
今年は韓国映画最大危機の年であったと言われる。そんな中、今後の韓国映画の生命力を試すかと思われる作品が注目を集めた。7つの部門で受賞した「追撃者」である。監督のナ・ホンジンは、監督賞、新人監督賞、脚本賞の三冠を獲得している。主演男優賞を受賞したキム・ユンソクは、この賞を含めた六つの映画賞で主演男優賞に輝いた。今年は、全国で500万人以上の観客を動員した「追撃者」とキム・ユンソクの年であったと誰もが認める。

シン・ヨンギュンは、ソウル大学の歯学科を出て、歯医者をしながら映画に出演していたと、自ら受賞所感の中で語っていた。小学生の時の俳優になる夢を果たせたことに満足しているとも語った。
受賞者と作品
最優秀作品賞: 「追撃者」(映画社「絹の道」作品)
監督賞: ナ・ホンジン(追撃者)
主演男優賞: キム・ユンソク(追撃者)
主演女優賞: コン・ヒョジン(ミス赤顔)
助演男優賞: パク・ヒスン(セブン・デイズ)
助演女優賞: キム・ジヨン(我が人生最高の瞬間)
功労賞: シン・ヨンギュン
新人監督賞: ナ・ホンジン(追撃者)
新人男優賞: カン・ジファン(映画は映画だ)
新人女優賞: ソ・ウ(ミス赤顔)
脚本・脚色賞: ナ・ホンジン(追撃者)
編集賞: キム・ソンミン(追撃者)
撮影賞: イ・モゲ(いい奴、悪い奴、おかしな奴)
照明賞: イ・チョロ(追撃者)
音楽賞: パン・ジュンソク(Go go 70)
音響賞: キム・ギョンテ、チェ・テヨン(いい奴、悪い奴、おかしな奴)
美術賞: チョ・ファソン(いい奴、悪い奴、おかしな奴)
視覚効果賞: チョン・ドゥホン、故チ・ジュンヒョン、ホ・ミョンヘン(いい奴、悪い奴、おかしな奴)
短編映画賞: キム・ゴン監督(豚とシェークスピア)
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