2017年02月02日

逆賊・百姓を盗んだ盗賊


逆賊・百姓を盗んだ盗賊1月30日からMBCでスタートした30話連続の歴史ドラマ。ホ・ギュンの代表小説「洪吉童伝」のモデルとなった実在の洪吉同(ホン・ギルトン)を実話に近い形で描いた作品である。小説の中でのように高級官僚の庶子ではなく、代々奴婢出身の父親の次男坊であった。幼少期から生まれながらの力士(力の強い人)であった。当時、子供の力士は「ちびっ子大将」と呼ばれたが、奴婢の子供の場合、その能力が見つかると、後日の災いになるとして主人によって葬り去られた。洪吉同の父親も息子の非凡な能力が人に知られないように隠し続けた。だが、事件が起きてしまい、洪吉同の家族を不幸が襲う。
実際の洪吉同は、15世紀の暴君・燕山君の時代に活動した盗賊団の首領であった。彼とその一味は、その盗賊活動が人々の心を慰労したため義賊とみなされるようになった。
ドラマの中の洪吉同は、小説のように縮地法や分身の術、乗雲法などの道教術を使用しないが、怪力の持ち主であった。
今回洪吉同を演じるのは、「六龍が飛び立つ」で若き日のムヒュルに扮してブレークしたユン・ギュンサン。父親のアムゲをキム・サンジュンが演じる。アムゲというのは、某(それがし)という意味で、所有主がふざけて付けた名前であった。
洪吉同の前に立ちはだかる稀代の暴君燕山君をキム・ジソク、国王の側室淑容張氏こと、チャン・ノクスをイ・ハニが演じる。チャン・ノクスは朝鮮時代の三大悪女の一人と呼ばれる人物。ドラマの中では、燕山君より前に洪吉同と出会っていたという設定になっている。

演出  キム・ジンマン、チン・チャンギュ
脚本  ファン・ジニョン

主要登場人物

キム・サンジュン  アムゲ(洪吉同の父親で、代々の奴婢として生まれ、育った。主人に対して表向き従順な奴婢を装っているが、いったん外に出れば、商売と駆け引きに長け、腕力に優れた親分格の実力者であった。彼の夢は、自分の家族が免賤になり、自由民になることであった。貪欲な主人のために彼の夢は木っ端微塵となる)

ユン・ギュンサン  洪吉同(燕山君時代に活躍した盗賊団の首領で、密貿易世界の顔役。朝鮮建国100年目に現れた力持ち。朝鮮王朝実録などの公文書にも記録が残っている程である。通説で父親とされる高官の洪尚直と母親の官妓玉英香について、一部の記録に洪吉同の生まれる100年前に亡くなったと記されていることから、二人を両親とする説に疑問が生じている。ドラマはこの事実を受けて、両親を奴婢出身者としている。年表によれば、洪吉同は燕山君より30歳ほど年長である。若造の国王を相手に戦ったことになる)

キム・ジソク  燕山君イ・ユン(朝鮮王朝第10代国王。詩人でもあり、音曲・舞踊を愛で、役者のようなことも行った、多才な人物。性悪説を心棒した稀代の殺人魔)

イ・ハニ  淑容張氏チャン・ノクス(燕山君に寵愛された後宮。娼妓から王の側室になった立志伝的人物)

チェ・スビン  カリョン(洪吉同の恋人)

シン・ウンジョン  クモク(洪吉同の母親。アムゲの心の拠り所であった。吉同の妹を産んだ後、急死する)
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2017年01月31日

師任堂(サイムダン)・光の日記


師任堂・光の日記1月26日からSBSで放送が始まった、現代と過去が交差する歴史ドラマ。主演のイ・ヨンエは11年ぶりにブラウン管に復帰した。主人公の師任堂と現在韓国美術史研究者の二役を演じる。相手役のイ・ギョム演じるソン・スンホンも久しぶりのドラマ出演となる。
すでに中年の域に達した二人だが、依然として色あせない美男美女であり、30話にわたって永遠の愛の物語を綴る。100パーセント事前制作なので、物語が視聴者の干渉を受けることなく、作者の思い通りの展開となる。16世紀に活躍した朝鮮を代表する大儒学者栗谷・李珥(ユルゴク=イ・イ)の母として、朝鮮を代表する良妻賢母の名を残した申師任堂の生涯を再解釈した作品である。5万ウォン紙幣の肖像画となって無表情にたたずむ彼女ではあるが、大儒学者の賢母の顔以外に16世紀の天才画家として堂々と活躍し、不滅の愛を経験したに違いないとの想像に基づき描かれる。

あらすじ

師任堂朝鮮時代の師任堂・申氏の生涯を再解釈し、天才画家師任堂の芸術魂と不滅の愛を描いた作品である。韓国美術史を専攻した大学講師ソ・ジユンが、偶然発見した師任堂の日記と謎の美人図にまつわる秘密を解き明かしつつ過去と現在を行き来する。指導教授である学長により貶められたソ・ジユン講師の名誉挽回がかかっている。15世紀世宗時代の天才画家安堅(アン・ギョン)が描いたとされる金剛山図、実は師任堂の作であることが、ソ・ジユンの研究と調査により徐々に明らかになっていく。
物語は、1551年のイタリア・トスカーナにあるシエスタ・ディ・ルーナという貴族の館から始まる。館の一室になぜか朝鮮人画家セニョール・イが滞留し、必死に朝鮮女性を描いている。画家は、突然部屋から飛び出し、宴会の人々の前に現れ、大声で叫ぶ…

演出 ユン・サンホ、脚本 パク・ウルリョン

主要人物

申師任堂(演技者イ・ヨンエ) (1504/12/5 – 1551/6/20)
本名は申仁善。師任堂は彼女の雅号。朝鮮中期の文人であり、儒学者、画家、詩人、作家などと多才であった。特に画家としては、絶対色感を持った天才画家と称された。彼女の画才は娘のイ・メチャンに受け継がれ、儒学の才は三男の李珥に引き継がれた。
彼女が才能を開花させることが出来たのは、女性にも教育を受けさせる申家の家風、特に師任堂の天才ぶりをいち早く見出した父親の熱心な教育指導があったからである。娘が結婚しても学問や創作を続けられるよう、婿さがしをしたくらいである。

ソ・ジユン(演技者イ・ヨンエ)
現在の韓国美術史研究者で、大学の非常勤講師。指導教授である学長が、発見された金剛山図を15世紀の天才画家安堅の作であると発表したが、研究論文の作成を任された彼女は、分析過程で絵の画材が16世紀のものと思うようになり、安堅作を疑い始める。そんな思いがふとした瞬間出てしまい、教授からパワハラを受け、貶められ、大学講師の仕事まで奪われてしまう。自分の名誉を挽回するため、金剛山図の真の作者を探さなければならない。偶然イタリアで入手した漢文冊子と謎の美人図の調査に全身全霊を傾ける中、16 世紀の師任堂を追体験することになる。

イ・ギョム(演技者ソン・スンホン)
実際に逆賊として死んだ亀城君(クソングン)の孫とする架空の王族で、宮中の図画署の長を務める。多能多才で、実直な心の持ち主。天才画家でありながら、踊りや琴などにも天分の才を発揮する人物。師任堂の画才を愛で、彼女に色彩技術を教え、画家になる道を伝授する。師任堂のみを生涯愛し続ける、朝鮮版「ギャッツビー」のような人物。

その他の配役

オ・ユナ  フィウムダン・チェ氏(江陵の旅籠屋の娘で、卑賎な身分であるが、上昇志向が強く、申家の娘たちの授業を塀越しに聞きながら字の読み書きを学ぼうとする。イ・ギョムと出会い、密かに片思いをする。長じてミン・チヒョンの正室夫人の座を得ることに成功し、漢陽の名門夫人たちの間で女王のような存在になる。しかし、師任堂の才能には及ばず、劣等感を抱き、彼女に対してライバル意識を燃やし続ける)

チェ・チョルホ  ミン・チヒョン(フィウムダンの夫で、動物的な政治感覚で恐るべき速度で出世街道を走っている人物。最大の紙物商を経営し、紙に関するあらゆる利権を独占している。師任堂とイ・ギョムの運命を狂わせた人物でもある)

チェ・ジョンファン(二役)  @中宗(国を治め、天下を平らげることなどに無関心な生存型国王。誰も信じられないが、イ・ギョムだけには心を開く)
Aミン・ジヨンハク(ソ・ジユンの指導教授で学長。韓国美術史学会のドン。外向きは人が好さそうに見えるが、心の中には毒蛇が12匹も住み着いている人物。ソ・ジユンを利用するだけ利用し、邪魔になると、彼女を貶め、職場からも追放する。新発見の金剛山図を安堅の作と主張する)

ヤン・セジョン(二役)  @若き日のイ・ギョム
Aハン・サンヒョン(ソ・ジユンの後輩。次世代の人文学者と目される。文化批評界のライジング・スター。ソ・ジユンが入手した師任堂の漢文日記解読に協力する)

キム・ヘスク  キム・ジョンヒ(ソ・ジユンの姑で、元祖ヘリコプター・ママ)

イ・ヘヨン  チョン・ミンソク(ソ・ジユンの夫で、年俸億台のフォンド・マネージャ。不渡りを出して会社も自宅も取られてしまう)

パク・チュンミョン  コ・ヘジョン(ソ・ジユンの親友で、実力のある古美術復元の専門家。ジユンを助ける)

ユン・ダフン  イ・ウォンス(一人親の母の許で育てられ、野心も欲もなく天下泰平に暮らしてきた人物。偶然にも片思いをしていた師任堂を妻にすることが出来た。後に家族に次々と迷惑をかけることになる)

特別出演

パン・ヒョジョン  イ・ギョムの伯母
チェ・インファ  シン・ミョンファ(師任堂の父)
イ・ギョンジン  龍仁李氏(師任堂の母)

亀城君(1441 – 1479)
世宗大王の四男の二番目の息子。大王の孫にあたる。文武に秀でて、祖父の世宗や伯父の世祖に可愛がられる。若くして領議政という総理大臣にまで昇った。そのため、人から妬まれ、逆賊との告発を受けて遠島の刑に処せられ、流刑地で病死した。

安堅(アン・ギョン)
世宗時代に活躍した宮廷画家。山水画に優れ、多くの作品を描いたが、現在その多くが不明。天理大学所蔵の「夢遊桃原図」が代表作である。
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2017年01月03日

2016 SAF(SBS)演技大賞


2016 SAF演技大賞12月31日、サンアム・プリズムタワーを会場にして授賞式が開催された。
総合司会を務めたのは、イ・フィジエ、ミナ、チャン・グンソクの三人。この中でイ・フィジェだけが俳優ではなく、司会専門の咄家である。そんな彼が今度の式典では、職業マナーを逸脱して目に余る司会ぶりであった。人を小ばかにしたような品のない話し方に気分が悪くなった。本人は面白くするためだと弁解したが、だからと言って何でもありではあるまい。
SBSは、ニュースター賞という新人賞によって毎年、10人の若い新進俳優を世に送り出している。新人たちにより多くのチャンスを提供する唯一の放送局である。
今回の大賞に選ばれたのは、映画俳優のハン・ソッキュ。「根の深い木」以来二度目の大賞を手にした。大物映画俳優がテレビ・ドラマに出演すれば、ほとんどの場合大賞に選ばれるようである。「馬医」のチョ・スンウの場合も同じである。より多く彼らにテレビ出演してもらうための苦肉の策なのか。

受賞者と作品

大賞 ハン・ソッキュ(浪漫ドクター キム・サブ)

韓流スター賞 イ・ジュンギ(月の恋人 歩歩惊心・麗)


