2008年08月25日

北京終わって見れば、すでにロンドンがそこに


イギリス国旗8月24日をもって北京五輪が華麗な式典を最後にその幕を下ろした。様々なドラマやストーリーを残した万国体育祭は、二階建てバスの一団にそのバトンを手渡し、ベッカムが次期オリンピックのキック・オフを宣言した。

開催国の中国は国別メダル獲得ランクでとうとう首位を占めた。その後に米国、ロシアと上位常連国が並んだが、その次の四位に座ったのは、何と2012年の次期オリンピック開催国、英国であった。メダル強国ドイツを抜いての大躍進振り。イギリスのオリンピック開催にかけるかつてない熱意が感じられる。終わって見ると、イギリスの存在が急浮上した北京大会であった。

オリンピック開催権を獲得するために、派手に誘致を進めるパリ市の後ろで着々と勝機を整えていったイギリスは、この頃からすでにロンドン開催を念頭においてメダル獲得順位にこだわり始めていたと思われる。多分プロジェクトを立てて選手強化を進めていたのであろう。前回のアテネの時にすでにその芽が出ていた。金9個、銀9個、銅12個、合計30個で上位圏には入っていた。そして、今回の大会では金19個、銀13個、銅15個、合計47個の第四位。

イギリスは1896年の近代五輪第一回大会以来の参加国で、1908年と1948年にロンドンが開催地となった。1908年の大会では金55個、銀46個、銅35個、合計136個を獲得して第一位に輝いている。その後、メダル数が減少して行き、1948年の大会では、開催国であるにも拘らず、金3個、銀14個、銅6個、合計23個とあまり振るわなかった。第二次世界大戦後のイギリスの経済力衰退と比例するかのように、オリンピックの成績は毎回低迷し続けてきた。

サッチャー以降の経済改革が功を奏して、イギリスは今、欧州の中で好景気を謳歌する国の一つとなっている。かつての世界帝国の栄光を再現しようとするかのように、今、大会ホスト権を獲得したイギリスは、オリンピックにおいても昔の栄光の夢を追い求めているようである。水泳競技用の驚異の水着メーカー、スピード社の存在もそんなイギリスの野心を裏づけしていると言っても過言ではない。

イギリスが伝統的に得意とする種目は、陸上、乗馬、水泳、ボートやセーリングなどの水上競技、ボクシング、自転車など。今回の大会では、体操や柔道、テコンドなどでもメダルを獲得するか、入賞している。
posted by rekishinootoshimono at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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