ・チョルは、SBSの歴史ドラマ「信義」にも登場していた通り、元帝国の皇后となった妹の笠を着て、高麗国王よりも強い権力を振りかざしていた。そのようなキ・チョルの前にモンゴルの人質から解放されたコンミン王が国王として帰国した。キ・チョルは国王を見下し、コンミン王は、キ・チョルを排除しようとする。キ・チョルとその弟たちは敗れて殺害されてしまう。兄たちの死と滅族を知らされた奇皇后は、コンミン王を抹殺し、傀儡国王を立てて高麗を支配しようと画策するが、失敗に終わる。その後、モンゴル帝国は中原から撤退し、父祖の地モンゴルに北元を建国した。北元は内紛が絶えず、諍いの中で奇皇后は人知れず葬り去られた。奇一族の専横を断ち切ったコンミン王のその後の運命も奇皇后のそれとあまり変わらなかった。彼の非業の死は、高麗滅亡の幕開けとなった。

演出 ハン・ヒ
脚本 チャン・ヨンチョルチョン・ギョンスン(二人は夫婦作家)

出演

ハ・ジウォン 奇皇后(元の順帝の皇后で、昭宗の母。ドラマの中でスンニャンと自称する) 

チ・チャンウク 順帝(元の第11代皇帝。皇太子時代に奇皇后と出会う。本名はタファン)

チュ・ジンモ 忠恵王(本名ワン・ユ。高麗の背徳の王として名を残す。ドラマの中ではスンニャンの初恋の人)

チェ・ムソン 朴不花(パク・プルファ)(高麗出身のモンゴル宮廷宦官)

クォン・オジュン チェ・ムソン(高麗王の腹心武官)

チョン・ウンイン ヨム・ビョンス

チン・イハン タルタル

イ・ウォンジョン トンマンチラ

ユン・アジョン ヨンファ(スンニャンと同様に貢女として元に送られ、宮婢となる。身分上昇欲が強く、スンニャンに敵対するタナシルリの側近となってスンニャンに危害を加えようとする)

キム・ソヒョン 皇太后

キム・ヨンホ ペク・アン

キム・ジョンヒョン タンギセ

ペク・チニ タナシルリ

イ・ムンシク パン・シヌ(高麗国王に忠実な宦官)


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2013年10月06日

帝王の娘・守百香


帝王の娘・守百香「亀岩・許浚」の後続として9月30日からスタートしたMBCの歴史ドラマ。
あまりドラマ化されなかった百済時代を舞台に第25代武寧王とその家族をめぐる愛憎が複雑に絡んだ波乱万丈の家族史が描かれる。

主人公の守百香(スベッキャン)ことソルナンを演じるのは、初めて本格的タイトル・ロールを射止めたソ・ヒョンジン。これまで準主人公の屈折した役が多かった。同じ母親から生まれた妹ソルヒをソウが演じる。姉から守百香の名前と身分を盗み取り、百済王の娘に成りすます。姉のソルナンは、実父である百済王・武寧王と百済を守るために妹のソルヒに立ち向かう。また、腹違いの兄である太子ミョンノン(後の聖王)との叶わぬ恋を乗り越えようとする。

KBSの大河歴史ドラマが振るわないのをしり目に、最近のMBCは歴史ドラマを次々に送り出し、史劇王国の地位に返り咲こうとする勢いである。

演出: イ・サンヨプ(「光と影」、「まだ結婚したい女」など演出)
脚本: ファン・ジニョン(映画「双花店」の脚色)

出演:

ソ・ヒョンジン: 守百香(武寧王とチェファの間に生まれた姫であるが、両親の行き違いのために伽耶国に逃れた母親の下でソルナンと名付けられて平凡に育つ。しかし、父親違いの妹ソルヒの奸計によって本名と身分を盗まれてしまう)

チョ・ヒョンジェ: ミョンノン(武寧王の嫡男で太子。後に第26代聖王となる。ソドンこと武王の祖父にあたる。後に勇猛果敢が行き過ぎて、新羅軍の罠にはまり、戦死する。)

ソウ: ソルヒ(ソルナンの異父妹で、権力欲に取りつかれ、姉の身分である守百香に成りすまし、百済と王に対する陰謀を企む)

イ・ジェリョン: 百済第25代武寧王(本名は隆(ユン)。最愛のチェファの父親を殺し、敵になってしまう。チェファは娘の守百香を身ごもったまま伽耶国に逃れる)

ミョン・セビン: チェファ(守百香ソルナンとソルヒの生母)

ユン・テヨン: クチョン(チェファの父ペク・カの召使いで、聾唖者。チェファに恋心を抱き、後にチェファを伽耶国に連れて逃れる。ソルヒの実父)

アン・ソックワン: ペク・カ(チェファの父親で、ユンの部下であったが、東城王を毒殺した咎でユンに殺される)

チョン・テス: チンム(武寧王の異腹兄である第24代東城王の一人息子。急死した父王の後継者となった武寧王に対して疑念を抱くようになる)

チョン・ソンモ: ネスク(武寧王の右腕的忠臣。チェファが立ち去った後、自分の一人娘が主君の王妃に迎えられる。)

チェ・ボムホ: ヨ・モク(ネスクと同じ政治的立場にある百済の官吏)
 
ソ・イスク: ヨングテク(伽耶国に逃れたチェファに何かと面倒をみてくれる良き隣人)

キム・ミンギョ: マング(百済の諜報団「ピムン」の一員)

チァ・ファヨン: トリム(百済の諜報団「ピムン」の一員)

武寧王(462-523)

子供の頃から背が高くて眉目秀麗な男子で、性格も慈しみ深く、寛大であったと言われる。501年、異腹兄の東城王(ドラマの中では従弟としている)が重臣ペク・カの計略に嵌り、暗殺されると、その後を引き継ぎ即位した。在位20年の間、百済の中興に心血を注ぎ、海洋王国建設の偉業を成し遂げた王としてその名が記されている。62年の生涯を一期に世を去り、息子のミョンノンが後を継いだ。聖王である。この後、百済は滅亡の一途を辿った。

守百香(スベッキャン)

武寧王の長女として記録されている。ドラマの中では、伽耶国に逃れた母親がそこで彼女を出産し、ソルナンと名付けて平凡に育てた。姉の身分を察知した異父妹のソルヒは、姉の名前「守百香」とその身分を自分のものにし、百済王の下に迎えられる。本物の守百香であるソルナンは、真実を知らぬまま百済最高の諜報員となり、敵国に潜伏して百済のために暗躍する。
一説に手百香(たしらか)とも言われる。手百香皇女(たしらかのひめみこ)は、日本の仁賢天皇(449-498)の皇女で、継体天皇の妃となった人。

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2013年07月15日


鮫パク・チャノン監督とキム・ジウ作家の名コンビが2007年の「魔王」以来、久しぶりに取り組む復讐ミステリー・ドラマである。
「保身」という行動に潜む恐ろしい属性を取り上げる。事の発端は朝鮮戦争の最中に起きる。北朝鮮の人民軍が韓国を一時占領した時、出身階級の選別が行われ、それによって人々の生死が決定した。生来小心者の男は、生き延びるために人民軍側に組し、虐殺を率先して行った。人民軍が撤退すると、今度は米軍側に寝返り、赤狩りに加担する。その渦中、対日独立運動家の家族を葬り去り、自分がその独立運動家の息子の名を名乗り、韓国内で成功街道を突き進み、政財界に影響力のある大物にのし上がった。しかし、ある歴史学者が過去の歴史を正す研究論文を完成し、独立運動家の息子と名乗る人物の前に現れる。この時からすべての歯車が再び回り始め、真相の解明へと向かう。

キム・ジウ作家の筆力は一向に衰えていない。ドラマの構成がしっかりし、セリフも生き生きとしている。視聴者をぐいぐいと劇中に引き込んでいく。パク・チャノン監督指揮の下、カメラワークが「復活」以来の精彩を放っている。主演のキム・ナムギルの存在感が光っている。待ちに待った秀作を期待する。放送は5月27日からスタートしている。

演出 パク・チャノン、チャ・ヨンフン

脚本 キム・ジウ

配役

キム・ナムギル ハン・イス(吉村じゅん)高校生の頃、父親の不審死の真相を追う最中、過去の秘密を知ってしまい、公衆電話ボックスもろ共ダンプ・カーに轢かれる。吉村じゅんいちろうに助けられて日本で大手術を受け、吉村の養子として生きる。12年後、養父が経営するジャイアント・ホテルの社長となって韓国に戻り、復讐を始める。

ヨン・ジュンソク 高校生のハン・イス

ソン・イェジン チョ・ヘウ(伽耶ホテルグルーブ経営者の一人娘で、検事)

キョン・スジン 高校生のチョ・ヘウ

ハ・ソクチン オ・ジュニョン(イスとヘウの高校先輩。イスを失ったヘウと結婚し、伽耶ホテルの実務責任者を務める)

ノ・ヨンハク 高校生のオ・ジュニョン

イ・ハニ チャン・ヨンヒ(ジャイアント・ホテルの企画秘書室長。日本でホテル経営学を学び、優れた企画力の持ち主。私生活は謎に包まれている。)

チョン・インギ ハン・ヨンマン(イスの父親。伽耶ホテルのチョ会長の自家用運転手。過去を清算する覚悟で警察に向かう途中、何者かに刺殺される)

ナム・ボラ ハン・イヒョン(イスの妹)

イ・ジェグ 吉村じゅんいちろう(じゅんインターナショナルの会長でイスの養父。在日同胞二世で韓国名はキム・ジュニル。十代の時、単身日本に渡り、やくざになる。ボスの娘と結婚し、吉村じゅんいちろうと名乗る。パチンコ事業を足掛かりに勢力を拡大し、ジャイアント・ホテル・チェーンを手に入れる。謎の多い過去を持つ。)

イ・シオン キム・ドンス(イスの親友)

イ・ジョンギル チョ・サングク(伽耶ホテルグループ創業会長。本当の独立運動家の息子と入れ替わった、黒い過去の持ち主)

キム・ギュチョル チョ・ウィソン(伽耶ホテルグループ二代目会長で、ヘウの父親)

オ・ヒョンギョン ユ・ソニョン(ヘウの母親。夫と離婚して実家に戻っている)

チョン・ギョンスン 朴女史(チョ・サングク会長宅の家事全般を任されている執事のような家政婦。貧しい農夫の四女として生まれ、十代の時からチョ家に入り、チョ会長の信頼が厚い)

パク・ウォンサン ピョン・バンジン(殺人課刑事。孤児になったイヒョンを養女として迎え、大切に育てる)

ソ・ヒジョン キム・ヨンジュ(ピョン・バンジンの妻)

イ・スヒョク キム・スヒョン(ヘウを補佐する検察捜査官。彼にはもう一つ別の顔があった)

チョン・ウォンジュン オ・ヒョンシク(オ・ジュニョンの父親で、現職のソウル中央地検長。チョ会長の犬であったが、改心するや、何者かに轢き殺される)

チェ・ドンムン カン・ヒス(大学の非常勤講師で、歴史学者。何者かに殺される)

キム・ミンサン チョン・マンチョル(お金に目がない悪徳刑事。イスの復讐対象第一号となる)

チョン・エヨン イ・ファヨン(放送局のアナウンサー出身で看板アンカー。チョ・ウィソンの愛人)

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2013年07月11日

花たちの戦争


花たちの戦争JTBCテレビで3月23日から放送中の歴史ドラマ。全50話。「宮中残酷史」というサブタイトルが付いている。
舞台となる時代は17世紀前半、光海君をクーデタで倒して王位に就いた仁祖(インジョ)の王妃と後宮たちの熾烈な権力闘争を描く。
主人公の昭容趙氏は、仁祖の後宮の一人で、自身の欲望と野望のために国王を心理的に操り、昭顕世子(ソヒョンセジャ)を毒殺させ、世子妃姜氏をも賜薬死に追い込む、朝鮮王朝最高のファンム・ファタル(毒婦)である。朝鮮王朝版大奥物語である。

脚本を書いたのは、多くの歴史ドラマを手掛けてきたチョン・ハヨン作家。演出はノ・ジョンチャン監督。

キャスト

キム・ヒョンジュ 仁祖の後宮である昭容趙氏(後に貴人趙氏)。本名はヤムジョン。母親が両班の妾であったため、庶出の差別を受けて育つ。国王の側近キム・ジャジョムの目に留まり、王の後宮として王宮に送り込まれる。最初はキム・ジャジョムの手足となっていたが、次第に自己の野望に目覚め、王妃や他の後宮たちを排除しようと陰謀をエスカレートさせていく。

イ・ドックワ 第16代王仁祖(インジョ)(1595-1649)クーデタにより王になったため、いつ再びクーデタが起きるか分からないという不安から疑心暗鬼に陥っている。自分の実の息子さえ疑い、殺すという人倫から外れた国王。朝鮮王朝歴代王の中で最悪ともいえる。

チョン・ソンモ 金自点(キム・ジャジョム)。仁祖の側近であるが、王を軽蔑しており、自分が王になる、という野望を抱き、昭容趙氏と協力して仁祖の世子毒殺を計画する。朝鮮王朝三大奸臣の一人と目されている。

チョン・ソンウン 仁祖の長男である昭顕世子。父王の身代わりに人質となって清国に送られる。そこで先進西洋文明に接し、弱小国朝鮮の富国強兵を図るには、西洋文化を学ぶべきだと考えるようになる。先進の気風を打ち立てた清国からも学ぶものがある、とも考える。清の皇帝や皇族たちとも親交を深める。そんな長男に対し、父王は憎悪の念を膨らませていき、毒殺を命じた。長男の息子三人も済州島に送り、上の二人の孫を死に至らしめている。世子は親孝行なので、父王に対して不平不満を一切洩らさなかった。

ソン・ソンミ 昭顕世子妃姜氏。夫が父親に毒殺され、息子たち三人が島流しにされた後、王宮の片隅に幽閉され、無念の死を命じられる。

コ・ウォニ 仁祖の継妃・荘烈王妃趙氏。15才で40代の仁祖に嫁いできたが、まともな結婚生活に恵まれず、肩身の狭い立場に置かれた。理性的で忍耐力のある女性で、陰謀渦巻く王宮内で様々な事件に接するなか、生き残るための術を身に着けていく。女たちの戦争で最後の勝者となる。後に粛宗の時代まで生き残り、張嬉嬪の後見人になった人物。

イ・ソヨン 淑儀朴氏。仁祖の後宮。

キム・ジュヨン 仁祖の次男鳳林大君(後の孝宗)

キム・ギュチョル 左議政シム・ギウォン。金自点の陰謀に嵌り、無残な刑死に処される。

キム・ジョンギョル 老獪な領議政キム・ニュ

ハン・インス 礼曹判書キム・サンホン

キム・ハギュン 宰相のチェ・ミョンギル

チョン・テス ナム・ヒョク。元名門両班家の子息であったが、父親の大逆罪のため、落ちぶれる。昭容趙氏となる前のヤムジョンの内縁の夫であったが、金自点の陰謀により、一度は殺されかけたが、生き延び、復讐の機会をうかがう。

チョン・ソンギョン ヤムジョンの母親ハン・オク

ソン・ビョンホ イ・ヒョンイク。鍼医師としてはかなり腕が立つ。針一本で人を殺めることができる。金自点とヤムジョンの陰謀に利用され、昭顕世子毒殺の実行者に仕立てられる。

ウ・ヒョン 尚膳(宦官の最高位)キム・イン

ヨン・ミジュ 仁祖の後宮イ尚宮(サングン)

オム・ユシン キム尚宮

ソ・イスク ソルチュク。行首妓生。ヤムジョンが男の赤ちゃんと取り替えた王女を密かに妓生に育てるしたたかな女性。

ソ・ボムシク 金自点の護衛武士。

趙貴人ヤムジョンの子孫たち

仁祖亡き後、次男の孝宗が即位する。元々金自点と趙貴人をよく思っていなかった孝宗は、謀反を理由に金自点を極刑に処し、趙貴人にも賜薬死を命じた。
趙貴人には仁祖との間に一女二男があり、長男の崇善君(スンソングン)は、金自点と母親の陰謀に加担したとして江華喬洞に配流となったが、無実を訴え続け、許された。彼は幼少期に法母の荘烈王妃の下で育てられた縁で、母親と王妃の対立とは関係なく王妃の庇護を受けて52歳まで生き延びた。
彼の長男が東平君(トンピョングン)で、粛宗の叔父であり、大王大妃趙氏(荘烈王后)の法孫であった。張嬉嬪の王宮入りを後押しした彼と祖母の趙大王大妃は、南人派の勢力拡大のために強力なパートナーであった。南人の壊滅と共に東平君は、謀反の咎で粛宗により薬死を命じられる。
東平君は、その当時最高の文人で、書や絵画、音楽などでその才能を大いに発揮した。貴人趙氏が残した歴史の落しものである。
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2013年07月06日

刀と花


刀と花7月3日からKBSでスタートした歴史ドラマ。全20話。高句麗末期、淵蓋蘇文(ヨン・ゲソムン)の庶出の息子とヨン・ゲソムンに殺害された国王の姫君の運命的な出会いと復讐の物語。

ドラマは、滅亡した高句麗の廃墟にたたずむ姫君の回想から始まる。

演出 キム・ヨンス、パク・チンソク

脚本 クォン・ミンス

出演

オム・テウン: ヨンチュン(ヨン・ゲソムンの庶子。母親が奴婢であるため、父親の家に入れない賎しい身分であるが、武芸に秀でていることを国王の姫に認められ、武官として王宮に入る。自分の父親が愛する姫の父王を殺害するや、彼の心の葛藤が始まる)

キム・オクピン: ソヒ公主=ムヨン(榮留王(ヨンニュワン)の娘で、父王を殺したヨン・ゲソムンへの憎しみは、その息子をも許し難く、愛憎の狭間で苦悩する。彼女の最終的な選択はどうなるのか)

チェ・ミンス: ヨン・ゲソムン(淵蓋蘇文)(高句麗の将軍で、ヨンチュンの父親。政治的に敵対する国王を暗殺し、自分の思いのままに操れる王を擁立して最高権力者の座につく。高句麗滅亡の導火線に火をつけたことになる。

キム・ヨンチョル: 高句麗第27代榮留王(ヨンニュワン)(ソヒ公主の父王。新生大国唐との和親政策を推し進めようとしたため、ヨン・ゲソムンとは不倶戴天の仲となる。対唐強硬派のヨン・ゲソムンを除去しようと企てるが、返り討ちにあい、落命する)

イ・ジョンシン: シウ

ク・ウォン: ホテ

パク・スジン: モソル

オン・ジュワン: ポジャン王(榮留王の甥で、国王になりたかった人。ヨン・ゲソムンのクーデタにより高句麗最後の王に擁立される)

キム・サンホ: ソ・サボン

榮留王とヨン・ゲソムン

唐の侵攻を抑止するための千里の長城築城を監督していたヨン・ゲソムンは、唐との和平を推進する榮留王を始めとする穏健派たちが築城工事の中断を主張すると、強硬に反発した。これに対し、王と穏健派の大臣たちがヨン・ゲソムンの殺害を企むが、ヨン・ゲソムンがこれを察知し、逆に彼らを撃退する計画を立て、642年陰暦10月、千里の長城に向かう閲兵式に朝廷の臣下たちを大挙招請した後、全員を惨殺した。その後、兵隊を率いて王宮に乗り込み、榮留王を殺害した。ヨン・ゲソムンは、王の甥であるポジャンを後継の王に推戴した。このクーデタこそ、高句麗滅亡の引き金になった。

榮留王は、初めから中国との平和主義者ではなかった。隋が高句麗に攻め込んできた時、それを撃退して武勲を立てた英雄であった。兄王の後を継いで王位に上ると、度重なる戦争により国力、財力が尽き、疲弊していく国の行く末を案じたために対唐友好へと舵を切らざるを得なかった。これに対し、ヨン・ゲソムンら武力派は、徹底抗戦を主張した。二人の対立は激化し、不倶戴天の敵同士となった。

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