最優秀演技賞
長編ドラマ
男子 チャン・グンソク(大撲=テバク)
女子 キム・ヘスク(そう、そんなものだ)

ロマンチック・コメディ
男子 ナムグン・ミン(美女コン・シミ)、チョ・ジョンソク(嫉妬の化身)
女子 コン・ヒョジン(嫉妬の化身)

ジャンル・ファンタジードラマ
男子 キム・レウォン(ドクターズ)、イ・ミンホ(青い海の伝説)
女子 パク・シネ(ドクターズ)

優秀演技賞
長編ドラマ
男子 ヨ・ジング(大撲)
女子 キム・ジヨン(愛が来ます)

ロマンチック・コメディ
男子 カン・ミニョク(タンタラ)
女子 ミナ(美女コン・シミ)

ジャンル・ドラマ
男子 ユ・スンホ(リメンバー・息子の戦争)、ユ・ヨンソク(浪漫ドクター キム・サブ)
女子 ソ・ヒョンジン(浪漫ドクター キム・サブ)

ファンタジー・ドラマ
男子 カン・ハヌル(月の恋人 歩歩惊心・麗)
女子 オ・ヨンソ(帰っておいでよ、おじさん)

特別演技賞
長編ドラマ
男子 ソン・ジェリム(うちのカプスニ)
女子 キム・ソウン(うちのカプスニ)

ロマンチック・コメディ
男子 オン・ジュワン(美女コン・シミ)
女子 ソ・ジヘ(嫉妬の化身)

ジャンル・ドラマ
男子 パク・ソンウン(リメンバー・息子の戦争)
女子 チョン・ヒョソン(ウォンテッド・指名手配犯)

ファンタジー・ドラマ
男子 ソン・ドンイル(青い海の伝説)
女子 ソ・ヒョン(月の恋人 歩歩惊心・麗)

功労賞 チャン・ヨン(俳優)

ベスト・カップル賞
ユ・ヨンソク + ソ・ヒョンジン(浪漫ドクター キム・サブ)
イ・ジュンギ + イ・ジウン(アイユ)(月の恋人 歩歩惊心・麗)
イ・ミンホ + チョン・ジヒョン(青い海の伝説)

ニュースター賞
コ・ギョンピョ(嫉妬の化身)、キム・ミンソク(ドクターズ)
キム・ミンジェ(浪漫ドクター キム・サブ)、クワク・シヤン(終わりから二番目の愛)
ペク・ヒョン(月の恋人 歩歩惊心・麗)
ヘリ(タンタラ)、ヤン・ジンソン(私の婿の女)、ムン・ジイン(ドクターズ)
チョン・ヘイン(そう、そんなものだ)、ミナ(美女コン・シミ)

注: 「タンタラ」とは、芸能界で働く人々のこと。少し見下してそう呼ぶ。

十大スター賞
キム・ソンニョン(ミセス・コップ2)、パク・シネ(ドクターズ)
ソ・ヒョンジン(浪漫ドクター キム・サブ)、チョン・ジヒョン(青い海の伝説)
ナムグン・ミン(美女コン・シミ、リメンバー・息子の戦争)、イ・ミンホ(青い海の伝説)
イ・ジュンギ(月の恋人 歩歩惊心・麗)、チャン・グンソク(大撲)
チョ・ジョンソク(嫉妬の化身)、ハン・ソッキュ(浪漫ドクター キム・サブ)
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2016 KBS演技大賞


2016 KBS演技大賞12月31日、KBSホールにて授賞式が開催された。総合司会はチョン・ヒョンム、キム・ジウォン、パク・ポゴムの三人が担当した。キム・ジウォンとパク・ポゴムは、この年にドラマで活躍し、人気を博した俳優である。
今回の演技大賞は30周年を迎え、過去の受賞者たちを称え、彼らを末永く記憶に留めようとのメッセージを発していた。中でも大賞を三度も受賞したコ・ドゥシムとチェ・スジョンが舞台に登場し、授賞式の開幕を宣した。
人気ドラマ「太陽の末裔」と「雲が描いた月の光」のOSTを柔らかく伸びのある歌唱力で歌い上げた歌手のコミが舞台に登場して美声を披露した。
大賞を共同受賞したソン・ソンペアの間になぜか隙間風か吹いているようで、ぎこちない雰囲気が感じられた。
毎年そうであるが、他の放送局に比べて広い年齢層の多彩な俳優たちの出席により、場がより華やいでいるようである。



受賞者と作品

大賞 ソン・ヘギョ、ソン・ジュンギ(太陽の末裔)

最優秀賞
男子 パク・シニャン(隣近所の弁護士チョ・ドゥルホ)、パク・ポゴム(雲が描いた月の光)
女子 キム・ハヌル(空港へ行く道)

優秀賞
長編ドラマ
男子 アン・ジェウク(子供が五人)、イ・ドンゴン(月桂樹洋服店の紳士たち)
女子 ソ・ユジン(子供が五人)、チョ・ユニ(月桂樹洋服店の紳士たち)

毎日連続ドラマ
男子 オ・ミンソク(女の秘密)
女子 ソ・イヒョン(女の秘密)、イ・ユリ(天上の約束)

ミニシリーズ
男子 イ・サンユン(空港へ行く道)
女子 キム・ジウォン(太陽の末裔)

中編ドラマ
男子 ソン・イルグク(蒋英実)
女子 キム・ユジョン(雲が描いた月の光)

作家賞 キム・ウンスク、キム・ウォンソク(太陽の末裔)

新人賞
男子 ソン・フン(子供が五人)、チン・ヨン(雲が描いた月の光)
女子 キム・ジウォン(太陽の末裔)、イ・セヨン(月桂樹洋服店の紳士たち)

助演賞
男子 イ・ジュニョク(雲が描いた月の光)
女子 ラ・ミラン(月桂樹洋服店の紳士たち)

連作・単幕ドラマ賞
男子 キム・ソンオ(ペッキが帰ってきた)、イ・ドンフィ(赤い先生)
女子 カン・イェウォン(ペッキが帰ってきた)、チョ・ヨジョン(ベイビーシッター)

青少年演技賞
男子 チョン・ユンソク(子供が五人、蒋英実、雲が描いた月の光)
女子 ホ・ジョンウン(雲が描いた月の光、隣近所の弁護士チョ・ドゥルホ)

アジア最高のカップル賞 ソン・ジュンギ + ソン・ヘギョ(太陽の末裔)

ネッティズン賞 パク・ポゴム(雲が描いた月の光)

ベスト・カップル賞
キム・ハヌル + イ・サンユン(空港へ行く道)
オ・ジホ + ホ・ジョンウン(オー・マイ・クムビ)
ソン・ジュンギ + ソン・ヘギョ(太陽の末裔)
チャ・インピョ + ラ・ミラン(月桂樹洋服店の紳士たち)
ヒョン・ウー + イ・セヨン(月桂樹洋服店の紳士たち)
パク・ポゴム + キム・ユジョン(雲が描いた月の光)
チン・グー + キム・ジウォン(太陽の末裔)
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2017年01月02日

2016 MBC 演技大賞


2016 MBC演技大賞12月30日、MBCの公開ホールで開催され、総合司会をキム・グクチンとユイが務めた。
今度の大賞は、視聴者の投票で選ばれた。結果的に「W」の当たり年で、大賞と今年のドラマ賞を始めとする7冠王に輝いた。

「W」は、現実と漫画の両世界の中で主人公たちが出会い、事件が起きるスリリングな展開のドラマで、日本での公開が待たれる。イ・ジョンソクの大賞受賞は、他に該当者がいなかったがために、人気度の高いドラマに対する評価が主人公に反映された相対的な結果と思われる。

授賞式に久しぶりに姿を見せたイ・ソジンは、もうオジサン族の立派な一員となっていた。急激な世代交代が進む韓国芸能界の厳しい現実がある。


受賞者と作品

大賞 イ・ジョンソク(Wダブリュー)

今年のドラマ賞 Wダブリュー

最優秀演技賞
特別企画部門 男子 イ・ソジン(契約結婚)  女子 ユイ(契約結婚)
連続劇部門 男子 イ・サンウ(家和万事成)  女子 キム・ソヨン(家和万事成)
ミニシリーズ部門 男子 イ・ジョンソク(W)  女子 ハン・ヒョジュ(W)

優秀演技賞
特別企画部門 男子 ソ・ハジュン(獄中花)  女子 チン・セヨン(獄中花)
連続劇部門 男子 ソン・ホジュン(吹け美風よ) 女子 イム・ジヨン(吹け美風よ)
ミニシリーズ部門
男子 ソ・イングク(ショッピング王ルイ) 女子 イ・ソンギョン(重量挙げの妖精キム・ボクチュ)

黄金演技賞
特別企画部門 男子 チョン・ジュノ(獄中花) 女子 イ・フィヒャン(結婚契約)
連続劇部門 男子 イ・ピルモ(家和万事成) 女子 キム・ジホ(家和万事成)
ミニシリーズ部門 男子 キム・ウィソン(W) 女子 イム・セミ(ショッピング王ルイ)

今年の作家賞 ソン・ジェジョン(W)

子役賞
男子 ク・ゴンミン(ウォーキング・ママ育児パパ) 女子 チョン・ダビン(獄中花)

新人賞
男子 ナム・ジュヒョク(重量挙げの妖精キム・ボクチュ)、リュ・ジュニョル(運勢ロマンス)
女子 ナム・ジヒョン(ショッピング王ルイ)、チョ・ボア(モンスター)

ベスト・カップル賞  イ・ジョンソク + ハン・ヒョジュ(W)

事前授賞
声優賞  チェ・スジン(外国映画などの吹き替え)

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2016年12月22日

花郎(ファラン)


花郎12月19日からKBSで放送が始まった連続20話の歴史ドラマ。舞台は1500年前の新羅で、第24代真興王の時代。日本では聖徳太子より少し前の欽明天皇の時代が重なる。新羅のエリート軍人集団であり、文化の担い手となった花郎の創設期にまつわるエピソードを織り込んだドラマである。王族・貴族の子弟たちが国家組織の中で心身修練を重ねながら成長していく姿を描く。

真興王(在位540年-576年)

ドラマの主人公の一人が若き日の真興王で、名を三麦宗(サムメクチョン)と言った。彼は幼くして伯父である先代法興王から王位を継承したが、法興王の娘である母親の只召太后(チソテフ)が摂政となり、実権を握っていた。彼女は、唯一人の聖骨(純粋に王統の血筋を受け継ぐ最高の身分)となった息子の命を守るために、朝廷大臣たちにも王の顔を知られないように徹底した。顔のない王となった真興王は、その間、自由気ままに世情を見て回り、少しずつ成長し、いつか自分の真の姿を世に示すために準備を進めていった。
その過程で、自分の親衛隊作りを着想し、それが新羅の国家的文武両道の人材育成機関・花郎となって結実した。元々民間の修練施設であったものを、国家組織として改編したのである。
花郎を手にした真興王は、新羅の国力強化を図った。高句麗から漢江流域を奪い、南西の伽耶国を征服して領土を拡大した。伽耶の流民として新羅に入った金庾信(キム・ユシン)が後に花郎の指導者となり、数々の戦場で活躍し、新羅の英雄として名を残したのは、歴史の皮肉ともいえる。真興王の曾孫にあたるのが善徳女王で、その次の世代が新羅中興の祖と称される武烈王こと金春秋である。一時花郎の指揮者である源花となった美室(ミシル)を育成したとも言われる。

