2014年09月29日

三銃士


8月17日からケーブルチャンネル・衛星放送のtvNが放送中のアクション時代劇。
三銃士アレクサンドル・デュマの超ロングラン小説「三銃士」と朝鮮王朝の王世子たちの中で最も悲劇的でドラマチックに生きた昭顕世子(ソヒョン・セジャ)の物語を一つにまとめて、まったく新しい韓国的「三銃士」を再創造したドラマとなっている。ルイ14世の父王であるルイ13世治世下のフランスでダルタニャンが活躍した17世紀の同じ頃、極東の朝鮮でも昭顕世子が激動の時代を生きていた。
ストーリーは、女真族の清が朝鮮に侵攻する丙子胡乱の直前、戦雲が立ち込める1636年に始まり、昭顕世子が父王の命で毒殺の危機に見舞われる1646年までの10年にわたる主人公たちの運命を描く。戦争、中国大陸での人質生活、明・清・朝鮮三国間の熾烈な外交戦、武士たちの迫真感あふれる激闘などを盛り込んだ一大叙事詩である。

演出  キム・ビョンス
脚本  ソン・ジェジョン

配役

チョン・ヨンファ  パク・タリャン(ダルタニャン)

イ・ジヌク  昭顕世子(アトス)

ヤン・ドングン  ホ・スンポ(ポルトス)

チョン・ヘイン  アン・ミンソ(アラミス)

ソ・ヒョンジン  世子夫人カン・ユンソ(アンヌ王妃)

キム・ミョンス  第16代国王仁祖(昭顕世子の父)(ルイ13世)

パク・ヨンギュ  金自点(キム・ジャジョム)(リシュリュー枢機卿)

チョン・ノミン  崔鳴吉(チェ・ミョンギル)(トレビル卿)

ユ・イニョン  趙美寧(チョ・ミリョン)(ミレディー)

キム・ソンミン  龍骨大(ヨンゴルテ)(バッキンガム公爵)

パク・ソンミン  ノ・ス(ロシュフォール伯爵)

特別出演
チョン・ユソク  燕厳・朴趾源(ヨナム・パク・チウォン)(物語の語り部)

龍骨大(ヨンゴルテ)

女真族が建国した清の将軍。国王仁祖が最も恐れ、苦手とした相手。三田渡の屈辱を仁祖に強いた張本人である。本名は、タタラ・イングルダイ(Tatara Inggludai)という。
仁祖の長男である昭顕世子とは、心が通じ合い、友情を育んだ。世子が仁祖に毒殺されると、再び朝鮮に攻め込み、世子の仇を討とうと考えたほどである。
posted by rekishinootoshimono at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月28日

秘密の門


秘密の門副題は「儀軌殺人事件」。
9月22日から放送が始まったSBSの歴史ドラマである。
舞台は18世紀中ごろ、第21代英祖の時代。強力な王権を志向した国王とその息子で、身分による貴賤の区別のない「公平な世」を主唱した思悼世子(サドセジャ)ことイ・ソンが葛藤する中、父親は息子を死に追いやることになる。思悼世子の死をめぐる秘密を架空の登場人物である女流名推理作家、ソ・ジダムが明らかにしていく。物語は、世子の肖像画を担当する宮廷画家の謎の死から始まる。

英祖は、トンイを母親にして生まれた粛宗の四男で、病弱な腹違いの兄、景宗の後を継いで王位に上った。母親が賤しい身分の出であったため、生涯コンプレックスを抱き続け、自分の王位継承を支持した政治勢力の老論に頭が上がらなかった。そのために強力な王権を目指すことになる。それに対して、息子のイ・ソンは、制約なしに国政に向き合える立場にあった。彼の民主主義的な考えは、老論派と父王から危険視され、老論と対立する少論派に支えられた。老論と少論の権力争いに巻き込まれて、父と子が対立し、挙句の果てに父が息子を死なせるという悲劇を招いた。
コンプレックスの塊で、アクの強い英祖を演じるのは、「根の深い木」で国王世宗に扮して以来2度目のテレビ出演となるハン・ソッキュ

思悼世子の協力者となるが、彼の死後、その謎に挑むことになる天才推理作家のソ・ジダムを、名子役を脱して大人の女優に変身したキム・ユジョンが演じる。

脚本を書くのは、「不滅の李舜臣」、「黄真伊」などを手掛けたユン・ソンジュ作家。

演出はキム・ヒョンシクPD。

キャスト

ハン・ソッキュ  英祖(粛宗の四男で、朝鮮王朝第21代国王)

キム・ユジョン  ソ・ジダム(天才的な能力を備えた推理小説作家で、思悼世子の協力者)

イ・ジェフン  思悼世子イ・ソン(英祖の次男で悲運の王世子。正祖の父親)

キム・ミンジョン  ナ・チョルチュ(朝鮮剣契界のあらゆる実力者を制圧した剣契の中の剣契)

チェ・ウォニョン  チェ・ジェゴン(弘文館の学者官僚で、世子の右腕として政務を処理する)

パク・ウンビン  思悼世子の正妃洪氏(正祖の生母で、後に恵慶宮洪氏と呼ばれる。「閑中録」を書き残す)

キム・チャンワン  キム・テク(老論派の重鎮で、領議政を務める。思悼世子とは際限なく対立する)

ソ・ジュニョン  シン・フンボク(思悼世子とは身分を超えた友であり、秘密を抱えた宮廷画家。その秘密のため何者かによって暗殺される)

パク・ヒョジュ  ウンシム(芙蓉斎の行首で、ソ・ジダムの協力者)

イ・ウォンジョン  パク・ムンス(少論の実力者でありながら、自党派の利益よりも民の安泰を優先することの出来る人物)

儀軌

朝鮮王室にて国家の重要行事がある時、後世に参考として残す記録文書である。宮廷画家たちが行事の手順を色彩豊かに事細かく描き残している。朝鮮王朝の太祖の時代から始められているが、この儀軌の一部が20世紀初頭、朝鮮総督府により日本に持ち去られている。その返還交渉の過程が近年ニュースになった。2007年6月、世界記録遺産に登録されている。

剣契(コムゲ)

「刀を差して歩く集団」という意味の、朝鮮王朝後期の暴力組織である。粛宗の時代に初めてその存在が朝廷に知られるようになった。元々は葬礼費用を集める目的で結成された契(頼母子講または秘密組織)の香徒契から出発したとされる。剣契の主な仕事は、殺人、暴行、強奪、略奪などで、今でいう組織暴力団のようなことをしていた。ドラマ「トンイ」の父親が剣契の首領であったことが記憶に新しい。
posted by rekishinootoshimono at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする