2015年04月09日

華政(ファジョン)


華政MBCの「輝いたり狂ったり」の後続として4月13日から放送が始まる歴史ドラマ。
50話の長編となる。

舞台は17世紀初頭の宣祖末期から光海君時代を経て、仁祖治世下までとなる。
主要人物は、宣祖の唯一の嫡流王女である貞明公主(1603-1685)と腹違いの兄で、宣祖の後を継いだ光海君、伯父の光海君からクーデタで王位を奪った仁祖の三人。国政にまで深刻な影響を及ぼした王室の悲劇的家族問題を取り上げる。

問題の発端となった宣祖のコンプレックスと人格については、最近のドラマ「王の顔」や「懲録」の中で繰り返し表現されている。そんな父親のとばっちりを真面に受けたのが光海君で、名君の素質を備えながら、途中降坂を余儀なくされた。腹違いの妹、貞明王女をその母親の仁穆王后と共に幽閉に追いやらねばならなかった光海君の立場と苦悩がいか程であったかは想像に難くない。

光海君の立太子と即位を死ぬまで妨害し続けた仁嬪金氏の怨念は、孫の仁祖に乗り移り、光海君を廃位に追い込むことに成功した。即位した仁祖は、仁嬪王后と貞明王女を幽閉から解き、復権させた上で、昌徳宮に住まわせることで、クーデタの大義名分の一つである「孝」を果たした。だが、祖父の宣祖と同様に正統な王でないコンプレックスに悩み、人格の歪んだ仁祖は、自分の子や孫に対して人倫の欠片もない悲劇を再生する。

演出 キム・サンホ、チェ・ジョング
脚本 キム・イヨン(イ・サン、トンイ、馬医などを執筆)

出演者たち

チャ・スンウォン 第15代国王光海君

イ・ヨニ 貞明公主(宣祖と仁穆王后の嫡出王女であり、永昌大君の姉。父王の死後、母親と共に西宮に幽閉され、死者のように生きる運命を背負う)

キム・ジェウォン 仁祖

ソ・ガンジュン ホン・ジュウォン(貞明王女の夫になる人。二人の子孫に正祖の母親である恵景宮洪氏、その父親の洪奉漢、叔父の洪仁漢、洪国榮、その妹の元嬪洪氏などがいる)

ハン・ジュワン カン・イヌ

チョ・ソンハ カン・ジュソン

シン・ウンジョン 仁穆王后(後に仁穆大妃)(宣祖の二番目の王妃。貞明王女の母)

チョン・ジンソ 永昌大君(幼くして父王の後ろ盾を失い、光海君の取り巻きたちによって幽閉先で蒸し殺しにされる)

チェ・ジョンファン 臨海君(光海君の実兄。粗暴な性格のために父王から疎まれ、光海君の前途に邪魔となり、殺される)

キム・ヨジン キム・ゲシ(光海君の愛人で、知恵袋的存在。光海君政治のコーディネーターを務める)

チョン・ウンイン イ・イチョム(キム・ゲシと共に光海君の右腕となって、政策を実行する)

パク・ヨンギュ 第14代国王宣祖


タイトルの「華政」について

宣祖から仁祖までの時代に特筆すべきは、王妃と側室たち、その周辺の家族たちの間で女の闘い・家族の諍いが熾烈に繰り広げられ、国政にまで影響を与えたことである。タイトルの「華政」は、このあたりに由来するようである。以前JTBCで放送された「花たちの戦争」とは、時代も人物もほとんど共通し、二つのタイトルに同じような意味が込められているようである。華には光とか花の意味があり、女性の隠喩と解される。政は政治のこと。「女たちの政事または政争」と解釈することが出来る。

火器都監

このドラマの中で描かれる王室の専門職集団の一つで、銃砲を製作するために設置された兵曹(兵部)所属の機関。1592年に始まった文禄慶長の役で豊臣秀吉の日本軍が使用した火縄銃に衝撃を受けた朝廷は鳥銃庁を作り、銃砲の製造を試みた。光海君が即位すると、北胡の清国勢力が拡大したため、それを防御するために鳥銃庁を火器都監と改称し、火器の製造に本格的に取り組んだ。
posted by rekishinootoshimono at 04:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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