花郎(ファラン)は新羅のエリート軍人集団兼文化の担い手であった

以前「善徳女王」の中で、三国統一の中心勢力となる花郎群像がふんだんに紹介されたことがある。西洋社会の騎士道のように花郎道という、新羅精神の核心となる青年集団であった。国家の教育機関に集められて育成された彼らは、祭事や祝祭を司る集団であると同時に当時の芸能集団でもあった。今で言う韓流花の美男子たちのように、当時の女子たちの憧れの的であった。また、国の精鋭軍事組織でもあった。多くの名将が生まれている。後に新羅の国王が花郎たちの中から選ばれているが、時代と共に花郎道が廃れると、新羅は滅亡への道を辿って行った。金春秋、金庾信たちも最盛期の花郎出身である。
花郎組織を「花郎徒」といい、各組織の指導者を花郎、所属する青年たちを郎徒(ナンド)と呼んだ。また、花郎の中に「風流徒」、「風月徒」、「国仙徒」といった年功序列のシニア組織が置かれた。それぞれの組織の指導者も花郎、風月主、花主、国仙、源花などと呼ばれた。

新羅の身分制度・骨品制

骨品制は一種のカースト制度と言える。その頂点に位置するのは聖骨で、神国・新羅の神聖な血筋を受け継ぎ、国王になれる王族のみが属した。王にならない王族と中央貴族は真骨という貴族階級を形成した。それらの下に六頭品、五頭品、四頭品、平民が続いた。骨品制は新羅の王都においてのみ導入され、地方では適用されない制度であった。そのため、差別や蔑視から逃れた賤民たちは王都を出て行き賤民村に集まって生活した。やがて聖骨は、それ自体がもつ制約のため、途絶えざるを得ない運命にあった。二人の聖骨女王の死去により、聖骨は完全に途絶え、真骨出身の中から王が選ばれることになった。その最初の人物が武烈王こと金春秋であった。

演出 ユン・ソンシク、キム・ヨンジョ
脚本 パク・ウニョン

配役

パク・ソジュン  ムミョン/ソヌ(主人公で、腕っぷしの強い賤民の若者。出世の経緯が謎めいている。自己存在の理由を花郎に見つけ、修練生に加わる。殺された友の名前を借りてソヌ郎と名乗る)

コ・アラ アロ(真骨貴族の父と賤民の母との間に生まれた、生活力旺盛な娘。ムミョンと三麦宗の出現で生活が大きく変わる)

パク・ヒョンシク 三麦宗(真興王)/チディ(母の只召太后が計画した花郎の修練生に加わり、チディ郎と名乗る。彼もムミョンと同様に自己存在理由を花郎に見つける)

キム・ジス 只召太后(三麦宗の母親。七歳で王位を継いだ息子のために摂政になり、息子を守るために彼の顔を隠し続ける)

チェ・ウォニョン アンジ公(死んだソヌとアロの父親で、真骨出身の貴族。只召の元恋人。家門が没落したため、医業で生計を立てている)

ソン・ドンイル ウィファ公またはウィファ郎(創設されたばかりの花郎たちの養成を一任された貴族。自分独自の方針で花郎たちを教育する。風月主である)

イ・グワンス マンムンまたはソヌ(アンジ公の息子であるが、身分の卑しい母親に連れられて父親の元を去った。成長するとともに父親を捜す旅に出るが、三麦宗の顔を見てしまったために只召の命を受けた刺客に殺される。ムミョンとは賤民村で共に育てられた無二の友であった)

ソ・イェジ スンミョン(新羅の王女。只召の娘で、三麦宗の妹。ムミョンに心を寄せるが、聖骨の血統を守るために兄との婚姻を運命づけられている。親の愛に飢え、冷たい心の持ち主)

若き花郎たち
チェ・ミノ スホ郎
ト・ジハン パルリュ郎
キム・テヒョン ハンソン郎
チョ・ユヌ ヨウル郎
キム・ヒョンジュン タンセ郎
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2016年09月01日

雲が描いた月の光


雲が描いた月の光8月22日から放送開始したKBSの新作時代劇。
タイトルの「雲」とは百姓、すなわち庶民、民衆などを意味する。「月の光」は君主のたとえである。「百姓の思いで描き出した君主」という意味がタイトルに込められている。
原作であるユン・イスの同名WEB小説をドラマ化したもの。

あらすじ

19世紀初めを舞台に朝鮮王朝第23代国王である純祖の長男で、19歳の時から病弱な父親に代わって代理聴政を行い、強い朝鮮の復活を夢見た天才君主・孝明世子と魔性の美男儒生・キム・ユンソン、世子の護衛武士・キム・ビョンヨン、そして思いもよらぬ成り行きで宦官になり、三人の青年たちの友、恋人、逆賊の娘として運命を共にした男装の女性・ホン・ナオンら、歴史に記録されなかった青春たちを描いた宮中ロマンス。物語は孝明世子が代理聴政を開始する直前の時期から始まる。

安東金氏の勢道政治

イ・サンこと正祖が急死すると、幼い純祖の後ろ盾になるよう正祖から頼まれていた金祖淳(キム・ジョスン)は、自分の娘を純祖の正妃にし、外戚として勢力を拡大し、安東金氏一門による60年にわたる勢道政治を確立した。この勢道政治の基礎を作ったのは、正祖の信頼が厚かったが、後に没落した洪国栄(ホン・クギョン)であった。正祖が遺した負の遺産である。
安東金氏の血を引きながらその勢道政治をけん制し、民衆のための政治を願ったのが、このドラマの主人公である孝明世子であった。彼は、志半ばにして父王より先に病死してしまう。純祖が亡くなり、孝明世子の息子である憲宗が即位すると、翼宗に追尊された。

演出  キム・ソンユン、ペク・サンフン
脚本  キム・ミンジョン、イム・イェジン

配役

パク・ポゴム  イ・ヨン(孝明世子) (純祖の長男で、憲宗の父親。安東金氏の勢道政治を牽制し、王権を強化して民衆のための政治を志したが、二十歳で病死した。男装の偽宦官ホン・ナオンとの出会いは、市中での事故的なものであったが、宦官試験に応募した彼女を合格させ、自分の近くに配置し、次第に心を通わせていった。ドラマの中では、架空の王妃尹氏が生母となっている。)

キム・ユジョン  ホン・ナオン(ホン内侍) (19世紀初めに歴史的民乱を指導した洪景来(ホン・ギョンネ)の娘であるが、逃亡中の母親が男の子として育てた。成長したホン・ナオンは、人から頼まれてインチキ代書をしたことが世子に発覚してしまい、身を隠すために宦官になろうとする。ひょんなことから世子に見つかるが、彼の計らいで登用試験に合格する。宮中に入ると、三人の青年と友情を育むことになる)

チン・ヨン  キム・ユンソン(安東金氏の権力者キム・ホン[金祖淳のこと]の孫。ホン・ナオンが市中に暮らす時から女性であることを見抜いていた。次第に彼女に惹かれていく。

クワク・トンヨン  キム・ビョンヨン(朝鮮最高の剣術を誇る東宮殿の別監として世子の護衛武士を務める。世子と共に出会った女のような内侍と何でも話し合える親しい仲になる。やがてこの内侍ホン・サムノムが自分の探していた洪景来の娘、ホン・ナオンであることが判明する)

チェ・スビン  チョ・ハヨン(後に世子の正室・趙氏となる名門一族の令嬢)

キム・スンス  純祖(正祖の次男で後継者。幼くして即位し、祖母の垂簾聴政を受け、舅・キム・ホンの勢道政治に苦しめられたため、病弱で優柔不断な国王となる。息子の世子に期待をかける)

チョン・ミソン  淑儀朴氏(純祖の唯一の後宮。母を亡くした孝明世子を温かく見守ってあげる)

チョン・ヘソン  ミョンウン王女(明温王女のこと) (純祖の長女で、世子の実妹)

ホ・ジョンウン  ヨンウン王女(永温王女のこと) (純祖の次女で、淑儀朴氏の娘) 

チョン・ホジン  キム・ホン(金祖淳のこと。王妃金氏の父親で、キム・ユンソンの祖父。朝鮮を実質的に支配する勢道家・安東金氏勢力の首長で、60年勢道政治を開いた人物)

ハン・スヨン  王妃金氏(純祖の後宮から王妃に昇格し、世子の継母となる。権力者キム・ホンの娘)

パク・チョルミン  キム・ウィギョ(吏曹長官で、キム・ホンの一派)

パン・ジュンヒョン  キム・グンギョ(戸曹長官で、キム・ホンの甥)

アン・ネサン  丁若(チョン・ヤギョン) (朝鮮末期の有名な実学者、丁茶山(チョン・ダサン)のこと。ドラマの中ではホン・ナオンの命の恩人。山に捨てられて死にかけていたナオンを救い、実祖父のように可愛がり、面倒を見た。後日、代理聴政する世子に対して立派な師匠になってあげる)

特別出演

チャ・テヒョン  作男
チョ・ヨジョン  若奥様
イ・ムンシク  オム・ゴン
チョン・ソギョン  男寺党(旅芸人)の頭
キム・ヨジン  キム・ソサ(ホン・ナオンの母親)
ソ・ジョンヨン  王妃尹氏(孝明世子の生母。架空の人物)
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2016年08月31日

月の恋人 歩歩惊心 - 麗


月の恋人 歩歩惊心-麗8月29日から始まったSBSの新作時代劇。原作は中国の小説「歩歩惊心」。原作の舞台は清国であるが、このドラマでは建国初期の高麗となっている。主人公は太祖王建の四男で4王子と言われた王昭(ワン・ソ)。後に第四代光宗となる。以前MBCで放送された「輝くか、狂うか」の主人公を再びSBSがイ・ジュンギを起用してドラマ化した。今回は太祖の25王子の中から八人の王子たちがそれぞれ個性的に取り上げられ、王位継承争いに焦点が当てられる。
物語の発端は、彼氏と女友達に裏切られた21世紀の女性コ・ハジンが水難救助のためプールに飛び込み、皆既日食の瞬間に高麗にタイムスリップする。太祖王建の息子たちが水浴びする場所に姿を現したコ・ハジンは、8王子の王旭(ワン・ウク)に解樹(ヘ・ス)と呼ばれて彼の屋敷に連れていかれる。そこでコ・ハジンは、ヘ・スの六親等の従姉・解氏夫人に迎えられる。その後、ヘ・スとなったコ・ハジンは、高麗王子たちとの交流を通して、王権をめぐる熾烈な高麗王室内の権力争いや宮中の暗闘に巻き込まれていく。やがて4王子、王昭との誤解が理解へと変わり、恋心が芽生える。

「歩歩惊心」とは

「一歩一歩注意深く歩く」という意味。
「麗」は高麗のこと。

演出  キム・ギュテ
脚本  チョ・ユニョン

配役

イ・ジュンギ  4王子王昭(ワン・ソ)(後の第四代光宗)(狼との別名がつく高麗太祖王建の四男で、過去の経緯から冷酷を装い、冷たい仮面の中に真の自分を隠して生きていくが、ヘ・スとの出会いで閉ざした心を開き、仮面を脱いで高麗の第四代王に成長する)

ア・イユ(イ・ジウン)  21世紀の女性コ・ハジン (皆既日食の最中、タイムスリップして高麗女性ヘ・スに乗り移る。高麗初期の歴史的事件の渦中に巻き込まれて苦悩するが、自身の運命を切り開いていく)

カン・ハヌル  8王子王旭(ワン・ウク) (兄弟王子たちの中で一番思慮深く、慎重な人物。解氏夫人の夫で、ヘ・スの義兄に当たる。次第にヘ・スに惹かれていく)

