2017年06月24日

猟奇的な彼女


猟奇的な彼女5月29日から始まっているSBSの歴史ドラマというより時代劇である。以前、チョン・ジヒョンとチャ・テヒョンが主演してセンセーションを巻き起こした同名映画をテレビの時代劇としてリメイクしたもの。

あらすじ

都で一番性格がぎすぎすした男性のキョン・ウと朝鮮王室の問題多き彼女ことヘミョン王女が繰り広げる予測不能ロマンスを描く。キョン・ウは、清国に留学したことのあるエリート若手官僚で、王女は、幼少期に王宮から追放された母親の王妃を亡くした悲しい過去を持つ。そんな二人が王宮で出会い、様々な事件に遭遇していく。

青瓦台スキャンダルの余波

韓国の三大地上波テレビが今、一斉に時代劇を放送している。MBCの「君主・仮面の主人」、SBSの「猟奇的な彼女」、KBSの「7日の王妃」である。すべて王子、王女、王妃ら王室の人物たちが主人公で、一様に悪玉の重臣たちによって命を狙われたり、圧力を受けるという内容である。どうも朴槿恵前大統領とその取り巻きによる国政の私物化事件のあおりを受けたためと思われる。王もしくは大統領などの最高権力者に取りつき、次第に権力を掠め取っていく取り巻き連中または重臣たちをリアルに描いている。ドラマでは、横取りされた権力を取り戻すために主人公たちは戦う。

時代の特定

主人公のヘミョン王女をオ・ヨンソ、エリート青年のキョン・ウをチュ・ウォンが演じる。登場人物たちは皆架空であるため、舞台となる時代を特定することは出来ないが、清国風のインテリアや清国の文物から英祖(トンイの息子)の頃と思われる。本屋さんが市中に一般化し、風俗本の出版、物書きを生業とする作家が登場することもその時代を裏付けている。
重臣たちから攻撃されるヘミョン王女は、さしずめ思悼世子(サドセジャ)の女性版と考えられる。ヘミョン王女の父王、ヒィ宗(フィジョン)は、老論の重臣たちの言いなりになった英祖に相当し、国王に圧迫を加えた重臣たちは老論の官僚たちと重なる。

演出  オ・ジンソク
脚本  ユン・ヒョジェ

登場人物

チュ・ウォン  キョン・ウ(キョヌ) (清国留学帰りの若手エリートで、国王の命で王子の教育係に任命される。破天荒なヘミョン王女と出会い、トラブルに巻き込まれるが、王女の真の姿を見抜き、やがて王女に同情するようになる)

オ・ヨンソ  ヘミョン王女(重臣たちの企みで廃位された王妃の娘であるため、重臣たちから絶えず攻撃の対象とされる。彼女の破天荒な行動もこの暗い過去の記憶による。苦境に立たされた彼女を助けるのはキョン・ウであった)

イ・ジョンシン  カン・ジュニョン(監察部の従事官で、剣の使い手。ヘミョン王女に忠誠を誓う)

キム・ユネ  チョン・ダヨン(朝廷の最高実権者である左議政チョン・ギジュンの一人娘。父親に似て野望に沸き立つ欲望の化身。一目惚れしたキョン・ウを手に入れるため、王女を亡き者にしようと企む)

ソン・チャンミン  フィ宗(ヘミョン王女の父王。本来の王権を行使して善政を行いたいが、重臣たちの圧力に屈して思うままに出来ない。しかし、王女のことに関しては、重臣たちから彼女を守ろうとする父親である)

ユン・セア  王妃朴氏(元女官の出身であるが、ヘミョンの母親である王妃に濡れ衣を着せて廃位に追い込ませる。継妃になると、ヘミョン王女とその弟を除去し、自分の子を次の王にと画策する。左議政チョン・ギジュンと手を組み、王に圧力をかけるよう仕組む)

ユン・ソジョン  チャヘ太后(ヘミョン王女の祖母)

チェ・ノウン  元子(王の長男。ヘミョンとは両親を同じくする弟)

リュ・ダム  ヨンシン(ヘミョン王女を子供の時から世話してきた宦官)

テミ  ピョリ(ヘミョン王女の女護衛武士で、剣の使い手)

イ・ギョンファ  廃妃韓氏(ヘミョン王女の生母で、元王妃。陰謀に巻き込まれて廃位となる。死んだとされたが、生死不明である)

チョ・ヒボン  キョン・ピルヒョン(キョン・ウの父親で、大堤学の地位にある)

チャン・ヨンナム  許氏(キョン・ウの母親)

チョン・ダビン  キョン・ヒ(キョン・ウの妹。時流に流されやすく、権力におもねる性格)

チョン・ウンイン  チョン・ギジュン(朝廷の最高実権者である左議政。前王妃を廃位に追い込んだ張本人。何かと王に圧力をかけ、自分の思い通りに操る)

キム・ミンジュン(特別出演)  チュソン大君(チョン・ギジュンの企みに謀られ、前王妃と共に謀反人にされる)
posted by rekishinootoshimono at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック