2015年02月21日

輝いたり狂ったり(光か狂か)

輝いたり狂ったり

1月19日から始まったMBCの24話もの歴史ドラマ。。
高麗初期、王朝の政治基盤を確立した第四代光宗の青年時代を描く。高麗を建国した太祖王建は、多くの豪族と婚姻同盟を結び、30人に近い妻を娶り、王子だけでも25人をもうけた。そのため、建国後、有力豪族たちの政治的介入と権力闘争が絶えず、何者かに暗殺された太祖の後を継いだ2人の王子たちは豪族の言いなりで、王権が弱体化した。太祖の四男で、呪われた王子として生まれた王昭(ワン・ソ)は、生前の父王から豪族の排除と千年高麗の基盤造りを頼まれ、太祖の秘密武装組織を受け継いだ。父王暗殺の主犯探しの過程で出会った渤海の姫君で、王家から捨てられた後、有力商人に成長したシン・ユルとのロマンスも描かれる。シン・ユルを演じるオ・ヨンソは、昨年のMBC演技大賞で大賞を逃したものの、最優秀演技賞に選ばれた女優で、今回もその存在感が際立ち、演技も光っている。ワン・ソを演じるチャン・ヒョクとの息がぴったり合っている。

兄の後継で第四代王に上ったワン・ソこと光宗は、朝鮮半島で初めて官吏登用試験である科挙制度を取り入れ、能力重視の人材選びを図った。豪族や建国功臣たちの横暴を防ぐための対策であった。

光宗を「クワンジョン」と発音する。「クワン」と発音する「光」と「狂」は同音異義語で、これがドラマのタイトルを成している。実際、国王になってからの光宗は、見方によっては、王朝の基礎造りに多くの政治改革を行った「光」の面と、大勢の反対派を殺した暴君としての「狂」の面を見せた。

演出: ソン・ヒョンソク、ユン・ジフン
脚本: クォン・インチャン、キム・ソンミ

出演

チャン・ヒョク  王昭(ワン・ソ)(後の第四代光宗。高麗太祖王建の四男で、母親は太后の忠州劉氏。父王の成しえなかった遺志を継いで、強く永続する高麗の基礎を作るために活躍する)

オ・ヨンソ  シン・ユル(渤海最後の姫君であるが、殺されそうになるところを乳母に助けられた。中原に逃れ、有能な商人に成長し、ワン・ソと運命的に出会う。ワン・ソにとって幸運をもたらす女性)

イ・ハニ  皇甫(ファンボ)ヨウォン(太祖と第四夫人皇甫氏との娘。王旭の姉。ワン・ソの夫人であると同時に異母姉にあたる。自分の家門皇甫氏から王を出すことに執念を燃やす)

イム・ジュファン  王旭(ワン・ウク)(太祖王建の五男で、ファンボ・ヨウォンの実弟。ワン・ソと王位継承を争うが、形勢不利と見るや身の処し方を改め、生き延びることが出来た。千秋太后の父親となる)

イ・ドックワ  ワン・シンニョム(王建の従弟で、太祖亡き後の実権を握り、後継王たちを思いのままに操る。太祖の暗殺主犯)

リュ・スンス  第三代定宗。本名はワン・ヨ。ワン・ソとは同腹の兄で、王権を取り戻そうともがくが、果たせず、毒殺される。弟のワン・ソに王位を継がせる決意をする。

ナ.ジョンチャン  セウォン(ワン・シンニョムの護衛であるが、皇甫ヨウォンとも深い関係のある剣の使い手)

キム・ネハ  ウンチョン(ワン・ソの忠臣で、秘密組織の実行者)

高麗時代の婚姻

儒教を国の根幹となす朝鮮王朝が成立すると、近親婚は禽獣的風習として排除され、発生地を同じくする同姓間の結婚も禁止された。ところが、仏教中心の高麗時代までの朝鮮半島では、近親婚が行われていた。特に、王室内では兄弟姉妹間の婚姻が普通とみなされていた。国王の娘である姫は、母親の姓を名乗り、母親の異なる兄弟姉妹間の婚姻で、王族の尊い血のつながりを重要視した。ワン・ソも父親が同じでも腹違いの姉を妻に迎えていた。

太祖王建夫人の忠州劉氏と黄州皇甫氏

太祖王建の大勢の夫人たちの中で、第三夫人の忠州劉氏と第四夫人の黄州皇甫氏が有力豪族の出で、両勢力が王位継承をめぐって競い合った。太祖の五男で、ワン・ソの弟にあたる王旭は、母親が皇甫氏で、千秋太后とその妹の父親であった。皇甫二姉妹は、伯父にあたる光宗の息子で、従兄にあたる第五代景宗の妃となり、千秋太后の息子が第六代穆宗であった。彼が部下の康兆(カン・ジョ)に殺害されると、忠州劉氏系の王統が途絶えた。皇甫氏系の王旭(ワン・ウク)の子が後を継いだが、一代限りで、王旭の弟で新羅系の王郁(ワン・ウク)の子孫がその後の歴代王に就いた。
posted by rekishinootoshimono at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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