ホン・ジョンヒョン  3王子王堯(ワン・ヨ) (後の第三代定宗。王昭の実兄。異腹兄の太子武を暗殺してでも王位に就こうと執着する。母親の王妃劉氏から王位に上ることを期待されている。希望通りに王になるが、在位数年で死去し、弟の王昭に王位を譲る)

チョ・ミンギ  高麗太祖王建

パク・チミョン  王建の第三王妃劉氏 (王昭と王堯の実母。自分の息子が高麗王になることにこだわり続ける)

ソン・ドンイル  パク・スギョン(太祖と共に高麗を建てた開国功臣で大将軍)

パク・チョンハク  ワン・シンニョム(王建の従弟で開国功臣の一人。平壌を地盤に持つ大豪族として王位継承問題に発言権を持つ人物。王昭の王位継承を支持するが、何かと干渉をする。そのため、王昭に排除されようとするが、天命を全うする)

キム・ガンイル  シンジュ・カン氏(王昭の養父)

カン・ハンナ  皇甫ヨナ(後の光宗夫人である大穆王后皇甫氏。太祖王建と王妃皇甫氏の娘。光宗とは異母兄妹の間柄で、8王子王旭の実姉)

パク・シウン  解氏夫人(ヘ・スの六親等の従姉で、王旭の妻)

チ・ヘラン  パク・スンドク(パク・スギョンの娘)

チン・ギジュ  チェリョン(ヘ・スの友であり侍女)

ソ・ヒョン  妓生ウヒ(後百済の最後の姫君)

チェ・ビョンモ  パク・ヨンギュ(後百済王キョン・フォンの娘婿であったが、高麗の建国に協力し、重臣に登用される。太祖と定宗に娘を娶らせる。定宗の王位継承を支援する)

キム・ソンギュン  チェ・ジモン(天の気を知る唯一の人物。天文と占いに秀でた天才。彼の主になる者が高麗を支配する)

ナム・ジュヒョク  13王子王郁(ワン・ウク) (白牙とも呼ばれる。母親が新羅の王族)

ピョン・ベッキョン  10王子ワン・ウン(開国功臣ワン・ギュの外孫)

チ・ス  14王子王貞(ワン・ジョン)(王昭と王堯の実弟)

キム・サノ  王武(ワン・ム) (正胤=王太子で、後の二代恵宗。即位後間もなく死去する)

ユン・ソヌ  9王子王垣(ワン・ウォン) (開国功臣ユ・グムピルの外孫)
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2016年06月12日

第52回百想芸術大賞

6月3日、慶煕大学平和の殿堂で授賞式が開催された。韓国の大衆芸術振興を目的に設置された同賞の今回の総合司会はシン・ドンヨプとスジであった。歌手グループの一員であったスジは、この数年の間に女優として大きく成長していた。

太陽の末裔今回のハイライトは、テレビ部門の「太陽の末裔」というドラマで、テレビ部門の大賞に輝いている。主演のソン・ヘギョとソン・ジュンギの二人が韓国内と中国で大人気を博し、同賞の人気賞とグローバル・スター賞を獲得した。
「太陽の末裔」はKBSの作品で、2月24日から韓国と中国で同時放送されている。放送中は、30%台の視聴率を記録し、最終回には40%の高視聴率を上げた。
そのあらすじは、震度8.3の大地震に見舞われ、壊滅状態になる中央アジアのある国に韓国からも緊急援助隊として予備役の軍人と医師たちが派遣され、そこで戦争と疾病、気象異変が重なる極限状況に遭遇する。それでも極悪の環境の中で被災者の救出に奮闘する彼らの人類愛、同志愛、友情、恋愛を描いたドラマである。

テレビ部門の最優秀女優演技賞に選ばれたキム・ヘス。tvNの「シグナル」に主演して話題になり、その演技が脚光を浴びている。この時点ですでに何らかの賞に選ばれるものと前評判が高かった。映画「チャイナタウン」の中でも、特異な汚れ役を演じて話題になっている。

映画部門の最優秀演技賞を獲得したのは、ハリウッドから帰ってきたイ・ビョンホンと久方ぶりに映画にカムバックしたチョン・ドヨンのカリスマ二人。彼らの登場で会場の雰囲気がガラリと変わった。

ケーブルテレビtvNの躍進が近年目覚しい。特に金・土曜に良質のドラマを連続して放送している。「応答せよ」シリーズを始め、昨年放送の「未生」、今年の「シグナル」、「記憶」、現在放送中の「デイア・マイ・フレンズ」と、立て続けに豪華な俳優を擁した贅沢なドラマを視聴者に提供している。マイナーなテレビ局は独自の演技大賞を持たない。百想芸術大賞が小規模放送局の優秀な作品を顕彰する場となっている。

授賞式の結果
  
テレビ部門
大賞  太陽の末裔(KBS)
最優秀女優演技賞  キム・ヘス(シグナル)
イ・ジュニク監督最優秀男優演技賞  ユ・アイン(六龍が飛び立つ)
作品賞  シグナル(tvN)
演出賞  シン・ウォノ(応答せよ1988) (tvN)
人気賞  (男)ソン・ジュンギ(太陽の末裔)
     (女)ソン・ヘギョ(太陽の末裔)
脚本賞  キム・ウニ(シグナル)
教養作品賞  「試験」(EBS)
バラエティ作品賞  「日曜夜・覆面歌王」(MBC)
バラエティ賞  (男)キム・グラ(マイ・リトル・テレビジョン)
        (女)キム・スク(最高の愛)
新人男優演技賞  リュ・ジュニョル(応答せよ1988)
新人女優演技賞  キム・ゴウン(チーズ・イン・ザ・トラップ)

映画部門
大賞  イ・ジュニク監督(トンジュ=東柱)、(サド=思悼)
最優秀女優演技賞  チョン・ドヨン(無頼漢)
最優秀男優演技賞  イ・ビョンホン(内部者たち)
作品賞  「暗殺」 
監督賞  リュ・スンワン(ベテラン)
人気賞  (男)ト・ギョンス(純情)
     (女)スジ(桃李花歌)
助演男優賞  イ・ギョンヨン(少数意見)
助演女優賞  ナ・ミラン(ヒマラヤ)
シナリオ賞  アン・グッチン(誠実な国のアリス)
新人監督賞  ハン・ジュニ(チャイナタウン)
新人男優演技賞  パク・チョンミン(トンジュ=東柱)
新人女優演技賞  パク・ソダム(黒い司祭たち)

インスタイル・ベストスタイル賞  (男)パク・ポゴム、(女)スジ
iQIYI(アイチイ)グローバル・スター賞  (男)ソン・ジュンギ、(女)ソン・ヘギョ

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2016年05月17日

魔女宝鑑


魔女宝鑑JTBCが5月13日に放送を開始した16回連続の歴史ドラマ。
時代は、MBCの「獄中花」とほぼ同じ頃の16世紀中期、中宗と悪名高い文定王后の間に生まれ、母親の越権行為に生涯苦しめられた第13代明宗の治世下である。王の唯一の嫡子である順懐世子(スネセジャ)は、生まれて12年後に夭折し、直系の世継ぎがいなくなった。明宗の後を継いだのは、中宗の九男の三番目の息子である河城君で、後の第14代宣祖であった。ここに朝鮮王朝傍系王統の時代が始まった。

ドラマの中では、順懐世子に双子の姉がいたという設定で、呪いをかけられたその王女は、生きていると弟の方が死ぬことになるとして、生まれてすぐに焼き殺された。しかし、王女は密かに王命により生かされていて、奥深い山中の一軒家で成長していた。彼女と同じ頃に、後に名医となる許浚(ホ・ジュン)も生まれていた。二人は山中で出会い、恋に落ち、成長していく。ヨニと名付けられた王女が呪詛封じの家から一歩外に出た途端、双子の弟の世子が王宮で病死した。黒巫女と文定太后は、王女の生存を確信する。彼女にかけられた呪いの発端は黒巫女と文定太后の企みによるものであった。第一話でその話が挿入される。呪いをかけたのは、星宿庁(ソンスチョン)に所属していた巫女であった。秘密を守るために黒巫女と文定太后に殺される彼女は、王女と世子が自分の子供であること知らぬまま、二人に呪いをかけて絶命した。

後に許浚は王室の御医となり、東洋医学の集大成「東医宝鑑」を著す。ドラマのタイトル「魔女宝鑑」は彼の書名を模倣したパロディである。青年許浚を演じるのは、最近軍を除隊したばかりのユン・シユンである。「製パン王キム・タック」に主演した。

ヒロインの王女、ヨニを演じるのは、キム・セロン。2010年に映画「おじさん」に子役として出演し、脚光を浴びた。その後も映画「トヒよ」で屈折した女の子を好演し、数々の映画賞で新人女優賞を獲得して女優の地位を確立した。

星宿庁(ソンスチョン)と昭格署(ソギョクソ)

昭格署  道教の影響を受けて天と星に向かって祭事を行っていた朝鮮王朝の官庁である。太祖元年の1392年、昭格殿と称された。その後、世祖12年の1467年に昭格署と改称された。中宗13年の1518年、趙光祖(チョ・グワンジョ)を筆頭にした儒教勢力の士林派の強い要求で廃止されたが、士林派が失脚した翌年の1520年に再び設置された。その後、宣祖の時代に豊臣秀吉軍の侵攻の渦中に祭事が排され、それを機に完全に廃止された。

星宿庁  朝鮮時代前期、国の巫女である国巫を置き、国家と王室の安寧と幸運を祈り、災厄を退けるための祈祷儀式を担当した国家の公式機構であった。星宿は星座の意味で、道教からその名称を借用したと思われる。後に昭格署と同様に国家機関から除かれた。

両方とも王室が設置した特別な組織である。儒教を国家の基本理念とした朝鮮王朝に、本来ならあってはならない機関であった。しかし、王朝前期にはまだ儒教の政治勢力が確立していなかったので、特に国王周辺の女性たちは仏教や迷信を信じ、僧侶の祈祷や巫女の占いに頼る傾向があった。文定王后もその例に漏れなかった。

演出  チョ・ヒョンタク
脚本  ヤン・ヒョンムン

出演

ユン・シユン  許浚(ホ・ジュン) (龍泉縣監ホ・ユンの庶子で、後に王室の内医院御医となり、名医としてその名を歴史に残す。庶子のため差別の中で成長する。心の中に怒りの炎を隠す熱血青年の願いは、母親を奴婢の身分から免賤してあげること。身分を隠す王女ヨニとの出会いと恋を経て大人へとさらに成長していく)

キム・セロン  王女ヨニ(魔女ソリ) (順懐世子の双子の姉であるが、呪いをかけられたため、世子の命を守るために焼き殺されそうになる。昭格署の長で、王に忠実なチェ・ヒョンソに助けられ、王命により密かに育てられる。チェ・ヒョンソを父親と思い込んでいる。呪い封じが破られた時、弟の世子は幼くして死に、彼女は呪いのために心が凍り付いた白髪の魔女に変身する。身を隠す山中で許浚と出会い、心を通わせる)

イ・ソンジェ  チェ・ヒョンソ(昭格署の長で、ブンヨンの父親。王の頼みで呪われた王女を密かに育てる。王女の呪いを解くための方法探しに奔走する)

ヨム・ジョンア  ホンジュ(星宿庁の大巫女で、黒巫女。チェ・ヒョンソとは対立する。王女の命を狙う)

クワク・シヤン  プンヨン(チェ・ヒョンソの長男で、内禁衛の従事官となる。ヨニを実の妹と思い込む。彼女を楽しませようと呪い封じの家から連れ出すや、呪いが一挙にヨニを襲う)

チャン・ヒジン  王妃沈氏(明宗の死後太妃沈氏) (石女のため黒妖術で世子と王女を産む。秘密を守るために二人の実母に剣を突き刺した張本人。黒巫女の力に頼る)

イ・ジフン  宣祖(後嗣のない明宗の養子となり、王位を継ぐ)

ヨ・フェヒョン  順懐世子(明宗の唯一の嫡子。ドラマの中ではヨニの双子の弟。12歳で死去する)

イ・イギョン  ヨグワン(昭格署の道士で、チェ・ヒョンソの部下の一人。王女で魔女のヨニを護衛する武士)

チョ・ダルファン  ホ・オク(ホ・ユンと正室孫氏の長男。許浚の異母兄)

チョン・ミソン  孫氏(ホ・ユンの正室夫人)

キム・ヒジョン  金氏(奴婢出身の許浚の生母)

特別出演

キム・ヨンエ  太妃尹氏(文定王后尹氏) (中宗の第三王妃で、明宗の生母。歴代王妃の中で一番の野心家で、息子の王を支配した。諦めた明宗も朝廷の官僚たちも彼女の死ぬのを待つしかなかった)

チョン・インソン  ヘラン(星宿庁で一番の巫女であったが、文定太后に命じられて王の寝所に送られる。受胎したが、黒巫女の妖術により胎児を王妃の体内に盗まれる。秘密保持のために殺害される。死ぬ間際に胎児たちに呪いをかける)

イ・ダウィツ  明宗(母親の文定太妃の死後、初めて国王として力を発揮し、善政を行った君主であった。母親が存在しなければ、在位期間を通じて名君になれたともいわれる。ドラマの中では、密かに娘の命を守る)
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2016年05月02日

獄中花


獄中花4月30日にMBCでスタートした新しい歴史ドラマ。「チャングム」を演出したイ・ビョンフン監督の最新作で、脚本は「ホ・ジュン」のチェ・ワンギュが書く。
イ・ビョンフン監督が今回選んだ舞台は、朝鮮時代の刑務所である典獄署(チョノクソ)。訳あってこの場所で生まれ、育てられたヒロイン、オンニョ(獄女)の数奇な運命と成長の物語である。
「女人天下」の主人公たちであった鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)、文定王后(ムンジョン・ワンフ)、そして王妃の弟の尹元衡(ユン・ウォニョン)らによって翻弄された人生を歩む若者たちの強く賢明に生きていく姿を描く。

物語は1540年の中宗35年3月に始まる。チャングムでおなじみの国王中宗が没する5年前のことである。夜の暗闇の中を一組の男女が逃走し、謎の一団が命を狙って二人を追う。男は女の護衛武士で、女は臨月を迎えた身分の高そうな女性。刀傷を負った女は、逃げ込んだ典獄署内で女の子を産み、絶命する。15年後の明宗10年、赤子は15歳の典獄署の茶母(タモ)に成長する。監獄に収監されている学問の師たちから学んだ多くの知識の実用に才能を発揮した天才少女であった。他にも義賊のイム・コッチョン、風水家のチョン・ウチ、名妓の黄真伊、女医チャングムらと出会い、彼らの支援を受けて成長し、勝利していく。

オンニョの夢

自分を取り上げた産婆と出会い、当時のことを聞かされる。自身の過去と典獄署で自分を産んで亡くなった母親の真実が知りたくなり、捕盗庁(ポドチョン=現在の警察に当たる)の茶母(タモ=下女)になる夢を抱く。しかし、彼女の夢と運命は、パク・テス、ユン・テウォン、ソン・ジホンの三人の男との出会いでひっくり返る。結局は警官ではなく、弁護士の道を選ぶことになる。

外知部(ウェジブ)

代訟人のことで、朝鮮時代の弁護士に当たる職業。オンニョは、典獄署で身につけた法律の知識を駆使して貧しく、虐げられた人々のための人権制度ともいうべき外知部の制度を世に知らせようと奔走する。

演出: イ・ビョンフン、チェ・ジョンギュ
脚本: チェ・ワンギュ

配役

チン・セヨン オンニョ(監獄で生まれ、育った天才少女。自分の過去と母親の死の真相を知るために捕盗庁の茶母になろうとしたが、結局は庶民のための外知部(法律代理人)の道に進む)

チョン・ダビン  少女期のオンニョ(天才ぶりを発揮して典獄署のみんなから可愛がられ、信頼される)

コ・ス  ユン・テウォン(マポ、サムゲの渡し場で商権を掌握している漢陽商団とやくざ組織の首領。尹元衡の庶子。母親は漢陽妓房の妓生であった紅梅(ホンメ)。後にオンニョの外知部の仕事に協力し、世のために働く)

キム・ミスク  文定王后(中宗の三番目の王妃。貪欲と野心の塊。自分が産んだ明宗を王位に就かせるために手段を選ばなかった。息子が王になると、何かと国政に口出しし、越権行為で王をいじめる)

チョン・ジュノ  尹元衡(文定王妃の弟で、姉の権力により政治の実権を握る。姉に劣らず貪欲で、悪事の限りを尽くす。姉の死とともに没落するや極刑に処される)

パク・チュミ  鄭蘭貞(朝鮮時代の三大悪女の一人。妓生から尹元衡の妾になり、彼の正室を殺してその地位を奪う。尹元衡の没落と共に追われる身となり、投身自殺する)

チョン・ウンピョ  チ・チョンドゥク(中人出身の典獄署下級役人。自他ともに認めるオンニョの育ての親)

チェ・ミンチョル  チョン・デシク(典獄署の責任者である主簿。強い者には弱いが、弱い者には強くあたる典型的な人物)

イ・ヒド  コン・ジェミョン(商団の親方)

メン・サンフン  チョン・マッケ(鄭蘭貞の兄で、義弟の尹元衡の執事を務める)

アン・ヨジン  ユグム(典獄署の茶母。心が優しく、オンニョには母親代わりの存在)

イ・セチャン  チョン・ウチ(中宗・明宗時代最高の風水家で詐欺師。オンニョに風水と詐欺術を教える)

イム・ホ  カン・ソノ(捕盗庁の部将で、オンニョを諜報員に育てようとする。苦悩の末に尹元衡の下に入る)

キム・ミンギョン  キム尚宮(大妃殿提調尚宮。文定王后の最側近)

チェ・テジュン  ソン・ジホン(パク・テスの孫。数奇の運命を経て開城松房の都房であるソン・ファノクに拾われて、孤児の奴婢から両班に身分上昇し、科挙に合格して捕盗庁従事官に任命される。オンニョの運命に大きくかかわる人物)

特別出演

チョン・グワンニョル  パク・テス(士林派の巨木・趙光祖の弟子。20年以上も典獄署の秘密地下監房に収監されている。呼吸困難に陥った時、オンニョの手当てで死の危機を免れる。その後、オンニョに人生と学問について多くの教えを授けるメントになり、最も近い間柄になる)

チュ・ジンモ  土亭・李之函(トジョン・イ・ジハム) (囚人ではあるが、オンニョにとって最初の学問の師)

キム・ウンス  典獄署の前任主簿
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2016年03月24日

大撲(テバク)


大撲(テバク)SBSの「六龍が飛び立つ」の後続として、3月28日から始まる「ファクション」形式の歴史ドラマ。
タイトルの「テバク」は、今の若者たちが好んで多用している「大当たり」や「大ヒット」を意味する「テバク」とほぼ同じ言葉のようである。主人公の青年が強くなることを一大決心して旅立つ。その姿を見送る育ての親で賭博の師匠の老人がサイコロ二個を振って前途を占うと、二個とも最高の目である「大舶(テバク)」を示していた。師匠は「やっと進むべき道を当てたな」と大喜びする。タイトルはこのエピソードに由来している。

主人公のペク・テギルを演じるのは、3年ぶりの歴史ドラマ出演となるチャン・グンソク。 
テギルは「トンイ」でおなじみの国王粛宗(スクチョン)のご落胤。王子でありながら死んだように生きなければならない運命を背負わされるが、いかさま師となって父親と弟のヨンイン君(後の英祖)に対して一世一代の大勝負に出る。

演出 : ナム・ゴン
脚本 : クォン・スンギュ
全24話。

出演

チャン・グンソク = 白大吉(ペク・テギル)(粛宗の落胤で、悲運の王子。王の息子と名乗れずに日陰に生きることを余儀なくされるが、結局は父の粛宗と弟のヨンイン君に対して宿命的に対決することになる。悲劇の原因は、母が王の側室になって6ヶ月後に生まれたため、王の子ではないと思われたから)

ヨ・ジング = ヨンイン君(後の英祖)(父は粛宗で、母は女官付き下女出身の淑嬪崔氏<トンイ>。張嬉嬪の息子である景宗とその支持基盤である少論から絶えず圧力を受け、母親の卑しい身分に対するコンプレツクスに苦しむが、いずれ自分が国王になる運命であること、兄のテギルと一大勝負をしなければならないことをよく知っている)

イム・ジヨン = 淡序(タムソ)

チョン・グワンニョル = 李麟佐(イ・インジャ)(少論の中心人物で、景宗の最側近を務める。老論を抑えることで権力を掌握するが、景宗の死により没落する。老論派の英祖に対して謀反を起こし、刑死する)

チェ・ミンス = 粛宗(朝鮮王朝の第19代国王。幼くして王位に就いたが、歴代王の中でも王としての品格に恵まれ、治世に長けた国王であった。彼の 欠点は、愛する女性たちを政治に利用したことであった。それが悪縁を引き起こし、宮中に血の嵐が吹き荒れた)

ユン・ジンソ = チェ・ボクスン(後の淑嬪崔氏(トンイ))(卑しい身分の女官付き下女から王の母になる立志伝的人物。目先が利き、処世をよくしたので、身分の負い目を克服することが出来た。彼女の選択は老論であった)

ヒョン・ウ = 景宗(第20代国王)(粛宗と張嬉嬪の長男として生まれたが、元来病弱であった。父の命で母が薬死する姿を目撃し、衝撃を受け、さらに健康を害した。即位した後、数年で死去した。後嗣がなく、異母弟のヨンイン君が後を継いで、第21代英祖となる)

オ・ヨナ = 嬉嬪張氏(張嬉嬪) (粛宗が最も寵愛した女性であったが、南人派を代弁する存在であったため、政争の犠牲になった人物。夫である粛宗の命令で薬死する現場を息子に見られる)

ペク・スンヒョン = チャン・ヒジェ(張嬉嬪の実兄)

イ・ムンシク = ペク・マングム(チェ・ボクスンの夫。賭博に狂い、妻まで賭けて負けてしまう。相手は国王であった。王宮から密かに捨てられた元妻の子を自分の息子と思い、大吉=テギルと名付けて育てる)
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2016年01月05日

蒋英実(チャン・ヨンシル)


蒋英実「懲録」終了以来数ケ月の空白を経て、KBS大河ドラマの新作がいよいよ1月2日にスタートした。
今度の主人公は、大河ドラマが初めて取り上げる科学・技術者の蒋英実。
舞台となるのは、15世紀初め、朝鮮王朝三代太宗・李芳遠と四代世宗大王の時代。国王は朝鮮の空の天体運動から得られる朝鮮固有の暦を熱望した。当時の朝鮮では明国皇帝から贈られた明の暦を使用していたので、自分たちの頭上の太陽と月と地球の動きが正確にとらえられず、国の行事に支障をきたしていた。そのような時に現れたのが賤しい奴婢の蒋英実という天才であった。彼は、天文学に長け、様々な天文器具を発明・駆使して正確な暦作りに貢献した。世宗は蒋英実を奴婢の身分から解放し、官僚にまで取り立てた。機械装置などの物作りにも長けた蒋英実は、水時計や測雨基なども発明し、世宗の寵愛を受けた。ドラマでは、蒋英実の少年時代の生い立ちから始まり、王室の科学者に成長するまでの姿が24話を通じて描かれる。演じるのは、久々に歴史ドラマに戻ってきたソン・イルグク。蒋英実の初恋で、彼の栄達を背後で支える太宗の娘、ソヒョン翁主には久しぶりの歴史ドラマ出演となるパク・ソニョンが扮する。「大王世宗」のキム・サンギョンが再び世宗となって登場する。

演出は、「近肖古王」、「懲録」などを手掛けたキム・ヨンジョPD
脚本は、イ・ミョンヒマ・チャンジュンの2人。

出演者

ソン・イルグク  蒋英実(チャン・ヨンシル)
キム・サンギョン  世宗イ・ド
パク・ソニョン  太宗李芳遠の娘ソヒョン翁主
イ・ジフン  チャン・ヒジェ(蒋英実のいとこに当るが、良家の嫡男であるため、賤しい蒋英実とは身分が違う。密かに天文学を勉強するが、蒋英実には及ばず、悲劇の天才と称される。蒋英実の実力を知りつつも、身分の差でもって彼を蔑視する。)
キム・ドヒョン  イ・チョン(蒋英実を見出す官僚で、科学者でもある)
ソン・ビョンホ  ハ・ヨン
キム・ビョンギ  メン・サソン(名宰相の一人)
チョン・ハニョン  ファン・ヒ(名宰相の一人)
キム・ミョンス  チャン・ソンヒ(蒋英実の父で、天文学者)
イム・ヒョク  ユ・テクサン(王室天文学研究機関の長)
イム・ドンジン  チュ・テガン
キム・ヨンチョル  太宗李芳遠(イ・バンウォン)(世宗の父)

蒋英実(1390?~1450?)

朝鮮王朝前期の科学・技術者、発明家から官僚になった。慶尚道東莱郡(現在の釜山市)に生まれた。正確な生没年は不明である。父親のチャン・ソンヒは元から高麗に移り住んだ杭州出身の人で、母親は東莱県の官妓であった。高麗滅亡後、朝鮮の官奴となり、東莱県官庁で奴婢として働かされた。天文の知識で世宗の目に止まり、明国に派遣されて天文機器を学んでくる。その後、国内での天文機器の製作に成功し、その功績が認められて奴婢の身分を免じられ、尚衣院の別座に任命された。その後も正三品の官僚まで上り詰めた。水時計や降雨量測定器、金属活字の発明にも関わった。天文器具の製作が完了すると、金属精錬の専門家として活躍した。

謎の多い晩年

約53歳になった1442年3月、蒋英実は突然の事件に見舞われた。病気がちな世宗が温泉浴に出かける時に乗る御輿が突然壊れ、担当していた蒋英実が責任を問われた。国王に対する不敬罪として朝廷の断罪を受け、棍棒100回打ちと罷免になるところを、世宗の計らいでを免れ、官位の降格だけで決着した。しかし、この事件以後、蒋英実は歴史の記録から消えてしまった。蒋英実は世宗の命を受けて御輿を作ったが、世子が御輿にひび割れが生じているのを見つけてしまい、事件に発展した。世子というのは、世宗の長男文宗のことで、この当時の蒋英実と文宗の関係がどうであったのかがこの事件の真相を知る鍵となる。蒋英実の死亡年とされる1450年は、世宗が死去した年でもある。王の死をきっかけに蒋英実が殉死を選んだのか、文宗に葬り去られたのか、病死なのか、彼の死は謎に包まれている。享年61歳であった。
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2016年01月02日

2015 KBS演技大賞


2015KBS演技大賞-112月31日、KBS別館公開ホールで開催された。
総合司会のチョンヒョンム、キム・ソヒョン、パク・ポゴムの三人は、全員新顔であった。
毎年の次年度ドラマの紹介は、今年もショーとしてよく出来ていた。KBSの特技である。
大賞にはベテランのコ・ドゥシムと若手のキム・スヒョンの二人が選ばれた。自局に出演してくれたセレブの役者全員に賞を振り分けるという姿勢が再びKBSに見られた。

受賞者と受賞作品

2015KBS演技大賞-2大賞
 コ・ドゥシム(頼む、母さん)
 キム・スヒョン(プロデューサー)

最優秀演技賞
 男子  ソ・ジソプ(オー・マイ・ビーナス)
 女子  チェ・シラ(大人しくない女たち)

優秀演技賞
毎日連続劇
 男子  イム・ホ(星になって輝かん)
 男子  クワク・シヤン(すべてうまく行くさ)
 女子  ハン・チェア(あなただけが私の愛)
 女子  カン・ビョル(家族を守れ)

ミニシリーズ
 男子  チャ・テヒョン(プロデューサー)
 女子  シン・ミナ(オー・マイ・ビーナス)

中編ドラマ
 男子  チャン・ヒョク(商売の神-客主2015)
 女子  キム・ミンジョン(商売の神-客主2015)

長編ドラマ
 男子  キム・ガプス(頼む、母さん)
 男子  キム・テウ(懲録)
 女子  ユジン(頼む、母さん)

作家賞  キム・イニョン(大人しくない女たち)

放送三社ドラマPDが選ぶ演技者賞  キム・ヘジャ(大人しくない女たち)

助演賞
 男子  キム・ギュチョル(懲録、商売の神-客主2015)
 男子  パク・ポゴム(お前を覚えている)
 女子  キム・ソヒョン(アッセンブリ)
 女子  オム・ヒョンギョン(青い鳥の家、すべてうまく行くさ)

新人演技賞
 男子  ヨ・ジング(オレンジ・ママレード)
 女子  チェ・スビン(青い鳥の家、ぶしつけに孤高)
 女子  キム・ソヒョン(フー・アー・ユー 学校2015)

青少年演技賞
 男子  チェ・グォンス(ドラマ・スペシャル「その兄弟の夏」)
 女子  キム・ヒャンギ(雪道)

連作・単幕劇賞
 男子  ポン・テギュ(ドラマ・スペシャル「鷺梁津駅には汽車が止まらない」)
 女子  キム・ヨンオク(雪道)
 女子  イ・ハナ(ニセモノ家族)

ベスト・カップル賞
 ユク・ソンジェ + キム・ソヒョン(フー・アー・ユー 学校2015)
 ソ・ジソプ + シン・ミナ(オー・マイ・ビーナス)
 チャン・ヒョク + ハン・チェア(商売の神-客主2015)
 キム・スヒョン + コン・ヒョジン + チャ・テヒョン(プロデューサー)

人気賞
 男子  パク・ポゴム(お前を覚えている)
 男子  ナム・ジュヒョク(フー・アー・ユー 学校2015)
 女子  ソル・ヒョン(フー・アー・ユー 学校2015)
 女子  チョ・ボア(頼む、母さん)

ネッティズン賞
 男子  キム・スヒョン(プロデューサー)
 女子  キム・ソヒョン(フー・アー・ユー 学校2015)

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2015 SAF(SBS)演技大賞


2015SBS演技大賞-112月31日夜、ソウル市サムソン洞COEXで開催され、生放送された。
総合司会は、お馴染みのユ・ジュンサンとイ・フィジェに新顔のイム・ジヨンが加わった。
今回は、特別MCとしてイ・ドックワが授賞式の冒頭に登場し、SBS創立の節目の年を祝うスピーチを行った。この後、功労賞に選ばれた彼は、ドラマ出演しているKBSの授賞式には行かず、最後まで残って場を飾った。
新人スターたちによる特別公演が今年も式場の雰囲気を盛り上げるのに成功した。年末のイベントとして光の感じられる大会であった。
大賞を射止めたのは、「ヨンパリ医師」のチュ・ウォンであった。KBSの「製パン王キム・タック」で電撃的にデビューして以来、次々とドラマ出演で成功を収め、短い期間で大賞の栄光にたどり着いた。
歴史ドラマ「六龍が飛び立つ」から名演技で二人の役者が注目を集めた。一人は、剣豪イ・バンジを演じたピョン・ヨハン。以前「未生」に出演して脚光を浴びた。今回、ニュースター賞と優秀演技賞を獲得している。もう一人は、双子の兄弟のキル・テミとキル・ソンミの二役を演じたパク・ヒョックォン。特にバサラの剣豪キル・テミは当たり役であった。特別演技賞を獲得した。

受賞者と受賞作品

大賞  チュ・ウォン(ヨンパリ医師)

最優秀演技賞
長編ドラマ
 男子  ユ・アイン(六龍が飛び立つ)
 女子  キム・ヒョンジュ(愛人います)
中編ドラマ
 男子  チョ・ジェヒョン(パンチ)、 ユ・ジュンサン(噂で聞いた)
 女子  チェ・ミョンギル(パンチ)
ミニシリーズ
 男子  パク・ユチョン(匂いを見る少女)
 女子  キム・テヒ(ヨンパリ医師)

優秀演技賞
2015SBS演技大賞-2
長編ドラマ
 男子  ピョン・ヨハン(六龍が飛び立つ)
 女子  シン・セギョン(六龍が飛び立つ)
中編ドラマ
 男子  チュ・ジフン(仮面)
 女子  コ・アソン(噂で聞いた)
ミニシリーズ
 男子  パク・ヒョンシク(上流社会)
 女子  ムン・グニョン(村-アチアラの秘密)

プロデューサー賞(放送3社ドラマPDが選ぶ演技者賞)  キム・ネウォン(パンチ)

功労賞  イ・ドックワ

特別演技賞
毎日連続劇
 男子  イ・ハニ(お母さんは私の嫁)
 女子  チョン・ミソン(帰って来たファン・グムボク)
長編ドラマ
 男子  パク・ヒョックォン(六龍が飛び立つ)
 女子  パク・ハンビョル(愛人います)
中編ドラマ
 男子  チャン・ヒョンソン(噂で聞いた)
 女子  ユ・イニョン(仮面)
ミニシリーズ
 男子  ナムグン・ミン(匂いを見る少女)
 女子  イ・ダヒ(ミセス・コップ)

十大スター賞
 チュ・ウォン(ヨンパリ医師)
 キム・ヒョンジュ(愛人います)
 チュ・ジフン(仮面)
 キム・テヒ(ヨンパリ医師)
 ユ・アイン(六龍が飛び立つ)
 ムン・グニョン(村- アチアラの秘密)
 チョ・ジェヒョン(パンチ)
 シン・セギョン(匂いを見る少女、六龍が飛び立つ)
 チ・ジニ(愛人います)
 パク・ユチョン(匂いを見る少女)

ニュースター賞(新人賞)
 コン・スンヨン(噂で聞いた、六龍が飛び立つ)
 ピョン・ヨハン(六龍が飛び立つ)
 イ・ヨルム(村-アチアラの秘密、離婚弁護士は恋愛中)
 ユク・ソンジェ(村-アチアラの秘密)
 イ・エリヤ(帰って来たファン・グムボク)
 パク・ヒョンシク(上流社会)
 イム・ジヨン(上流社会)
 ユン・ギュンサン(六龍が飛び立つ、君を愛した時間)
 コ・アソン(噂で聞いた)
 ソン・ホジュン(ミセス・コップ)

ベスト・カップル賞
 チュ・ウォン + キム・テヒ(ヨンパリ医師)
 ユ・アイン + シン・セギョン(六龍が飛び立つ)
 チ・ジニ + キム・ヒョンジュ(愛人います)

ネッティズン人気賞  キム・ヒョンジュ(愛人います)

中国ネッティズン人気賞  チュ・ウォン(ヨンパリ医師)
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2015MBC演技大賞


2015MBC演技大賞-112月30日、ソウル市内のサンアムMBCメディアセンター公開ホールで開かれた。
総合司会はシン・ドンヨプとイ・ソンギョンが務めた。
今年も韓国放送三社の中で一番味気ない年末イベントとなった。企画と構成になぜか工夫の努力が感じられなく、マンネリ化している。
大賞に選ばれたのは、「キル・ミ、ヒール・ミ」で七つの多重人格障害を抱える財閥3世役を演じたチ・ソン。この作品は、「今年のドラマ」にも選ばれた。
韓国ドラマ界の俳優の若返りが急激に進んでいる。放送3局全体で特に女優の新人が続出していて、一度名前を聞いても印象に残らない。

受賞者と受賞作品

大賞  チ・ソン(キル・ミ、ヒール・ミ)

視聴者が選ぶ今年のドラマ  キル・ミ、ヒール・ミ

最優秀演技賞
ミニシリーズ
 男子  チ・ソン(キル・ミ、ヒール・ミ)
 女子  ファン・ジョンウム(キル・ミ、ヒール・ミ)
特別企画
 男子  チョン・ジニョン(華麗な誘惑)
 女子  チョン・インファ(伝説の魔女、私の娘クム・サウォル)
連続劇
 男子  ソン・チャンウィ(女を泣かせる)
 女子  キム・ジョンウン(女を泣かせる)

優秀演技賞
ミニシリーズ
 男子  パク・ソジュン(キル・ミ、ヒール・ミ/ 彼女は綺麗だった)
 女子  カン・ソラ(メンドロントトッ=気持ちよく温かい)
特別企画
 男子  ソン・チャンミン(私の娘クム・サウォル)
 女子  オ・ヒョンギョン(伝説の魔女)
連続劇
 男子  キム・ヨンギュ(オムマ=母ちゃん)
 女子  チャ・ファヨン(オムマ)

放送3社ドラマPDが選んだ今年の演技者賞
 ファン・ジョンウム(キル・ミ、ヒール・ミ/ 彼女は綺麗だった)

2015MBC演技大賞-2ベスト助演賞
ミニシリーズ
 男子  キム・ヒウォン(アングリ・マーム)
 女子  ファン・ソクチョン(彼女は綺麗だった)
連続劇
 男子  イ・ムンシク(オムマ)
 女子  イ・ボヒ(狎鴎亭白夜)
特別企画
 男子  キム・ホジン(華麗な誘惑)
 女子  キム・スミ(伝説の魔女)

今年の作家賞
 チョ・ソンヒ(彼女は綺麗だった)
 ハ・チョンオク(女を泣かせる)

声優賞
 外国ドラマダビング  チョン・ジェホン

子役賞
 男子  ヤン・ハニョル(彼女は綺麗だった)
 女子  カル・ソウォン(私の娘クム・サウォル、華麗な誘惑)

新人賞
ミニシリーズ
 男子  イ・スヒョク(夜を歩く儒生)
 女子  イ・ユビ(夜を歩く儒生)
連続劇
 男子  カン・ウンタク(狎鴎亭白夜)
 女子  パク・ハナ(狎鴎亭白夜)
特別企画
 男子  ユン・ヒョンミン(私の娘クム・サウォル)
 女子  イ・ソンギョン(女王の花)

MBCドラマ10大スター賞
 キム・ソンニョン(女王の花)
 チャ・スンウォン(華政)
 パク・ソジュン(キル・ミ、ヒール・ミ/ 彼女は綺麗だった)
 ファン・ジョンウム(キル・ミ、ヒール・ミ/ 彼女は綺麗だった)
 チ・ソン(キル・ミ、ヒール・ミ)
 キム・ヒソン(アングリ・マーム)
 キム・ユジョン(アングリ・マーム)
 ユ・ヨンソク(メンドロントトッ)
 イ・ジュンギ(夜を歩く儒生)
 ペク・チニ(私の娘クム・サウォル)

ネッティズン人気賞
 パク・ソジュン(キル・ミ、ヒール・ミ/ 彼女は綺麗だった)
 ファン・ジョンウム(キル・ミ、ヒール・ミ/ 彼女は綺麗だった)

ベスト・カップル賞
 チ・ソン + パク・ソジュン(キル・ミ、ヒール・ミ)
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2015年10月05日

六龍が飛び立つ


六龍が飛び立つ10月5日からSBSでスタートする「ファクション」形式の歴史ドラマ。ファクション(Faction)というのは、ファクト(Fact)とフィクション(Fiction)の合成語で、最近の韓国の歴史ドラマはこの形式で制作される傾向にある。
ドラマの舞台は、14世紀末の朝鮮王朝建国期で、日本の時代劇で繰り返し登場する織田信長や豊臣秀吉、徳川家康らの戦国時代末期に匹敵するくらいに何度もドラマ化された。主要人物は、当然のごとく開祖の李成桂とその五男の李芳遠で、2人の周辺を飾った鄭道伝(チョン・ドジョン)、趙末生(チョ・マルセン)、黄喜(ファン・ヒ)、イ・シンジョクらの実在人物の他、「根の深い木」に登場した剣客イ・バンジ、ムヒュルらが顔を揃える。

演出は、「根の深い木」のシン・ギョンスPD。

脚本は、「大長今」や「善徳女王」、「根の深い木」を書いたキム・ヨンヒョンパク・サンヨンの共同執筆。前作の「根の深い木」の前日譚(プリクォール)として、世宗大王の父親で、朝鮮王朝の基礎を固めた鉄血君主の太宗・李芳遠を中心とする6人の人物の野望と成功ストーリーを描く。李芳遠の少年時代に青年期にあった2人の剣客にスポット・ライトが当てられる。

龍飛御天歌と六龍

タイトルの「六龍が飛び立つ」は、1445年にチョン・インジら集賢殿の学者たちが本文を書いた叙事詩「龍飛御天歌」(ヨンビオチョンガ)の序文の一節に由来する。世宗大王が創設した朝鮮文字「訓民正音」の公布前にその実用性を検証するためにハングルで書かれた最初の文献である。この中の六龍というのは、世宗以前六代に遡る穆祖(李安社)、翼祖(李行里)、度祖(李椿)、桓祖(李子春)、太祖(李成桂)、太宗(李芳遠)の六人のことを言う。ドラマでの六龍は、太祖・李成桂、李芳遠、鄭道伝、イ・バンジ、ムヒュル、プニ(イ・バンジの妹)の主要登場人物六人を指す。

主要登場人物

ユ・アイン  李芳遠(後に第三代太宗となる。太祖・李成桂の息子たちの中で一番父親に似て文武に秀でていた。強力な王権主義者として、臣権主義を唱える学問の師、鄭道伝と政敵の仲になる。朝鮮を建国し、王朝の礎を確立する過程で政敵を片っ端から葬り去る鉄血君主であった。世宗が名君になれたのは、汚れ役を全部引き受けた父親、芳遠がきれいに掃除をした後で代替わりしたお蔭とも言われる)

キム・ミョンミン  三峰・鄭道伝(太祖・李成桂の軍師として易姓革命を達成し、朝鮮建国を実現させた功労者。建国後も政治・社会制度の礎となる法律作りで後世に伝わる業績を残した。宰相中心の臣権政治を標榜したため、李芳遠と対立することとなり、抹殺され、長きにわたって朝鮮の逆賊のレッテルを貼られた。ドラマの中で秘密組織の「密本」を結成した張本人として登場する)

チョン・ホジン  太祖・李成桂(鄭道伝の協力を得て新王朝を樹立するが、四男の李芳遠により鄭道伝を失うと、建国の意欲をなくし、息子と対立することになる)

ピョン・ヨハン  イ・バンジ(別名タンセ。三韓第一の剣と称される。鄭道伝の護衛武士で、プニの兄)

ユン・ギュンサン  ムヒュル(朝鮮第一の剣士と称される。李芳遠と共に建国に尽くすが、一時李芳遠と疎遠になる。世宗の信頼厚く、内禁衛将に抜擢される)

シン・セギョン  プニ(イ・バンジの妹。兄の政敵である李芳遠と恋に落ちる)

チョン・ユミ  ヨニ(鄭道伝の恋人であり、イ・バンジの初恋の女性。鄭道伝を中心とする臣権派の紅一点として活躍する。高麗第一の諜報商人組織ファサダンの黒帖となって活動する最中、鄭道伝と出会い、彼の政治理念に共鳴する)


ドラマのハイライト 最強の女剣士・チョク・サグワン

六龍が飛び立つ -2物語の後半に登場するや視聴者の目をくぎ付けにしたのは、高麗秘剣の谷山(コクサン)剣法の伝承者、チョク・サグワン。高麗最後の恭譲王とその子息の護衛に当たっていたが、守り切れず一人生き残る。朝鮮王朝建国の主人公たちに復讐心を抱き、イ・バンジとムヒュルの二人を相手に対決することになる。三人とも歴史に実在しない架空の人物。
チョク・サグワンを演じるのは、韓国芸術総合学校で韓国舞踊を専攻し、卒業したハン・イェリ。学生時代に校内制作の映画に助っ人出演し、それが縁で俳優の世界に入った。韓国舞踊で鍛えた柔らかい身のこなしで最強の二刀流を見事に演じて見せた。不思議な存在感がある。ある時はあどけない少女のようで、ある時は氷のように冷たい視線で敵を睨み付け情け容赦なく切り倒す。ドラマの中では、自分で振り付けした韓国舞踊を踊る。視聴者にとってサービスの多い出演者であった。
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2015年09月22日

商売の神・客主2015


商売の神・客主2015KBSの特別企画ドラマとして9月23日から始まる。全36話。
開城の有力商人、千家客主が裏切りにより廃業の憂き目に遭うや、後継者であったチョン・ボンサムは孤児となり、路頭に迷う。九死に一生を得た彼が、市場の客引きを皮切りに次第に天性の商才を発揮し、商団の行首や大客主を経て、最後に巨商として成功する。舞台となる時代は、19世紀末の朝鮮王朝末期である。
お金が万能で神様のような存在となっている現代の韓国社会に警鐘を鳴らし、貪欲ではなく正義によって富を築いた商人の一代記を描く。主人公のチョン・ボンサムを「チュノ」で名演技が光ったチャン・ヒョクが演じる。演出は、「太祖王建」や「テ・ジョヨン」、「王と妃」などの名作を手掛けたキム・ジョンソンPDが担当する。脚本は、多くの人気ドラマを書いてきたチョン・ソンヒイ・ハノが引き受けた。キム・ジュヨンの大河小説「客主」を原作とする。

客主

客商主人のことをいい、その主人とは、商いを周旋する人のこと。
昔から朝鮮半島にあった主要な商業・金融機関の一つである。彼らは河港で活動する商人で、客主の他に旅客という商人もいた。彼らは、各地方の船商が貨物を積んで港に入ってくると、その商品の売買を仲介し、付随して運送、保管、宿泊、金融などの営業も行った。客主や旅客は、地方の大きな市場にも存在した。

褓負商(ポブサン)

担商と背負い商をまとめて褓負商という。日本での行商に近い。このドラマでは、彼らの生き生きとした姿、活動が描かれる。彼らは商人ではあるが、商品の運搬という役割がより大きかった。特別な運送手段のなかった朝鮮時代、物資の大部分が褓負商たちによって流通した。全国津々浦々を歩き回り、商品を販売していた褓負商たちの中には、行商で築いた富で仲介商の客主に進出する者もいた。このドラマの主人公とその父親がそんな一人であった。
褓負商は新羅や高麗の昔から存在したが、朝鮮王朝時代に組織化された集団になった。商品を運びながら国中を歩き回っていたので、誰よりも情報収集に長けていた。こんな彼らの特性に目をつけ、諜報活動に利用したのが、国の権力者であった。朝鮮時代末期、褓負商集団は国家機関の末端組織に組み入れられた。国家に対する反乱や農民一揆鎮圧の背後には、褓負商たちの諜報活動があった。

登場人物

チャン・ヒョク  チョン・ボンサム(父親の死により孤児となったが、生き延びて市場の物売りから大商人にまで登りつめ、千家客主を再興する。真の商道を実践する人物に成長する)

ユ・オソン  キル・ソゲ(お金の奴隷となり、権謀術数を駆使して行商たちを威嚇する)

キム・ミンジョン  メウォル(梅月)(執念の女性。両班家の娘であったが、巫女となり、権力欲に取りつかれる)

ハン・チェア  チョ・ソサ(火の心を持つ傾国の美女。荷役夫の父親によって大商人のシン・ソクチュに売り飛ばされる。チョン・ボンサムと出会うが、彼の前途を思いやり、心を鬼にして彼から立ち去る)

チョン・テウ  ソンドル(チョン・ボンサムの人柄に感銘して生涯彼の下で働く)

パク・ウネ  チョン・ソレ(チョン・ボンサムの姉。父の仇を討つために、死にそうな弟、ボンサムを捨て、妓生になり、敵の妾になる。開城松商客主の娘らしく理財に明るく、優れた商才と感覚を備えていた。父の仇と思っていたキム・ハクチュンの妾になる。それ以前にキル・ソゲとも婚約したことがある)

イム・ホ  ミン・ギョムホ(閔妃の親族。政府の高官)

イ・ドックワ  シン・ソクチュ(朝鮮のお金というお金と商権を一手に掌握した大商人)

キム・ギュチョル  キム・ボヒョン(典型的な汚職官吏)

キム・ハクチョル  キム・ハクチュン(妾になったチョン・ソレに父の仇として狙われる商人)

イム・デホ  (千家客主の行商人)

特別出演

キム・スンス  チョン・オス(チョン・ボンサムの父親で、千家客主人。謀られて無念の死に至る)

イ・ウォンジョン  キル・サンムン(千家客主の行首で、キル・ソゲの父親。独断専行のところがあり、それが災いして褓負商仲間のリンチに遭い、死亡する。これを機に、息子のキル・ソゲは褓負商たちを仇と思い、敵意をむき出しにする)

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2015年07月15日

夜行儒生(夜を歩く儒生)


夜行儒生7月8日からスタートしたMBCのヒュージョン史劇。モバイル・プラットホームのカカオページに連載された同名ウェブ漫画をテレビ・ドラマ化したもの。朝鮮時代にバンパイアを登場させて、ロマンスとスリラーが同時に展開するファンタジー・メロドラマである。
原題は「夜を歩くソンビ(儒生)」という。舞台となる時代は、17世紀中頃と120年後の18世紀後半に設定されている。
17世紀中頃には、仁祖(インジョ)と思しき国王とその長男の昭顕世子(ソヒョン・セジャ)を連想させる王太子が、王宮に住み着き、夜な夜な宮殿内を歩き回る吸血鬼の鬼(キ)に支配されている。逆らうと、王座から引き摺り下ろされ、闇に葬り去られる。鬼に反旗を翻した王太子は、謀反人としてさらし首にされた。世孫を含む家族も皆殺しにされた。王太子の学友である主人公の儒生、キム・ソンヨルも事件に巻き込まれ、鬼の師匠にあたる善玉の吸血鬼ヘソの思惑により首をかまれ、吸血鬼と化した。舞台は120年後に移り、英祖らしい国王とイ・サン(後の正祖)と思しき世孫イ・ユンが登場する。人の心を持ち続ける吸血鬼となったキム・ソンヨルがこの時代に姿を現し、120年前に鬼を倒すための秘策を書き残した王太子の備忘録を探し回る。この本探しを依頼された本売りは、いわくのある若者であった。実は男装の女性で、謀反人の汚名をきせられて没落した両班家の娘であった。そんな彼女が秀でた容貌の神秘的な吸血鬼儒生と出会い、様々な事件や出来事を経験していく。
主人公のキム・ソンヨルをイ・ジュンギが演じる。東方神起のシム・チャンミンが120年後の世孫イ・ユンに扮する。絶対悪の吸血鬼である鬼を演じるのは、「根の深い木」でアクの強い存在感を示したイ・スヒョク。男装の本売りはイ・ユビが演じる。最近の歴史ドラマでは、男装の麗人が大流行である。

演出  イ・ソンジュン
原作  チョ・ジュヒ、ハン・ソンヒ
脚本  チャン・ヒョンジュ

主な出演者たち

夜行儒生-2イ・ジュンギ  主人公の儒生キム・ソンヨル(不本意にも吸血鬼にされたが、人間の心を持ち続ける。120年前に鬼に殺された父親と親友でもあるチョンヒョン世子の仇を討つべく、世子が鬼を倒す秘策を書き残した備忘録を探し求めて120年後の朝鮮にその姿を現す。)

イ・ユビ  チョ・ヤンソン(反逆者の汚名をきせられて没落した両班家の娘であるが、その姿を隠すために男装をしている。元気溌剌で、機転が利く。美しく神秘的な儒生キム・ソンヨルに魅せられる。世子の備忘録探しを通じてキム・ソンヨルとの関係が深まる)

シム・チャンミン  世孫イ・ユン(イ・サンと思しき人物。子供の頃に出会ったチョ・ヤンソンの行方を捜している。)

イ・スヒョク  絶対悪の吸血鬼・鬼(キ)(国王や朝廷を操る影の支配者)

キム・ソウン  チェ・ヘリョン(鬼の手先となって働く)とイ・ミョンヒ(120年前、キム・ソンヨルの婚約者であつたが、鬼にかみ殺される)の二役

イ・スンジェ  ヒョンジョ(英祖と思しき120年後の国王。イ・ユンの祖父)

イ・ヒョヌ(特別出演)  チョンヒョン世子(昭顕世子と思しき王太子。120年前、鬼に刃向ったために、家族と共に抹殺され、大逆罪の汚名をきせられる。死ぬ前に鬼に打ち勝つ秘策を書き残していた)

チャン・スンジョ  サドン世子(イ・サンの父思悼世子<サド・セジャ>と思しき非業の死を遂げた人物)

ヤン・イクチュン(特別出演)  ヘソ(鬼の師匠であるが、善玉の吸血鬼。鬼を退治するためにキム・ソンヨルに自分の能力を継がせる)

イ・ホジェ(特別出演)  文祖

キム・ミョンゴン  ノ・チャンソン

ハン・ジウ(特別出演)  後宮キム氏

昭顕世子(ソヒョン・セジャ)と思悼世子(サド・セジャ)の死

2人に共通するのは、自分の父親によって死に追いやられたこと。昭顕世子の父親仁祖は、王座を息子に奪われるのでないかと、疑心暗鬼になり、医師に命じて息子を毒殺し、孫たちまでも済州島に監禁し、死ぬのを待った。歴代最も残酷な背倫の王として記憶されている。
思悼世子の場合、父の英祖は、政争の犠牲として仕方なく世継ぎの息子を米櫃に閉じ込めて餓死させた。後悔の念から亡き息子の遺児である孫のイ・サンを自分の後継者と定め、反対派閥の老論の攻撃から終始保護した。
このドラマの中では、2人の世子を無残な死に追いやったのは、父親ではなく、絶対悪の吸血鬼の仕業と設定している。王朝に生じた諸悪の根源は吸血鬼であった。


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2015年04月09日

華政(ファジョン)


華政MBCの「輝いたり狂ったり」の後続として4月13日から放送が始まる歴史ドラマ。
50話の長編となる。

舞台は17世紀初頭の宣祖末期から光海君時代を経て、仁祖治世下までとなる。
主要人物は、宣祖の唯一の嫡流王女である貞明公主(1603-1685)と腹違いの兄で、宣祖の後を継いだ光海君、伯父の光海君からクーデタで王位を奪った仁祖の三人。国政にまで深刻な影響を及ぼした王室の悲劇的家族問題を取り上げる。

問題の発端となった宣祖のコンプレックスと人格については、最近のドラマ「王の顔」や「懲録」の中で繰り返し表現されている。そんな父親のとばっちりを真面に受けたのが光海君で、名君の素質を備えながら、途中降坂を余儀なくされた。腹違いの妹、貞明王女をその母親の仁穆王后と共に幽閉に追いやらねばならなかった光海君の立場と苦悩がいか程であったかは想像に難くない。

光海君の立太子と即位を死ぬまで妨害し続けた仁嬪金氏の怨念は、孫の仁祖に乗り移り、光海君を廃位に追い込むことに成功した。即位した仁祖は、仁嬪王后と貞明王女を幽閉から解き、復権させた上で、昌徳宮に住まわせることで、クーデタの大義名分の一つである「孝」を果たした。だが、祖父の宣祖と同様に正統な王でないコンプレックスに悩み、人格の歪んだ仁祖は、自分の子や孫に対して人倫の欠片もない悲劇を再生する。

演出 キム・サンホ、チェ・ジョング
脚本 キム・イヨン(イ・サン、トンイ、馬医などを執筆)

出演者たち

チャ・スンウォン 第15代国王光海君

イ・ヨニ 貞明公主(宣祖と仁穆王后の嫡出王女であり、永昌大君の姉。父王の死後、母親と共に西宮に幽閉され、死者のように生きる運命を背負う)

キム・ジェウォン 仁祖

ソ・ガンジュン ホン・ジュウォン(貞明王女の夫になる人。二人の子孫に正祖の母親である恵景宮洪氏、その父親の洪奉漢、叔父の洪仁漢、洪国榮、その妹の元嬪洪氏などがいる)

ハン・ジュワン カン・イヌ

チョ・ソンハ カン・ジュソン

シン・ウンジョン 仁穆王后(後に仁穆大妃)(宣祖の二番目の王妃。貞明王女の母)

チョン・ジンソ 永昌大君(幼くして父王の後ろ盾を失い、光海君の取り巻きたちによって幽閉先で蒸し殺しにされる)

チェ・ジョンファン 臨海君(光海君の実兄。粗暴な性格のために父王から疎まれ、光海君の前途に邪魔となり、殺される)

キム・ヨジン キム・ゲシ(光海君の愛人で、知恵袋的存在。光海君政治のコーディネーターを務める)

チョン・ウンイン イ・イチョム(キム・ゲシと共に光海君の右腕となって、政策を実行する)

パク・ヨンギュ 第14代国王宣祖


タイトルの「華政」について

宣祖から仁祖までの時代に特筆すべきは、王妃と側室たち、その周辺の家族たちの間で女の闘い・家族の諍いが熾烈に繰り広げられ、国政にまで影響を与えたことである。タイトルの「華政」は、このあたりに由来するようである。以前JTBCで放送された「花たちの戦争」とは、時代も人物もほとんど共通し、二つのタイトルに同じような意味が込められているようである。華には光とか花の意味があり、女性の隠喩と解される。政は政治のこと。「女たちの政事または政争」と解釈することが出来る。

火器都監

このドラマの中で描かれる王室の専門職集団の一つで、銃砲を製作するために設置された兵曹(兵部)所属の機関。1592年に始まった文禄慶長の役で豊臣秀吉の日本軍が使用した火縄銃に衝撃を受けた朝廷は鳥銃庁を作り、銃砲の製造を試みた。光海君が即位すると、北胡の清国勢力が拡大したため、それを防御するために鳥銃庁を火器都監と改称し、火器の製造に本格的に取り組んだ。
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